2026/02/02
「誰にも認められない…」介護職の承認欲求が限界になる瞬間と抜け出す方法
介護職として働いていると、
「誰かに認めてほしい」
「ちゃんと見て評価してほしい」
そう感じる瞬間は、決して少なくありません。
それを「自分は承認欲求が強いからダメなんだ」と責めてしまう人も多いですが、はっきり言います。
介護の仕事において承認欲求が強くなるのは、極めて自然な反応です。
なぜなら介護の仕事は、
-
人の人生・尊厳に深く関わる
-
感情労働の比重が大きい
-
正解が見えにくく、成果が数値化されにくい
-
それでも失敗は許されない
という、精神的負荷が非常に高い職業だからです。
これだけの責任とエネルギーを使って働いていれば、
「自分の仕事は意味があったのか」
「ちゃんと役に立てているのか」
と、誰かの言葉や反応で確かめたくなるのは当然です。
介護現場で承認欲求が強まりやすい背景
1.評価されるかどうかが「人次第」になりやすい
介護の評価は、売上や数字では測れません。
そのため、
-
利用者さんの反応
-
ご家族からの言葉
-
上司・先輩の主観的な評価
に大きく左右されます。
つまり、どれだけ頑張っても「見ている人がいなければ評価されない」という構造になりがちです。
これが、承認欲求を強く刺激します。
2.感謝される仕事だからこそ、反動も大きい
介護職は「ありがとう」をもらえる仕事です。
その一言が救いになる日も、確かにあります。
しかし逆に言えば、
-
感謝されない日
-
当たり前のように扱われる日
-
クレームだけが残る日
こうした日が続くと、心のバランスは簡単に崩れます。
「こんなに頑張っているのに、誰も何も言ってくれない」
この状態が、承認欲求をより強く、切実なものにしていきます。
3.職員同士の距離が近すぎる
介護現場は少人数で回していることが多く、
-
人間関係が濃い
-
逃げ場がない
-
比較されやすい
という特徴があります。
誰が評価され、誰がされていないのか。
誰が頼られ、誰が軽く扱われているのか。
こうした空気を日常的に感じることで、
「自分も認められたい」
という気持ちは、自然と強くなっていきます。
承認欲求が満たされないと、介護職はどうなるのか
承認欲求が長期間満たされない状態が続くと、次のような変化が起こりやすくなります。
自己否定が強くなる
-
自分は介護に向いていないのでは
-
何をやっても評価されない
-
どうせ誰も見ていない
こうした思考が積み重なると、仕事への自信を失い、心身の疲労が抜けなくなります。
無理に認められようとする行動が出る
いわゆる「承認欲求モンスター」と呼ばれる行動も、背景には満たされなさがあります。
-
過剰な自己アピール
-
他人のミスを強調する
-
自分のやり方を押し付ける
-
嘘や誇張で評価を得ようとする
本人も苦しく、周囲も疲弊し、職場の空気は確実に悪くなります。
最終的に「辞めたい」気持ちにつながる
承認欲求が満たされない状態は、
「仕事内容がつらい」のではなく
「この場所で働き続ける意味が見えない」
という感覚を生みます。
これは、離職理由として非常に多いパターンです。
介護職の承認欲求は「なくす」ものではなく「扱う」もの
ここで大切なのは、承認欲求を否定しないことです。
承認欲求は悪ではありません。
むしろ、
-
より良いケアをしたい
-
誰かの役に立ちたい
-
専門職として認められたい
という、介護職として健全な動機の裏返しでもあります。
問題なのは、
-
承認が一切ない職場
-
評価が曖昧すぎる環境
-
人によって扱いが極端に違う体制
こうした構造そのものです。
承認欲求を健全に満たすための考え方・工夫
1.「ありがとう」よりも「具体」を重視する
もしあなたが後輩や同僚、リーダーの立場であれば、
「ありがとう」だけで終わらせず、
「〇〇さんのあの対応、利用者さん安心してましたね」
と、行動を具体的に言葉にするだけで、相手の承認欲求は大きく満たされます。
これは、受け取る側にとっても
「ちゃんと見てもらえている」
という実感につながります。
2.職員同士の短い会話を増やす
長い面談や評価制度がなくても、
-
朝の一言
-
業務後の一声
-
ちょっとした気遣い
これだけで、承認の循環は生まれます。
無言で仕事が回る職場ほど、心は消耗します。
3.他者評価に100%依存しない意識を持つ
これは精神論ではありません。
-
今日できたことを言語化する
-
自分なりの基準を持つ
-
「役に立った証拠」を自分で拾う
こうしたセルフ承認があるだけで、承認欲求に振り回されにくくなります。
「承認欲求が強い人」が同僚にいる場合の関わり方
介護現場では、承認欲求が前面に出ている人と一緒に働くことも珍しくありません。
基本は「距離感」
-
正面からぶつからない
-
感情的に巻き込まれない
-
必要以上に評価役にならない
これが鉄則です。
軽く承認して流す技術
「さすがですね」
「勉強になります」
「そういう考え方もありますね」
これ以上踏み込まず、深追いしないことが自分を守ります。
境界線を意識する
相手の承認欲求を満たすために、自分が疲れ切ってしまっては本末転倒です。
それでも苦しいなら「環境を変える」という選択肢を持っていい
ここまで読んで、
-
自分なりに工夫してきた
-
でも職場は変わらない
-
評価されない空気が当たり前
そう感じた方もいるかもしれません。
その場合、はっきり言います。
あなたが弱いのではありません。
職場の構造が、あなたをすり減らしている可能性が高い。
承認がない職場で働き続けることは、長期的に見て確実に心を削ります。
承認されやすい介護職場の特徴
-
評価基準が言語化されている
-
上司が現場を見ている
-
小さな成功を拾ってくれる
-
相談できる余白がある
-
人を入れ替え続ける前提で回していない
こうした職場は、決して理想論ではありません。
実際に存在します。
ただし、自力で探すのは簡単ではありません。
リニューケアでできること
求人票だけでは分からない、
-
職場の雰囲気
-
上司の関わり方
-
評価のされ方
-
定着率の実情
こうした情報をもとに、「承認されにくい職場を避ける転職」をサポートするのが、私たちリニューケアです。
-
今の職場が普通なのか知りたい
-
自分が我慢しすぎなのか確認したい
-
いきなり転職は不安
そんな段階でも構いません。
まずは、一人で抱え込まないことが大切です。
まとめ|承認欲求は、あなたが真面目に働いてきた証拠
介護職の承認欲求は、
-
甘えではない
-
弱さでもない
-
恥ずかしいものでもない
それは、あなたが利用者と真剣に向き合ってきた証です。
もし今、「このまま続けていいのか分からない」そう感じているなら、環境を知る・選び直すという行動を、選択肢に入れてみてください。
リニューケアは、あなたが「ちゃんと人として扱われる職場」に出会うための場所です。
無理に耐え続ける前に、一度、外の世界を見てみませんか。
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