2025/08/21投稿者:リニューケア

介護職の入職前健康診断って何するの?費用・項目・注意点を徹底解説!

「おめでとうございます!ぜひ採用させていただきます。その前に入職前健康診断を受けてきてください。」

 

介護職に転職が決まったとき、多くの方がこの言葉を言われます。

 

しかし同時に、

  • 「どんな検査を受ければいいの?」

  • 「費用は自分で払うの?会社が払ってくれるの?」

  • 「かかりつけ医で受けてもいいの?」

 

といった疑問や不安を感じたことはありませんか?

 

実は、入職前健康診断は 労働安全衛生法で義務付けられた大切なプロセス であり、介護業界では特に感染症リスクの観点から重視されています。

 

ただし、制度や費用の扱いが少し複雑で、求人先によって対応が異なるため、事前に正しく理解しておくことが大切です。

 

この記事では、介護職の入職前健康診断について、目的・項目・費用負担・注意点をわかりやすく解説します。

 

さらに「健康診断が不要」または「会社負担で受けられる」求人を効率よく探す方法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

介護職に入職前健康診断が必要な理由

法律で義務化されている

労働安全衛生法に基づき、事業者(雇用主)は従業員を雇う際に健康診断を実施する義務があります。

 

これは「労働者の健康を守る」だけでなく「他の職員や入居者の安全を守る」ために欠かせない仕組みです。

 

介護現場ならではの重要性

介護施設では高齢者や基礎疾患を持つ方と日常的に接するため、感染症の持ち込みリスクが大きな問題となります。

 

例えば、

  • 結核

  • MRSA(多剤耐性ブドウ球菌)

  • ノロウイルス

  • 疥癬(かいせん)

などは一度施設内に持ち込まれると大きな集団感染につながりかねません。

 

そのため介護職では、入職前の健康チェックが特に徹底されているのです。

 

入職前健康診断の対象者

対象は以下の条件に当てはまる人です。

  • 期間の定めがなく雇用される労働者(正社員)

  • 1年以上の雇用契約があるパート職員

  • 正社員の所定労働時間の4分の3以上働く契約社員や登録ヘルパー

 

「登録ヘルパーだから対象外だよね?」と思いがちですが、勤務日数や時間が基準を超える場合は対象になるので注意しましょう。

 

実施のタイミング

  • 原則は「入職前」または「雇い入れ直後」

  • 内定が出た時点で「健康診断書を提出してください」と言われるケースが多い

  • すでに3ヶ月以内に受けた健康診断の結果がある場合、省略できるケースもある

 

主な検査項目

健康診断の具体的な内容は以下の通りです。

  • 既往歴・業務歴の確認

  • 自覚症状・他覚症状の有無

  • 身長・体重・腹囲

  • 視力・聴力

  • 血圧測定

  • 胸部X線検査(結核などの確認)

  • 血液検査(貧血・肝機能・血中脂質・血糖値など)

  • 尿検査

 

病院によっては「血液検査は外しますか?」と聞かれることがありますが、ここを省略すると再検査になり二度手間になります。

 

必ず受けておきましょう。

 

健康診断の費用は誰が払う?

原則:事業者負担

法律上、健康診断の実施は事業者の義務なので、基本的には会社が費用を負担します。

 

例外:労働者負担となる場合

  • 入職前に「自分で受けてきてください」と言われる場合

  • 3ヶ月以内の健診結果を持参してください、と指定される場合

  • 小規模施設などで経費を削減している場合

 

このようなケースでは、労働者が費用を負担することもあります。

 

実際に相場としては 5,000円〜12,000円程度 が一般的です。

 

よくある疑問Q&A

Q1:かかりつけ医で受けてもいい?

→ はい、可能です。ただし「事業者が指定する検査項目を満たすこと」が条件です。事前に会社へ確認してから受けましょう。

 

Q2:健診結果で引っかかったら不採用になる?

→ 基本的にはありません。ただし感染症など、業務に大きな支障をきたす場合は就業制限がかかることもあります。

 

Q3:短期バイトや派遣でも必要?

→ 派遣元の会社が正社員同様に雇用する形であれば必要になることがあります。勤務条件によって変わるので確認が必要です。

 

健康診断に関する介護施設の実情

  • 大手法人:会社指定の病院で一括受診、費用は全額会社負担

  • 中小施設:受診は個人任せ、費用は一部自己負担

  • 登録ヘルパー:勤務時間数で判断されるためケースバイケース

 

つまり、求人ごとに大きく対応が異なるのです。

 

転職活動で役立つポイント

ここまで読むと「費用がかかるならできれば会社負担の求人を選びたい」と思いませんか?

 

実は求人票には「健康診断費用の負担」までは書かれていないことがほとんどです。

 

そこで役立つのが 介護職専門の転職エージェント です。 エージェントを利用すれば、事前に「この施設は入職前健診の費用を会社が負担してくれるかどうか」などの細かい条件を確認できます。

 

中には 「入職前健康診断不要」 という求人もあります。

 

自分一人では探しにくい条件でも、プロのサポートがあれば効率的に見つけられるのです。

 

実際の体験談から学ぶ

ある40代の介護士さんは、転職先から「健康診断を受けて提出してください」と言われ、近所のクリニックで1万円ほどかかったそうです。

 

ところが別の施設では「うちで契約している病院があるので、無料で受けられます」と案内され、費用がかからなかったとのこと。

 

同じ介護職でも、施設によって大きく差があることが分かります。

 

だからこそ求人探しの段階で、こうした情報を把握しておくことが大切です。

 

まとめ

  • 介護職の入職前健康診断は法律で義務付けられている

  • 検査項目には血液検査やX線も含まれる

  • 費用は原則会社負担だが、労働者が支払うケースもある

  • 求人先によって対応が大きく異なる

  • 費用負担の少ない求人は転職エージェントを使うと探しやすい

 

「健康診断で余計な費用を払いたくない」
「できればスムーズに入職したい」

 

そう感じる方は、まずは リニューケアに無料登録 してみてください。

 

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