2026/02/09
介護職の月の労働時間は本当に160時間?夜勤・残業の実態と「働きすぎ職場」の見抜き方
「介護職って、結局月に何時間働くの?」
これは、転職相談でも非常によく聞かれる質問です。
求人票を見ると「月160時間」「週40時間」と書かれていることが多いですが、実際に働いている人の多くはこう感じています。
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気づいたら毎月残業している
-
夜勤明けでも休めない
-
記録が終わらず、結局サービス残業
-
月160時間どころじゃない気がする
結論から言うと、介護職の月の労働時間は「制度上は160時間前後」、しかし「現場の実態は職場次第で大きく違う」というのが現実です。
この記事では、
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介護職の月間労働時間の基本
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夜勤・残業を含めたリアルな実態
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160時間の意味(人員配置・法律)
-
長時間労働になりやすい職場の特徴
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働きやすい施設を見抜くポイント
を、現場目線で分かりやすく解説していきます。
介護職の月の労働時間|基本は160〜170時間
まず前提として、介護職の多くは「1ヶ月単位の変形労働時間制」を採用しています。
変形労働時間制とは?
簡単に言うと、
-
1日や1週間で見ると勤務時間が長い日があっても
-
1ヶ月トータルで法定労働時間(週40時間)以内に収まればOK
という仕組みです。
そのため、介護職の所定労働時間は、
-
週40時間
-
月換算で約160〜170時間
が基本になります。
正社員(常勤)の月間労働時間の目安
-
日勤8時間 × 月20日 = 約160時間
-
日勤8時間 × 月21〜22日 = 約168〜176時間
この範囲が、一般的な正社員介護職の「標準的な労働時間」です。
つまり、「月160時間=介護職が特別長いわけではない」というのが制度上の答えです。
ただし、ここに夜勤・残業が加わると話は変わってきます。
医療・福祉業界の平均労働時間データ
統計データを見ると、医療・福祉業界全体(短時間労働者含む)の平均月間実労働時間は
約129.7時間(令和6年)とされています。
「意外と少ない」と感じるかもしれませんが、これは
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パート
-
短時間勤務
-
非常勤
も含めた平均です。
正社員・常勤介護職に限定すると、160〜175時間程度が実態に近い数字と言えるでしょう。
介護職の残業時間は多い?少ない?
平均的な残業時間
介護職の残業時間は、全業種と比べると
-
1週間あたり:約1.6時間
-
月換算:約6〜7時間
と、統計上は「極端に多い職種」ではありません。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
それは、「残業としてカウントされていない時間」が多いことです。
介護現場で残業が発生しやすい理由
1. 利用者の急変・トラブル対応
-
転倒
-
急な体調不良
-
家族への連絡
-
病院付き添い
これらは予定通りに終わる仕事ではありません。
定時が来ても「今帰れない」という状況が日常的に発生します。
2. 夜勤明け・日勤への引き継ぎ
夜勤から日勤への引き継ぎは、想像以上に時間がかかります。
-
夜間の出来事の報告
-
申し送り
-
記録の補足
結果として、夜勤明けに30分〜1時間の残業が発生するケースも珍しくありません。
3. 記録業務が終わらない
介護記録、報告書、事故報告書…。
日中はケアに追われ、「記録は後でまとめて書く」という職場も多く、結果的に
-
勤務時間後に記録
-
サービス残業扱い
となってしまうケースもあります。
夜勤あり介護職の月の労働時間はどうなる?
夜勤の基本パターン
多くの施設では、16時間前後のロング夜勤(2交替制)が採用されています。
例:
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16:45〜翌9:45
-
拘束時間16〜17時間
-
休憩・仮眠あり
夜勤回数の目安
-
月4〜5回(一般的)
-
夜勤専従の場合は月8〜10回程度
夜勤があると、1回の勤務時間が長いため、体感的な負担はかなり大きくなります。
たとえ月160時間に収まっていても、
-
生活リズムが崩れる
-
睡眠不足
-
回復する前に次の勤務
と感じる人が多いのが現実です。
「月160時間」の本当の意味|人員配置基準との関係
介護職の求人でよく見る「月160時間」という数字。
これは単なる目安ではなく、介護保険制度上の「常勤換算」基準と深く関係しています。
常勤換算1.0人とは?
介護保険法では、
-
週40時間勤務
-
月160時間勤務
を「常勤換算1.0人」と定義しています。
非常勤職員の勤務時間を合算し、160時間で割って人員数を算出します。
つまり、
-
月160時間働く=制度上の「フルタイム基準」
-
これを下回ると非常勤扱い
になるケースが多いのです。
勘違いしやすい注意点|「残業160時間」は違法
ここで非常に重要なポイントです。
「月160時間」は、あくまで通常勤務時間の合計です。
-
月160時間の残業
-
月160時間の時間外労働
これは完全に違法です。
36協定があっても、
-
原則:月45時間以内
-
特別条項ありでも上限あり
となっています。
「忙しいから仕方ない」で済ませていい話ではありません。
サービス残業・長時間労働に注意すべきサイン
以下に当てはまる職場は要注意です。
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休憩中もナースコール対応が当たり前
-
記録は勤務時間外に書く文化
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夜勤明けでも普通に残業
-
残業申請しづらい空気
-
人手不足が慢性化している
これらはすべて、「実質的な労働時間が長い職場」の特徴です。
最近は改善も進んでいる|働きやすい施設の特徴
一方で、すべての介護施設がブラックというわけではありません。
最近は、
-
ICT・介護記録の電子化
-
見守りセンサー導入
-
業務分担の明確化
-
夜勤回数の上限設定
などにより、労働時間を適正化している施設も確実に増えています。
問題は、「求人票だけでは分からない」という点です。
転職で失敗しないために大切なこと
介護職の月の労働時間で悩んでいるなら、我慢し続ける必要はありません。
大切なのは、
-
実際の残業時間
-
夜勤回数
-
休憩がきちんと取れているか
-
サービス残業の有無
これらを事前に把握することです。
リニューケアなら「労働時間のリアル」が分かる
求人サイト「リニューケア」では、
-
労働時間
-
夜勤回数
-
残業の実態
-
職場の雰囲気
など、求人票だけでは分からない情報を重視しています。
さらに、
-
介護資格を活かせる求人に特化
-
働き方の希望を細かく相談可能
-
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まとめ|介護職の月の労働時間に悩んだら
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制度上の月の労働時間は160〜170時間
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夜勤・残業で体感は大きく変わる
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サービス残業は違法
-
働きやすい施設は確実に存在する
-
転職は「比較」からが失敗しない
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