2026/09/17
介護職は痩せる?仕事で1万歩歩いても痩せない理由と1日の消費カロリーを解説
「介護職になってから毎日かなり歩いているのに痩せない」
「仕事の日は1万歩を超えるのに体重が全然減らない」
「入浴介助では汗だくになるのに、どうして痩せないの?」
介護職として働いていると、このように感じることがあります。
施設内を何度も往復する。
利用者さんの移動を介助する。
車いすを押す。
入浴介助をする。
ベッドから車いすへ移乗介助する。
立ったまま記録や準備をする。
介護職はデスクワークと比べると、仕事中に身体を動かす場面が多い職種です。
そのため、「介護職になれば自然に痩せるのでは?」と思う人もいるでしょう。
実際、仕事中の身体活動によってエネルギーを消費していることは確かです。
しかし、「よく歩く仕事=必ず痩せる」とは限りません。
厚生労働省では、普通歩行を3.0METs、車いすを押すことや風呂掃除を3.5METs、高齢者や障害者の身支度・入浴・ベッドへの乗り降りなどの介護を4.0METsの生活活動例として示しています。
METsとは、安静時を1とした場合に、その活動で何倍程度のエネルギーを消費するかを表す指標です。
つまり、介護の仕事には身体活動量の大きい業務が含まれています。
それでも、1万歩歩いているのに痩せないことは十分あります。
この記事では、介護職は本当に痩せる仕事なのか、仕事で1万歩歩いても痩せない理由、介護職の消費カロリーの考え方、入浴介助などの身体活動量について分かりやすく解説します。
介護職は痩せる仕事なの?
結論からいうと、介護職だから必ず痩せるわけではありません。
ただし、介護職には身体を動かす仕事が多く、一定の身体活動量があることは確かです。
厚生労働省の生活活動のMETs表を見ると、
普通歩行:3.0METs
ほどほどの速さの歩行:3.5METs
車いすを押す:3.5METs
風呂掃除:3.5METs
高齢者・障害者の身支度、入浴、ベッドへの乗り降りなどの介護:4.0METs
とされています。
介護施設で働いていれば、このような活動を勤務中に何度も行うことがあります。
そのため、入職前まで座っている時間が長かった人が介護職になり、活動量が大幅に増えれば、体重に変化が出ることは考えられます。
一方、介護職になったからといって全員が痩せるわけではありません。
体重の変化には、仕事中の活動量だけではなく、食事や生活習慣などさまざまな要素が関係するからです。
「毎日動いているのだから、好きなだけ食べても痩せる」とは考えない方がよいでしょう。
仕事で1万歩歩いても痩せないのはおかしい?
「毎日1万歩も歩いているのに痩せない」と検索している人にまず伝えたいのは、1万歩歩いているのに体重が減らないこと自体は、不思議なことではないということです。
歩数は身体活動量を把握する一つの目安ですが、「1万歩を超えたら必ず痩せる」という境界線ではありません。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人について、歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上行うことを推奨しており、これは1日約8,000歩以上に相当する目安とされています。
ここで重要なのは、これは健康づくりのための身体活動の目安であり、「8,000歩・1万歩を超えれば痩せる」という基準ではないことです。
1万歩歩いた日でも、
歩く速さ。
仕事内容。
体重。
食事量。
勤務時間。
睡眠。
勤務後の過ごし方。
などによって状況は変わります。
つまり、「1万歩=ダイエット成功」という単純な計算にはならないのです。
介護職なのに1万歩歩いても痩せない7つの理由
では、介護職として毎日よく動いているのに、なぜ体重が減らないのでしょうか。
代表的な理由を見ていきます。
1.仕事で動いた分以上に食べている
介護職は体力を使うため、仕事が終わったあとに強い空腹を感じることがあります。
「今日は1万歩歩いたから大丈夫」
「入浴介助で汗をかいたからたくさん食べても平気」
と思い、普段より食事量が増えることもあるでしょう。
しかし、身体活動でエネルギーを消費していても、食事や飲み物などから摂るエネルギーとの関係によって体重の変化は異なります。
特に仕事終わりに、
菓子パン。
お菓子。
甘い飲み物。
夜食。
などを習慣的に摂っている場合、「かなり動いているのに体重が変わらない」と感じることがあります。
だからといって、介護の仕事をしながら極端に食事を減らす必要はありません。
身体を使う仕事だからこそ、無理な食事制限ではなく食事全体を見直すことが大切です。
2.歩数が多くても歩く強度は一定ではない
同じ1万歩でも、すべて同じ運動強度ではありません。
施設内をゆっくり歩く。
利用者さんに合わせて歩く。
ナースコールに対応するため少し速く歩く。
車いすを押して歩く。
階段を使う。
では身体への負荷が違います。
厚生労働省のMETs表でも、非常にゆっくりした歩行は2.0METs、普通歩行は3.0METs、ほどほどの速さの歩行は3.5METs、やや速歩は4.3METsとされています。
つまり、「1万歩」という数字だけでは実際の活動強度までは分かりません。
スマートウォッチなどで歩数を見ると、「今日もこんなに歩いた!」と思いますが、歩数だけで消費エネルギー全体を判断することはできないのです。
3.勤務中ずっと激しく動いているわけではない
介護職は身体を使う仕事ですが、8時間ずっと入浴介助や移乗介助をしているわけではありません。
記録を書く。
申し送りを聞く。
利用者さんと話す。
食事を見守る。
会議に参加する。
待機する。
など、活動量が比較的小さい時間もあります。
介護職の「1日の消費カロリー」を考えるときに、「介護は4METsだから8時間ずっと4METs」のように計算すると、実際より大きな数字になってしまう可能性があります。
仕事内容は時間帯によって変わるため、1日全体を一つのMETsで計算するのは適切ではありません。
4.仕事に身体が慣れてくる
介護職を始めたばかりのころは、
「足がパンパン」
「毎日筋肉痛」
「帰ったらすぐ寝てしまう」
という人もいます。
ところが数か月働くと、身体の使い方や業務の流れに慣れてきます。
効率よく動けるようになり、最初ほど疲れを感じなくなる人もいます。
これは悪いことではありません。
介助技術が身につき、無駄な動きが減った結果とも考えられます。
「最初は体重が落ちたけど、最近変わらなくなった」という場合も、仕事内容だけでなく生活全体を見てみましょう。
5.仕事以外ではあまり動いていない
勤務中に1万歩歩いていても、
帰宅したらずっと座っている。
休日は疲れてほとんど動かない。
車通勤で移動はほぼ車。
ということもあります。
もちろん、介護職は身体的な負担がある仕事なので、疲れている日に無理して運動する必要はありません。
ただ、体重について考えるのであれば、仕事中だけでなく1日・1週間全体の活動量を見る必要があります。
6.「汗をかく=脂肪がたくさん減った」ではない
入浴介助をすると汗だくになることがあります。
特に夏場や浴室内では、「これだけ汗をかいたら痩せそう」と思うかもしれません。
しかし、汗をかいて一時的に体重が減ったとしても、その多くは水分の変化です。
水分補給をすれば戻ることがあります。
汗の量と体脂肪の減少を同じものとして考えないようにしましょう。
むしろ入浴介助中は暑い環境で身体を動かすため、適切な水分補給や休憩が重要です。
関連記事
介護職の入浴介助がきつい!「入浴介助ばかり」はパワハラ?疲れる理由と対処法
7.体重だけでは身体の変化が分からない
「痩せたかどうか」を体重だけで判断している人もいるでしょう。
しかし、体重は日によって変動します。
水分量や食事、測定する時間などによっても数字は変わります。
毎日の体重だけを見て、
「昨日より500g増えた」
「こんなに働いたのに減っていない」
と一喜一憂する必要はありません。
体重を確認するのであれば、できるだけ同じ条件で測り、短期間の数字だけではなく長い目で変化を見る方が分かりやすいでしょう。
介護職の1日の消費カロリーはどれくらい?
ここは「介護職 消費カロリー」「介護士 1日の消費カロリー」で検索している人が最も知りたい部分でしょう。
ただし、介護職の1日の消費カロリーを一律に「○kcal」と示すことはできません。
理由は単純です。
同じ介護職でも、
体重50kgの人と70kgの人。
デイサービスと特養。
日勤と夜勤。
入浴担当とレクリエーション担当。
身体介助が多い日と少ない日。
では活動量が違うからです。
厚生労働省では、活動によるエネルギー消費量の目安について、エネルギー消費量(kcal)=1.0 × METs・時 × 体重(kg)という簡易的な計算方法を紹介しています。
たとえば体重60kgの人が普通歩行に相当する3METsの活動を1時間行った場合、3METs × 1時間 × 60kgで、約180kcalが目安になります。
厚生労働省も同じ例を示しています。
ただし、これはあくまでその活動を行っている時間の推定値です。
「体重60kgの介護職なら1日○kcal消費する」という意味ではありません。
介護の仕事内容ごとに消費カロリーは違う?
介護職の業務を、厚生労働省の生活活動METs表に照らしてみると、身体活動の違いが分かりやすくなります。
普通に施設内を歩く:3.0METs程度
厚生労働省では普通歩行を3.0METsとしています。
施設内を移動する時間が長い介護職は、勤務中に歩行による身体活動を積み重ねています。
ただし、利用者さんに合わせた非常にゆっくりした歩行などは強度が異なります。
車いすを押す:3.5METs程度
生活活動のMETs表では、車いすを押す活動が3.5METsの例として掲載されています。
介護施設では、
居室から食堂。
食堂から浴室。
居室からレクリエーションスペース。
など、車いすを押して移動する機会があります。
距離や利用者さんの状態、床面などによって実際の負担は変わります。
入浴・身支度・ベッド移乗などの介護:4.0METsの例
厚生労働省の表では、高齢者や障害者の介護として、身支度、入浴、ベッドへの乗り降りなどが4.0METsの例に挙げられています。
そのため、入浴介助などは普通に歩いているときより身体活動強度が高くなる場面があります。
ただし、ここでも注意したいのは、「入浴介助1時間=必ず4METs」と厳密に固定できるわけではないことです。
利用者さんの自立度や介助方法、設備などによって身体への負担は違います。
体重別に見る「1時間の活動」の消費カロリー目安
厚生労働省が紹介している簡易式を使うと、目安を計算できます。
たとえば3METsの普通歩行を1時間行ったと仮定すると、
体重50kg:約150kcal
体重60kg:約180kcal
体重70kg:約210kcal
です。
4METsに相当する活動を1時間行ったと仮定すると、
体重50kg:約200kcal
体重60kg:約240kcal
体重70kg:約280kcal
となります。
ただし、繰り返しになりますが、介護職の勤務8時間すべてを3〜4METsとして掛け算しないでください。
実際の勤務には、
歩行。
介助。
立位。
記録。
申し送り。
休憩。
見守り。
などさまざまな時間があります。
正確な「介護職1日の消費カロリー」を出すには、それぞれの活動時間や強度、本人の体重などを考える必要があります。
そのため、ネット上で「介護職は1日○○kcal消費する」と固定された数字を見ても、すべての介護職に当てはまるとは考えない方がよいでしょう。
入浴介助はどれくらいカロリーを消費する?
「入浴介助 カロリー消費」で検索する人もいます。
入浴介助は介護業務の中でも身体的にきついと感じやすい仕事です。
脱衣。
移動。
洗髪。
洗身。
浴槽への出入り。
着衣。
ドライヤー。
浴室の準備・片付け。
など、複数の動作が連続します。
厚生労働省のMETs表では、風呂掃除は3.5METs、高齢者や障害者の入浴などの介護は4.0METsの例とされています。
ただし、利用者さんがほぼ自立している場合と、移乗や洗身などに多くの介助が必要な場合では負担が違います。
したがって、「入浴介助30分で必ず○kcal」という数字を出すのは難しいのです。
「どれだけカロリーを消費できるか」よりも、身体への負担が大きくなりすぎていないかを確認する方が大切です。
介護職は立ち仕事だから消費カロリーが高い?
介護職は座る時間が少なく、立っている時間が長い職場もあります。
ただし、立っているだけと歩く・介助することでは活動強度が違います。
厚生労働省では、立って会話するなどの立位を1.8METs程度、普通歩行を3.0METs程度としています。
つまり、「8時間ほぼ立ちっぱなしだから、8時間ずっと激しい運動をしている」というわけではありません。
介護職の身体活動量が大きくなりやすいのは、立っていることに加えて、
歩く。
車いすを押す。
身体を支える。
移乗する。
入浴介助をする。
物を運ぶ。
といったさまざまな動作が重なるからです。
「介護職は太ってる人もいる」のはなぜ?
「介護職はよく動くはずなのに、太っている人もいるのはなぜ?」という疑問を持つ人もいるようです。
しかし、職業だけを見て体型を判断することはできません。
同じ介護職でも仕事内容や活動量は違いますし、体重や体型には食生活、生活習慣など多くの要素が関係します。
さらに、
夜勤がある。
勤務時間が不規則。
休憩時間が日によって違う。
仕事終わりが遅い。
疲れて帰宅後は動きたくない。
という介護職もいます。
「介護職=動く=全員痩せているはず」という前提自体が正しくありません。
介護職だから太っている・痩せているという見方ではなく、自分自身の生活全体を見ることが大切です。
夜勤がある介護職は生活リズムにも注意
夜勤をしている介護職の場合、日勤だけの人とは生活時間が異なります。
夜勤前に食べる。
休憩中に食べる。
明け方にお腹が空く。
夜勤明けに食事して寝る。
など、食事のタイミングが不規則になることがあります。
また、「夜勤明けだから今日は何もしたくない」と活動量が減ることもあるでしょう。
夜勤中に歩数が多かったからといって、1日全体の生活が日勤と同じになるわけではありません。
そのため「仕事中の歩数」だけではなく、勤務形態を含めた生活全体を見る必要があります。
痩せるために介護職になるのはおすすめしない
介護職は身体を動かす仕事ですが、「ダイエットになるから介護職を選ぶ」という考え方はおすすめできません。
介護の仕事は運動ではなく、利用者さんの生活を支える仕事です。
身体介助には技術が必要ですし、利用者さんの安全にも配慮しなければなりません。
さらに、
人間関係。
認知症のある方への対応。
家族対応。
記録。
夜勤。
事故防止。
など、身体活動以外の負担もあります。
「身体を動かしながら働きたい」という理由で介護職に興味を持つこと自体は問題ありません。
ただし、痩せることだけを目的に選ぶのではなく、仕事内容を理解したうえで判断しましょう。
関連記事
介護職できついことランキング|体力・精神・給与…続けるための対処法とは?
介護職は「痩せるか」より身体を壊さず続けられることが大切
ここまで「介護職は痩せるのか」「どれくらいカロリーを消費するのか」を解説してきました。
しかし、実際に介護職として働いている人にとって、もっと大切なのは、身体を壊さず長く働けることです。
介護では、
中腰になる。
利用者さんの身体を支える。
移乗を介助する。
車いすを押す。
入浴介助をする。
長時間立っている。
といった動作があります。
これらを、「運動になるから」「カロリーを消費できるから」と無理して行うものではありません。
介護・看護作業における腰痛予防について、厚生労働省は全介助が必要な対象者の移乗ではリフト等を積極的に使用し、人力での抱え上げを原則として行わせないことなどを示しています。
「介護職だから身体がきつくて当然」と考えず、安全な介助方法や福祉用具を使うことが大切です。
仕事で1万歩以上歩いて身体がきついときは?
1万歩歩けていることを、「運動できてラッキー」と思える人もいるでしょう。
一方で、
「毎日足が痛い」
「仕事が終わると動けない」
「腰がずっとつらい」
「入浴介助の日は特に身体がきつい」
という人もいます。
その場合は「痩せる・痩せない」より、現在の仕事量が自分の身体に合っているかを考えた方がいいでしょう。
まず、
特定の業務だけに負担が偏っていないか。
介助方法に無理がないか。
福祉用具を使えるか。
休憩を取れているか。
人員配置に問題がないか。
を確認してみましょう。
特に入浴介助ばかり担当している、毎日のように移乗が集中しているなど、業務分担に偏りがあるなら上司へ相談する方法もあります。
関連記事
介護職のストレスが限界…もう辞めたいと感じたら|原因・対処法・転職すべきサインを徹底解説
介護職が身体活動量を見るなら「歩数だけ」にこだわらない
スマートフォンやスマートウォッチで簡単に歩数を確認できるようになりました。
そのため、
「今日は8,000歩」
「今日は12,000歩」
と毎日の数字を見る人も多いでしょう。
歩数は、自分の活動量を知る分かりやすい指標の一つです。
ただ、介護職の場合は歩数だけでは表せない身体活動があります。
たとえば、
その場で利用者さんを支える。
ベッド上で体位を整える。
着替えを介助する。
入浴を介助する。
車いすへの移乗を介助する。
といった動作です。
歩数としてはほとんど増えなくても、身体を使っています。
反対に歩数が多くても、その大半がゆっくりした歩行なら活動強度は違います。
だからこそ、「今日は1万歩だから○kcal消費した」と歩数だけで正確な消費カロリーを決めることはできません。
歩数はあくまで一つの目安として考えましょう。
介護職の消費カロリーについてよくある質問
介護職は痩せやすいですか?
身体を動かす機会が多いため、以前より活動量が増える人はいます。
ただし、介護職になれば必ず痩せるわけではありません。
体重の変化は仕事中の活動だけで決まるものではないため、食事や生活全体を見る必要があります。
仕事で毎日1万歩歩いているのに痩せないのはなぜですか?
1万歩は「ここを超えれば必ず痩せる」という数字ではありません。
歩く速度や身体活動の内容、体重、食生活などによって違いがあります。
厚生労働省では成人の健康づくりの身体活動目安として1日約8,000歩以上に相当する活動を示していますが、これは減量を保証する基準ではありません。
介護職は1日に何kcal消費しますか?
一律には決められません。
体重、勤務時間、歩行時間、身体介助の量、入浴介助、夜勤などによって大きく変わります。
厚生労働省では、活動による消費エネルギーの簡易的な目安として「1.0×METs・時×体重(kg)」という計算方法を紹介しています。
入浴介助はカロリーを消費しますか?
入浴介助も身体活動です。
厚生労働省の生活活動METs表では、高齢者や障害者の入浴などの介護は4.0METsの活動例として掲載されています。
ただし、利用者さんの状態や介助内容によって実際の負担は異なるため、「入浴介助○分=○kcal」と一律には決められません。
介護職は1日何歩くらい歩きますか?
勤務先や担当業務によって大きく異なるため、「介護職の平均は○歩」と一律には言えません。
特養、デイサービス、訪問介護などでは仕事の動き方が違います。
自分の歩数を知りたい場合は、スマートフォンや活動量計などで実際の勤務日の歩数を確認するのが分かりやすいでしょう。
介護職なのに太ることはありますか?
あります。
介護職という職業だけで体型が決まるわけではありません。
仕事で身体を動かしていても、食事や勤務時間、仕事以外の活動量などさまざまな要素があります。
まとめ|介護職で1万歩歩いても痩せないことはある!消費カロリーは仕事内容によって変わる
介護職は身体を動かすことの多い仕事です。
厚生労働省の生活活動METs表では、
普通歩行は3.0METs。
車いすを押す、風呂掃除などは3.5METs。
高齢者や障害者の身支度・入浴・ベッドへの乗り降りなどの介護は4.0METs。
という例が示されています。
そのため、介護職の仕事が身体活動につながっていることは間違いありません。
一方で、「介護職=痩せる仕事」と考えるのは単純すぎます。
仕事で1万歩歩いていても、必ず体重が減るわけではありません。
同じ1万歩でも歩く速さは違います。
入浴介助や移乗介助など、歩数では測りにくい身体活動もあります。
反対に、記録や申し送りなど身体活動が少ない時間もあります。
さらに体重の変化には、仕事以外の生活も関係します。
そのため、
「介護職は1日○kcal消費する」
「1万歩歩けば必ず痩せる」
「入浴介助をすれば痩せる」
といった固定的な数字だけで判断しないことが大切です。
そして、現在介護職として働いている人は、消費カロリー以上に身体への負担にも目を向けてください。
「毎日1万歩以上歩いている」
「入浴介助で汗だくになる」
「身体介助が多い」
という状態を、ダイエットになるからと無理して続ける必要はありません。
仕事が終わると毎日ぐったりする。
腰や足への負担が大きい。
特定の介助ばかり担当している。
十分に休憩できない。
という場合は、仕事内容や職場の体制を一度見直してみましょう。
介護職は身体を使う仕事だからこそ、「どれだけカロリーを消費できるか」ではなく、「無理なく長く働けるか」という視点も忘れないことが大切です。
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