2025/10/19
「疲れない介護士」は筋トレで作れる!介護現場をラクにする筋肉の鍛え方
介護の仕事は、人の体を支えたり移乗をしたりと、想像以上に体力を使います。
一日中立ちっぱなし、重たい荷物(=人の体)を持ち上げるような動作の連続…。
「腰が痛い」「疲れが取れない」「最近腕が上がらない」
そんな悩みを抱える介護士さんは多いのではないでしょうか。
しかし、実はその不調の多くは「筋肉不足」が原因です。
筋肉は、体を支える“土台”であり、介護の現場で動くための“エンジン”でもあります。
つまり、筋トレ=自分の体を守る最強の予防策。
筋肉を鍛えることで、腰痛を防ぎ、疲れにくく、長く働ける体を手に入れることができます。
筋トレで得られる3つの大きなメリット
① 腰痛の予防と改善
介護職の腰痛は「職業病」と言われるほど多いですが、筋肉を鍛えることで予防できます。
特に重要なのは「体幹」と「下半身」。
腹筋・背筋・太もも・お尻の筋肉を鍛えると、腰への負担をグッと軽減できます。
スクワットやプランクなどを日常的に取り入れることで、腰痛が軽くなったという介護士さんは多くいます。
② 仕事中の安定感がアップ!利用者にも安心感を
筋力があると、利用者さんの体を支えるときの“安定感”がまるで違います。
不安定な姿勢で抱え込むと、自分も相手も危険。
しかし筋力があると、スムーズに支えられ、利用者にも安心感を与えられます。
筋トレは「利用者の安全」を守るための準備でもあるのです。
③ 仕事へのモチベーション向上
体を鍛えることで、自然と自信がつきます。
「今日は疲れにくかった」「重い利用者さんでも安定して支えられた」
そう実感できる瞬間が増えると、仕事が楽しくなり、気持ちにも余裕が生まれます。
介護職におすすめの筋トレメニュー
ここでは、介護の動作に直結する筋トレを紹介します。
どれも器具いらず、自宅や職場の休憩中にもできる簡単な内容です。
1. スクワット(下半身・体幹の強化)
足を肩幅に開き、背中をまっすぐに保ったまま、お尻を後ろに引くように腰を下ろします。
太ももに力が入るのを感じながら、ゆっくり元の姿勢へ。
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ポイント:膝がつま先より前に出ないように!
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効果:大腿四頭筋・大殿筋・体幹をバランスよく鍛える
2. もも上げ運動(腸腰筋・股関節まわり)
立ったまま片脚ずつ、膝を90度くらいまで持ち上げます。
椅子につかまりながらでもOK。
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効果:股関節の柔軟性アップ+歩行が安定
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応用:椅子に座ってもできるので、職場の合間にも◎
3. かかと上げ(ふくらはぎ強化)
立った状態で、かかとをゆっくり上げ下げします。
ふくらはぎの筋肉「下腿三頭筋」を鍛えることで、立ちっぱなしの疲れを軽減。
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効果:血流改善・転倒防止にもつながる
4. ペットボトルトレーニング(軽負荷で上半身強化)
500ml~1Lのペットボトルをダンベル代わりに使用します。
腕を曲げ伸ばしする「アームカール」や、肩の高さまで上げる「ショルダープレス」も効果的。
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効果:腕・肩・広背筋の強化で、抱え動作が安定
5. 椅子を使った下肢トレーニング
座ったまま膝を伸ばしたり、かかとを床につけたまま膝を持ち上げたりします。
座位でも筋肉を刺激できるため、高齢者のリハビリにも応用できます。
呼吸筋を鍛える「頭部挙上訓練」もおすすめ
あおむけに寝て、頭を少し持ち上げてつま先を見るようにします。
腹筋を使いながら、呼吸筋も同時に刺激できます。
これは嚥下機能(飲み込み力)の向上にも効果的です。
筋トレのポイントと注意点
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無理は禁物!
痛みや強い疲労を感じたら中止しましょう。 -
週2〜3回の継続がカギ
「筋肉は裏切らない」と言われますが、継続こそ最強のコツ。 -
専門家に相談するのも◎
自分の体力や腰の状態に合った方法を、理学療法士などに相談してみましょう。
筋トレ+生活習慣の見直しで、もっと効果的に!
食事:タンパク質を意識!
筋肉を作るためには「食事」も重要です。
鶏むね肉、豆腐、納豆、卵、魚など、タンパク質を積極的に摂りましょう。
夜勤明けなど不規則な生活でも、プロテインや栄養補助食品で補うのがおすすめです。
睡眠:成長ホルモンで筋肉が回復
筋肉は「休んでいるとき」に育ちます。
6時間以上の睡眠を確保し、スマホを見すぎないなど、質の良い睡眠を心がけましょう。
日常でも運動量をアップ
エレベーターを使わず階段を選ぶ、通勤で一駅歩くなど、日常の工夫も立派な筋トレです。
筋肉が支える「介護の安全」と「キャリアの安定」
実は、筋トレは単なる健康維持だけでなく、キャリアの安定にもつながります。
体力がある介護士ほど、現場で頼られ、昇給・昇進のチャンスが増えるからです。
また、体力不足を理由に介護職を辞める人も少なくありません。
「筋トレで体を整える」ことは、「転職しなくても働き続けられる力」を身につけることでもあります。
それでも「今の職場では体が限界」という方へ
筋トレを頑張っても、現場の人員が足りず、「休む暇もない」「腰を痛めてばかり」という環境では、長続きしません。
そんなときは、自分の体を守るために転職を考えることも大切です。
リニューケアでは、腰痛や体力面の負担を考慮した職場を紹介しています。
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身体介助が少ないデイサービス
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夜勤なし・軽介助中心の有料老人ホーム
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自分のペースで働ける訪問介護
体を大切にしながら働ける職場が、必ずあります。
まとめ|筋トレで介護の仕事をもっとラクに、もっと長く!
筋トレは、介護士にとって“最強の自己投資”です。
筋肉があれば、腰痛を防ぎ、仕事がラクになり、心にも余裕が生まれます。
無理せず、今日から一歩ずつ。
1日5分のスクワットからでも、あなたの体は確実に変わっていきます。
そして、「体を守りながら、長く働ける職場」も見つけましょう。
リニューケアは、そんなあなたの味方です。
最後に
体を鍛えることは、利用者さんの笑顔を守ることでもあります。
「今日も元気だね」と言われる介護士を目指して、筋トレと転職の両輪で、明るく前向きなキャリアを作っていきましょう。
➔あなたに合った職場探しは「リニューケア」から!
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