2025/10/02
「介護職は稼げない」は本当?年収を上げる5つの方法と転職で変わる未来
「介護職は稼げない」
「介護職は給料が安い」
そう耳にしたことがある方は多いでしょう。
実際、厚生労働省の統計を見ても、介護職の平均年収は全産業平均を下回っているのが現実です。
しかし一方で、同じ介護職でも 働き方・職場選び・資格取得 によって、収入が大きく変わるのも事実です。
つまり「介護職=稼げない」というのは一面的な見方であり、戦略次第で十分に収入を伸ばすことができます。
この記事では、介護職が稼げないと言われる理由を整理しつつ、実際に年収を上げるための具体的な方法を徹底的に解説します。
介護職が「稼げない」と言われる主な理由
1. 介護保険制度による報酬の上限
介護サービスの料金は国の制度によって決められています。
事業所が独自に値上げして利益を増やすことが難しいため、給与を上げる余裕が少ないのです。
2. 事業所の低利益体質
特に小規模な介護事業所は利益率が低く、職員の給与へ反映しにくい状況があります。
3. 専門性の認知不足
介護は高度な専門職であるにもかかわらず、社会的な評価が十分に高くないため、給与水準も低く抑えられがちです。
4. 非正規雇用の割合の高さ
無資格・未経験から入りやすいため、パートやアルバイトなど非正規職員の割合が高く、平均賃金を押し下げています。
5. 訪問介護の不安定さ
登録ヘルパーの場合、利用者のキャンセルで仕事が減る、移動時間が賃金に反映されないといった課題があります。
介護職の平均年収はどれくらい?
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、介護職員の平均月収は 約24万円前後、年収にすると 330万〜360万円程度 とされています。
一方、全産業平均の年収は 約500万円。
やはり差は大きいですが、介護職の中でも役職や資格、勤務形態によって収入は大きく変わります。
-
介護福祉士(資格あり・正社員) → 平均年収 380万円前後
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無資格介護職(正社員) → 平均年収 300万円前後
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ケアマネジャー → 平均年収 430万円前後
-
施設管理者 → 平均年収 500万円以上
つまり、キャリアアップや資格取得を通じて「稼げる介護職」になることは十分可能です。
介護職の給料を上げる具体的な方法
1. 資格を取得してスキルアップする
介護福祉士・ケアマネジャー・認知症ケア専門士など、資格を取得することで 資格手当がつく 職場は多いです。
特に「介護福祉士」は介護職のキャリアの基盤であり、持っているかどうかで年収に数十万円の差がつくことも珍しくありません。
2. 夜勤を増やす・夜勤専従になる
夜勤手当は介護職の収入アップに直結します。
夜勤1回あたり5,000〜10,000円の手当がつく職場もあり、月5回夜勤に入れば年間で数十万円の差になります。
3. 管理職や専門職を目指す
介護主任や施設管理者、ケアマネジャーなどは給与水準が高く、年収400万円以上も可能です。キャリアを意識して目指すことが収入アップの近道です。
4. 経験年数を積む
同じ職場で長く働くと、基本給が上がったり、役職に就けるチャンスが広がります。
特に大規模法人や社会福祉法人では、年功序列的に昇給があるケースもあります。
5. 条件の良い事業所へ転職する
最も即効性があるのが 転職 です。
実際に「同じ介護福祉士でも施設によって年収が100万円以上違う」ということも珍しくありません。
福利厚生や賞与がしっかりしている法人、夜勤専従や管理職を積極的に募集している法人に移ることで、大幅な年収アップを実現できます。
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実際に転職で給料が上がった事例
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Aさん(30代女性・介護福祉士)
特養から老健へ転職 → 年収が 320万円 → 400万円 にアップ。夜勤の回数を増やしたことで安定的に稼げるようになった。
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Bさん(40代男性・無資格スタート)
グループホーム勤務から資格取得後に有料老人ホームへ転職 → 年収 280万円 → 380万円。資格手当と賞与の充実が決め手に。
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Cさん(50代女性・パート勤務)
訪問介護の登録ヘルパーから派遣スタッフへ → 時給1,200円 → 1,600円にアップ。勤務時間も安定し、結果的に月収増。
「転職エージェント」を使うべき理由
自力で求人を探すと、条件の良い施設に出会うのは簡単ではありません。
しかし介護職専門の転職エージェントを利用すれば、非公開求人や年収アップが見込める案件を紹介してもらえます。
さらに、履歴書の書き方や面接対策、条件交渉までサポートしてくれるので、自分一人で動くよりも 転職成功率が格段に高まります。
特に「リニューケア」では、介護資格者向けに高待遇求人を多数掲載。自分に合った働き方を見つけたい方は登録して損はありません。
まとめ:「介護職=稼げない」は思い込みにすぎない
介護職が稼げないと言われるのは事実の一面ですが、資格・夜勤・キャリアアップ・転職を組み合わせれば 収入を大きく伸ばすことは十分可能 です。
「もっと稼ぎたい」「今の職場では限界を感じる」という方は、ぜひ転職を視野に入れてみてください。
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