2025/10/28
【要注意】介護職の転職で「中抜き」提案されたら危険!中抜きの実態とトラブル回避法
「紹介料を払うくらいなら、その分あなたの給料に上乗せします」
もし転職先の施設からこんな言葉をかけられたら、一瞬心が揺れますよね。
しかし、それは危険な「中抜き」の誘いかもしれません。
中抜きとは、転職エージェントを通さずに、施設と直接契約してしまう行為のこと。
一見お得に見えても、法的リスク・トラブルの温床になる非常に危険な行為です。
この記事では、介護業界で実際に起きている「中抜き問題」の実態や、なぜ避けるべきなのか、どう防げるのかを分かりやすく解説します。
さらに、安心して転職できる方法も紹介します。
中抜きとは?介護業界でも増えている危険な手口
中抜きの仕組み
転職エージェントは、求職者(あなた)と介護施設の間を仲介し、マッチングを行うサービスです。
施設が人材を採用すると、エージェントに「紹介手数料(採用者の年収の20〜30%ほど)」を支払う仕組みです。
ところが、一部の施設がこの手数料を避けるために、求職者へ直接連絡して契約を結ぼうとするケースがあります。
これが「中抜き」です。
「紹介料の分をあなたの給与に上乗せするから、エージェントには“辞退した”って伝えて」
そんな甘い言葉が典型的な中抜きの誘いです。
中抜きが違法・危険とされる理由
一見、「給料が上がるならいいじゃない?」と思うかもしれません。
しかし、中抜きには深刻なリスクが潜んでいます。
1. 契約違反にあたる
多くの転職エージェントは、「紹介後○か月以内の直接交渉禁止」といった契約を施設と結んでいます。
中抜きはこれを破る行為です。
発覚すれば、施設側に損害賠償(手数料相当額)が請求される可能性があります。
2. 求職者自身も巻き込まれる
施設が中抜きを持ちかけている時点で、法令順守意識が低いことが多く、「聞いていた条件と違う」「給与が下げられた」「労働環境が最悪だった」などのトラブルも後を絶ちません。
3. 転職エージェントの信頼を損ねる
中抜きが発覚すると、あなた自身も「契約違反に関与した」と見なされる可能性があります。
今後の転職支援を受けづらくなるリスクもあります。
実際に起きた“中抜き”の誘いとトラブル例
ケース①:「給料を増やすから直接来て」と言われた
Aさん(30代介護福祉士)は、ある特養の面接後に施設長から電話でこう言われました。
「紹介会社を通さず来てくれたら、手数料分を上乗せして給料を出すよ。」
一見お得に見えますが、Aさんは不安に思い、転職エージェントに相談。
結果、その施設は過去にも複数回、中抜きを持ちかけていたことが判明しました。
エージェント経由で正式に断ったことで、トラブルを回避できたケースです。
ケース②:直接契約後に条件が変わった
Bさん(40代介護職員)は、施設の誘いを受けて直接契約しました。
ところが、入社後に提示された給与が「面接時より3万円低い」。
抗議しても「そんな約束はしていない」と取り合ってもらえず、結局すぐ退職する羽目に。
このように、中抜きで入社した場合、契約書や証拠が曖昧になりやすく、泣き寝入りするケースも少なくありません。
中抜きを持ちかける施設の共通点
中抜きをする施設には、ある共通点があります。
要するに「人材にお金をかけたくない」「ルールを軽視している」施設です。
労働環境の悪さ
- 
長時間労働・休日が少ない 
- 
サービス残業・休日出勤が常態化 
- 
有給が取れない、シフトが強制される 
給与や待遇の不透明さ
- 
給与体系が曖昧、残業代が支払われない 
- 
求人票と実際の給与が違う 
- 
昇給制度がない、手当が削減される 
人間関係や管理体制の問題
- 
パワハラ・セクハラが横行 
- 
精神論・根性論で問題を片付ける 
- 
責任の所在が不明、相談窓口が機能していない 
教育・研修制度がない
- 
新人教育が放任状態 
- 
資格取得支援なし 
- 
スキルアップの機会が乏しい 
離職率が高い
- 
常に求人を出している 
- 
採用後すぐに辞める職員が多い 
- 
定着率を改善しようとしない 
こうした特徴がある施設は、「人を大切にしていない」証拠です。
短期的には給料が少し上がっても、長期的に見れば働き続けるのが難しい環境です。
中抜きがバレる仕組み ― 逃げ切ることは不可能
中抜き行為は、意外な形で発覚します。
施設側が「口止め」しても、次のようなルートで明るみに出ることが多いです。
1. 求職者からの申告
良心の呵責や不安から、求職者自身がエージェントに報告するケース。
2. 企業の不自然な行動
選考の進行中に施設が急に連絡を絶つ、採用データに齟齬があるなど、不審な行動で発覚。
3. 書類・記録の証拠
契約書や経費精算の記録などに「直接契約の痕跡」が残り、調査で判明。
4. 担当者の異動でバレる
採用担当者が変わった際に、過去の中抜き履歴が社内共有されることもあります。
つまり、中抜きは「バレない」ことはほぼないのです。
中抜きが発覚した場合のリスク
中抜きが発覚した場合、次のような結果を招きます。
施設側のリスク
- 
紹介手数料相当の損害賠償請求(数十万〜百万円単位) 
- 
契約解除・取引停止 
- 
社会的信用の失墜 
求職者側のリスク
- 
エージェントからサポート停止 
- 
転職市場での信頼低下 
- 
入社後の条件トラブル・給与未払いなど 
結果として、得をするのは誰もいないのが中抜きの実態です。
中抜きを防ぐための3つのポイント
施設から直接連絡があっても応じない
「内定したい」「早く転職したい」という気持ちは理解できますが、連絡があった場合は必ず転職エージェントに相談してください。
契約書をしっかり確認
エージェントとの契約書や利用規約には「直接交渉の禁止」が明記されています。
必ず読んで、自分がどんな立場なのかを理解しておきましょう。
信頼できる転職エージェントを利用する
質の低いエージェントだと、企業との関係管理がずさんで、中抜きリスクが高まります。
リニューケアのように、介護専門で企業審査を徹底しているエージェントを選ぶことが大切です。
もし中抜きの誘いを受けたらどうする?
- 
すぐに転職エージェントに報告 
- 
誘いの内容を記録(メール・メモなど) 
- 
自分から直接のやり取りを一切しない 
これだけで、あなたの身を守ることができます。
曖昧な対応をせず、「紹介会社を通して対応します」と明確に伝えることが大切です。
安心して転職するために ― 「信頼できるエージェント選び」が鍵
中抜きのようなリスクを避け、安全で納得できる転職をするためには、信頼できる介護専門エージェントを使うことが最も確実な方法です。
「リニューケア」はここが安心
- 
介護職専門の求人に特化 
- 
施設との取引実績が豊富で信頼関係が強い 
- 
求職者と企業の間に立ってトラブルを防止 
- 
条件交渉・面接日程調整・退職相談まで完全サポート 
中抜きのようなリスクを徹底的に排除し、あなたが安心して働ける職場を紹介します。
まとめ:中抜きに乗ると「損をする」のはあなた
中抜きは、手数料を節約したい企業の都合であり、求職者にとってはメリットよりリスクの方が圧倒的に大きい行為です。
「給料上げるから、直接来て」――そんな言葉に惑わされないでください。
あなたのキャリアを守るのは、「正しいルートでの転職」だけです。
迷った時は、必ず信頼できる転職エージェントに相談を。
信頼できる介護転職なら「リニューケア」
介護職の転職は、施設選びよりも「誰と進めるか」が大切。
リニューケアでは、あなたの希望や働き方を丁寧にヒアリングし、中抜きのようなリスクを排除したうえで、安心できる職場を紹介しています。
今の職場に不安がある方、転職活動に迷っている方は、まずはリニューケアに無料登録して、専任アドバイザーに相談してみてください。
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