2026/02/01
介護職の連続夜勤は本当に大丈夫?限界を感じたら知ってほしい法律・健康リスク・転職という選択肢
介護職として働いていると、
「人手不足だから」「夜勤できる人が少ないから」
そんな理由で、夜勤が連続して組まれることは珍しくありません。
最初は
「稼げるし仕方ない」
「みんなやっているから自分も頑張らないと」
そう思って耐えていても、連続夜勤が続くにつれ、
-
夜勤明けの日勤が異常につらい
-
家に帰っても眠れない
-
常にイライラする
-
体調不良が当たり前になってきた
こうした状態に心当たりが出てくる人は非常に多いです。
この記事では、介護職の連続夜勤はどこまで許されるのか・法律的な考え方・心身への具体的なリスク・限界を感じたときの対処法
そして、無理を続けないための転職という選択肢まで、分かりやすく解説します。
今まさに「しんどい」と感じている方ほど、ぜひ最後まで読んでください。
介護職の連続夜勤に「法律上の上限」はあるのか?
結論から言うと、介護職の夜勤連続回数に、明確な法律上の上限はありません。
これを知って、「じゃあ何回でも入れられるの?」と不安になる方も多いでしょう。
ただし、無制限に許されているわけではありません。
法律で重視されるのは「安全配慮義務」
介護施設の事業者には、職員の安全と健康に配慮する義務(安全配慮義務)があります。
夜勤はそれ自体が身体的・精神的負担の大きい勤務形態です。
それが連続すれば、疲労は確実に蓄積します。
そのため、業界では一般的に、
-
連続夜勤は2回までが目安
-
連続3回以上は避けるべき
とされています。
これは法律の条文に書かれている数字ではありませんが、安全配慮義務の観点から見て「妥当」とされているラインです。
夜勤明けの「休息時間」はどれくらい必要?
連続夜勤で特に重要なのが、夜勤明けの休息時間です。
最低でも11時間以上の休息が必要
勤務と勤務の間には、最低11時間以上の休息時間を確保することが望ましいとされています。
例えば、
-
夜勤終了が翌朝9時
-
次の勤務がその日の夕方17時
このようなシフトは、休息時間が足りず、心身の回復が追いつきません。
「夜勤明けなのに、そのまま日勤」
「夜勤明けに研修や会議が入る」
こうした勤務が常態化している場合、かなり危険な状態と言えます。
夜勤1回あたりの拘束時間にも注意
介護職の夜勤は、
-
夕方16時〜翌朝9時
-
拘束時間16時間前後
になるケースも少なくありません。
法律上は、変形労働時間制が適用されていれば可能ですが、
-
できれば13時間以内に抑える
-
休憩がしっかり確保されている
ことが望ましいとされています。
休憩なしの夜勤は違法
労働基準法では、
-
6時間を超える勤務:45分以上の休憩
-
8時間を超える勤務:1時間以上の休憩
が義務付けられています。
「夜勤は忙しくて休憩なんて取れない」
「仮眠できないのが当たり前」
もしそれが常態化しているなら、明確な法律違反です。
夜勤協定とは?月8〜10回が目安と言われる理由
多くの介護施設では、事業者と職員の間で夜勤協定が結ばれています。
これは、
-
夜勤回数
-
人員配置
-
勤務負担の調整
などを定めるためのものです。
一般的な目安としては、
-
月8〜10回程度まで
とされることが多く、これを大きく超える場合は、身体への負担がかなり大きくなります。
育児・介護中の人は「深夜業の制限」を請求できる
見落とされがちですが、
-
小さな子どもを育てている
-
家族の介護をしている
こうした状況にある職員は、22時〜5時の深夜業を制限してもらう権利があります。
「言いづらいから我慢している」という人は非常に多いですが、請求は正当な権利です。
連続夜勤がもたらす本当のリスク
「夜勤がつらいのは当たり前」
「慣れれば何とかなる」
そう思って無理を続けていませんか?
実は、連続夜勤は身体と心の両方に深刻な影響を与えます。
睡眠負債がどんどん蓄積していく
夜勤明けは、日中に眠ることになりますが、
-
外が明るい
-
騒音がある
-
家族の生活音
こうした環境で、夜と同じ質の睡眠を取るのはほぼ不可能です。
結果として、
-
眠ったはずなのに疲れが取れない
-
常に眠い
-
集中力が落ちる
いわゆる睡眠負債が蓄積していきます。
連続夜勤では、この回復が追いつかないまま次の勤務を迎えるため、負担は一気に増大します。
自律神経・ホルモンバランスの乱れ
人間の身体は、「夜に寝て、朝に起きる」というリズムで作られています。
連続夜勤は、この体内時計を強制的に壊します。
その結果、
-
自律神経の乱れ
-
ホルモンバランスの崩れ
が起こりやすくなり、
-
高血圧
-
糖尿病
-
消化不良
-
動悸やめまい
といった症状が出ることもあります。
精神的な不調・うつのリスク
連続夜勤が続くと、
-
気分が落ち込む
-
何も楽しく感じない
-
仕事への意欲がなくなる
こうした精神的な不調も現れやすくなります。
介護職はもともと、
-
責任が重い
-
感情労働が多い
仕事です。
そこに睡眠不足と疲労が重なることで、うつ状態に陥るリスクは決して低くありません。
最悪の場合、命に関わることも
慢性的な生活リズムの乱れは、
-
脳血管疾患
-
心疾患
といった、命に関わる病気のリスクも高めると言われています。
「ちょっとしんどいだけ」
と軽く考えていい問題ではありません。
連続夜勤がしんどいときの具体的な対処法
まずはシフトの相談をする
一番最初にすべきことは、上司や管理者への相談です。
-
連続夜勤を減らしてほしい
-
夜勤回数を調整してほしい
体調不良を理由にすることは、決してわがままではありません。
睡眠環境を徹底的に整える
どうしても夜勤が避けられない場合は、
-
遮光カーテン
-
アイマスク
-
耳栓
-
室温・湿度の調整
など、日中でも眠れる環境を作りましょう。
夜勤明けの過ごし方を見直す
夜勤明けに、
-
ダラダラ長時間寝すぎる
-
何も考えず夜更かしする
これは逆効果になることもあります。
短時間の仮眠と、その日の夜に早めに眠るなど、自分なりのリズム作りが大切です。
それでも限界を感じたら「環境を変える」という選択
ここまで対策しても、
-
夜勤が減らない
-
相談しても改善されない
-
体調が明らかに悪化している
そんな場合、自分を守るために環境を変えることを真剣に考えるべきです。
介護職は、
「どこも同じ」
「我慢するしかない」
と思われがちですが、実際は違います。
夜勤が少ない・ない職場は確実に存在する
介護業界には、
-
夜勤専従を選べる
-
日勤のみの正社員
-
夜勤回数が少ない施設
など、働き方の選択肢があります。
ただし、自分一人で探すと、
-
情報が偏る
-
ブラックな職場を引いてしまう
リスクも高くなります。
リニューケアで「無理しない働き方」を見つける
求人サイトリニューケアでは、
-
夜勤回数
-
シフト体制
-
職場の実情
まで把握した求人を紹介しています。
「今すぐ転職するつもりはない」
「まずは相談だけしたい」
それでも問題ありません。
今の職場が普通なのか、それとも無理をさせられているのか、客観的に知るだけでも価値があります。
まとめ|連続夜勤を我慢し続ける必要はない
介護職の連続夜勤には、
-
明確な法的上限はない
-
しかし2回までが目安
-
3回以上は心身へのリスクが高い
という現実があります。
「しんどい」と感じているなら、それはあなたが弱いからではありません。
身体と心が出している正当なSOSです。
無理を続けて壊れてしまう前に、働き方を見直す選択肢があることを、どうか忘れないでください。
リニューケアは、あなたが長く、安心して介護職を続けるための味方です。
まずは情報収集からでも大丈夫です。
あなた自身を大切にする一歩を、今日から踏み出してみませんか。
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