2025/10/19
介護職は“体が資本”!今日からできる体調管理のコツと続けるための習慣づくり
介護の仕事は、人の「生活」を支える大切な仕事です。
その分、体も心もフル稼働する職業でもあります。
しかし、自分の健康を犠牲にして働き続けると、ある日突然「腰が痛くて動けない」「体調を崩して休みがち」「気持ちが沈んで職場に行くのがつらい」
そんな状態に陥ってしまうことも。
介護職にとって体調管理はスキルのひとつ。
自分の健康を守ることは、利用者さんを守ることにもつながります。
この記事では、介護職の方が実践できる「体調管理の具体的な方法」を、分かりやすくご紹介します。
1. 感染症予防は“自分も利用者も守る第一歩”
介護の現場では、利用者さんの体調を守るためにも感染症対策は欠かせません。
特に冬場のインフルエンザやノロウイルス、近年では新型コロナウイルスの影響もあり、感染症リスクは年々高まっています。
毎日の小さな習慣がカギ
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手洗い・うがい:こまめに行い、感染経路を遮断します。
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マスク・手袋の着用:必要に応じて活用。特に排泄介助や清掃時は必須。
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ワクチン接種:インフルエンザや新型コロナなど、接種できるものは積極的に。
体調が悪いときは無理をしない勇気を
「人手が足りないから休めない…」と無理をする方も多いですが、感染症を広げてしまうリスクを考えると、休むのも責任ある行動です。
体調に違和感があれば、早めに上司へ報告・相談を。
2. 腰痛予防は「未来の自分への投資」
介護職の代表的な悩みが「腰痛」。
腰痛は“職業病”と思われがちですが、正しいケアで防ぐことができます。
体を守るポイント
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ストレッチを習慣に:仕事前・後に肩や腰、太ももを中心にほぐす。
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入浴後のストレッチ:血流がよくなっている時間がベスト。
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正しい姿勢で介助する:腰を曲げるのではなく、膝を曲げて体全体で支える。
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体を温める工夫:冷えは筋肉の硬直を招き、腰痛悪化の原因に。
「運動は苦手…」な人におすすめ
激しい運動は必要ありません。
ウォーキング・ヨガ・軽い筋トレなど、続けられることを取り入れるだけで十分です。
特に「腹筋・背筋をバランスよく鍛える」ことで、腰への負担を軽減できます。
筋トレを始めるなら、仕事後に5分でできる「介護職向けストレッチ&筋トレ動画」を観るのもおすすめ。
3. メンタルケアは“気づいたとき”がスタートライン
介護の現場では、「心の疲れ」が積もりやすい環境です。
利用者の急変、人間関係、夜勤による生活リズムの乱れ。
どれも少しずつストレスを蓄積させます。
ストレスをため込まないコツ
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休憩は“取る”ものではなく“計画する”もの
短時間でも一息つく時間を意識的に確保しましょう。 -
趣味やリフレッシュの時間を大切に
休日は“仕事以外の自分”に戻ることが大切。 -
信頼できる人に相談する
上司・同僚・家族・友人、誰かに話すだけでも気持ちが軽くなります。
心のSOSを見逃さない
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朝起きるのがつらい
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笑えなくなった
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ミスが増えた
これらはメンタル不調のサインです。
無理をせず、専門家(産業医や心療内科)への相談も検討しましょう。
4. 食生活を整えて「疲れにくい体」をつくる
体の元気は、毎日の食事から。
忙しい介護職ほど、コンビニ食や外食に頼りがちですが、少しの工夫で体調は大きく変わります。
すぐにできる食習慣改善
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朝食を抜かない:脳と体のエネルギー補給に。
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1日3食を意識:不規則な勤務でもなるべくリズムを崩さない。
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主食・主菜・副菜のバランスを意識:ビタミン・ミネラル・たんぱく質をバランスよく。
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水分補給を忘れずに:カフェインよりも水・お茶でこまめに。
「夜勤中の食事がつらい」という人は、消化の良い軽食(おにぎり・バナナ・ヨーグルト)を上手に活用しましょう。
5. 睡眠の質を上げて“回復力”を高めよう
睡眠は、体と心をリセットする時間です。
しかし、介護職は夜勤や不規則勤務が多く、慢性的な睡眠不足に悩む人も少なくありません。
良い睡眠を取るポイント
-
寝る前のスマホ・テレビを控える
ブルーライトは眠りを浅くします。 -
休日も寝る・起きる時間を大きく変えない
体内時計の乱れを防ぐ。 -
ぬるめの湯にゆっくり浸かる
リラックス効果で入眠がスムーズに。
夜勤明けは「短時間でも深く眠る」ことを意識し、アイマスクや耳栓で環境を整えるのもおすすめです。
6. 定期的な健康診断で「見えない不調」を防ぐ
健康診断は“会社の義務”であると同時に、“自分のため”でもあります。
特に介護職は体を使う仕事だからこそ、年1回の健康チェックで異変を早期発見することが重要です。
さらに、時間や経済的に余裕がある方は人間ドックの受診も検討を。
「何もない」という確認が、安心感にもつながります。
7. 体調不良を感じたら「報告・相談・休む」をためらわない
体調を崩したときに一番大切なのは、“我慢しない”こと。
「迷惑をかけたくない」「代わりがいない」と思って無理をすると、結果的に周囲にも負担をかけてしまいます。
-
発熱・咳などの感染症症状 → すぐ報告&出勤ストップ
-
腰痛など身体的な痛み → 医療機関を受診
-
メンタル不調 → 上司・産業医・専門機関に相談
「自分の限界を知ること」も、プロとして大切なスキルの一つです。
8. 健康でいるための職場選びも大切
どんなに頑張っても、人員不足や過重労働の職場では健康を維持するのは難しいもの。
もし「このまま続けたら壊れてしまいそう」と感じたら、職場環境を見直すことも勇気ある選択です。
自分に合った職場に出会うには
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夜勤の少ない職場を探す
-
人間関係が良好な施設を選ぶ
-
有給や休憩が取りやすい環境を重視する
「リニューケア」では、介護資格を持つ方専用の転職サポートを実施しています。
あなたの希望や体調に合った働き方を、専任のキャリアアドバイザーが一緒に考えます。
まとめ:健康を守ることが、介護を続ける力になる
介護職にとって体調管理は、“働き続ける力”そのもの。
感染症予防・腰痛ケア・メンタルケア・食事・睡眠
どれも小さな積み重ねですが、あなた自身の未来を守るための大切な習慣です。
無理をしすぎず、自分をいたわることから始めましょう。
そして、「もっと自分らしく、健康に働ける職場を探したい」と思ったときは、ぜひ一度【リニューケア】の無料相談を活用してください。
あなたの健康と笑顔が、何よりも大切です。
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