2026/02/09
【介護福祉士は難しい?】合格率70%超でも油断は禁物|試験難易度・合格点・受かる人の特徴を徹底解説
「介護福祉士って、正直どれくらい難しいの?」
これから受験を考えている方、あるいは実務経験を積みながら勉強を始めようとしている方なら、一度はこんな疑問を持ったことがあるはずです。
結論から言うと、介護福祉士国家試験の難易度は“易しすぎるわけではないが、正しい準備をすれば十分合格できるレベル”です。
合格率だけを見ると「簡単そう」に見えますが、実際には途中で挫折する人も少なくありません。
なぜそうなるのか。
それは、介護福祉士試験には他の資格にはない独特の特徴があるからです。
介護福祉士国家試験の基本情報と難易度の位置づけ
まずは、介護福祉士国家試験の全体像を整理しておきましょう。
合格率は約70〜80%と高め
介護福祉士国家試験の合格率は、近年おおむね70〜80%前後で推移しています。
この数字だけを見ると、「国家資格のわりに簡単そう」と感じる方も多いでしょう。
実際、以下の資格と比べると難易度は低めです。
-
ケアマネジャー(合格率:約20%前後)
-
社会福祉士(合格率:約30%前後)
一方で、以下の資格よりは明らかに難易度が上がります。
-
介護職員初任者研修
-
実務者研修
つまり、介護福祉士は“介護系資格の中間地点”に位置する国家資格と言えます。
試験形式はすべてマークシート式
介護福祉士国家試験は、すべて選択式(マークシート方式)です。
記述式や論述問題は一切ありません。
そのため、
-
暗記が苦手
-
文章を書くのが苦手
という方でも、勉強方法さえ間違えなければ十分戦える試験です。
ただし、ここで油断してはいけません。
試験範囲は11科目群。広く浅くが求められる
介護福祉士試験の最大の特徴が、出題範囲の広さです。
筆記試験は、以下の11科目群から出題されます。
-
人間の尊厳と自立
-
人間関係とコミュニケーション
-
社会の理解
-
介護の基本
-
こころとからだのしくみ
-
医療的ケア
-
生活支援技術
-
介護過程
-
総合問題 など
医学・心理学・法律・制度・実技的知識まで、幅広い分野を横断的に学ぶ必要があります。
「科目別制限」が難易度を上げている
介護福祉士試験が「簡単ではない」と言われる最大の理由が、科目別制限です。
全体で点が足りていても不合格になるケース
介護福祉士試験は、
-
総得点で合格基準を満たす
-
かつ、11科目群すべてで1問以上正解する
という条件を同時に満たさなければなりません。
つまり、どれだけ他の科目で高得点を取っていても、1科目でも0点があると即不合格です。
このルールのせいで、
-
苦手科目を後回しにした
-
医療的ケアを捨てた
-
法律・制度系を軽視した
といった受験者が、毎年一定数不合格になっています。
合格点の目安は「75点以上」が安全圏
介護福祉士国家試験(筆記)は、125問・125点満点です。
合格基準点の考え方
-
原則:総得点の約60%以上
-
ただし:問題難易度により毎年補正あり
そのため、合格基準点は固定ではなく、年ごとに変動します。
過去の合格基準点(筆記)
-
第35回(2023年):74点
-
第34回(2022年):78点
-
第33回(2021年):75点
-
第32回(2020年):77点
-
第31回(2019年):72点
-
第30回(2018年):77点
-
第29回(2017年):75点
-
第28回(2016年):71点
-
第27回(2015年):68点
-
第26回(2014年):68点
この推移から分かる通り、70〜78点前後が合格ラインです。
現実的な目標点
安全に合格を狙うなら、75〜80点以上を安定して取れる実力を目指すのがベストです。
実技試験(該当者のみ)の難易度
筆記試験合格者のうち、実技試験対象者は実技試験を受けます。
-
総得点:100点
-
合格基準:53.33点以上
日常業務に即した内容が中心のため、現場経験がしっかりある人ほど有利です。
逆に、実務経験が浅い方や、自己流でケアをしてきた方は、基本動作の確認が必要になります。
介護福祉士に合格しやすい人の特徴
これまでの受験傾向から、合格しやすい人には共通点があります。
1. 実務者研修をしっかり理解している
実務者研修の内容は、そのまま試験に直結します。
「受講しただけ」で終わらせず、内容を復習している人ほど合格率が高いです。
2. 過去問を繰り返し解いている
介護福祉士試験は、出題パターンが比較的安定しています。
過去問を3〜5年分繰り返すだけでも、得点力は大きく上がります。
3. 苦手科目を作らない
満点を狙う必要はありません。
重要なのは「全科目で最低限の点を取る」ことです。
独学でも合格できる?通信講座は必要?
結論から言うと、独学でも十分合格可能です。
ただし、
-
勉強時間を確保できない
-
何から手を付けていいか分からない
-
法改正が不安
という方は、通信講座や参考書を活用した方が効率的です。
介護福祉士は「取って終わり」の資格ではない
ここで、あえて大事なことをお伝えします。
介護福祉士は、資格を取っただけでは、給料も環境も劇的には変わりません。
実際に多くの方が、
-
資格手当が月5,000円だけ
-
仕事内容は変わらない
-
責任だけ増えた
という現実に直面しています。
本当に差がつくのは「資格取得後の行動」
介護福祉士の価値が最大化されるのは、転職市場で評価されたときです。
-
介護福祉士必須の求人
-
夜勤なし・高待遇の施設
-
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-
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まとめ|介護福祉士は“戦略的に挑めば報われる資格”
-
介護福祉士の難易度は中程度
-
合格率は高いが、科目別制限が油断を許さない
-
75点以上を目標に、過去問中心で対策する
-
本当の価値は「資格取得後の転職」で決まる
資格を「ゴール」にするか、「武器」にするか。
その選択次第で、今後の働き方は大きく変わります。
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