2025/10/10
転職エージェントから入社後のフォローがない…どうすればいい?介護士のための対処法&見極めポイント
転職活動を経て「ようやく新しい職場でスタートを切れた」とホッとしたのも束の間。
「転職エージェントから音沙汰なし」「何を相談すればいいのかわからない」そんな“フォローの空白”を感じたことはありませんか?
特に介護の現場は、環境も業務も人間関係も“現場ごとに異なる”ことが多く、入社後に思いがけないギャップや不安を抱くケースが珍しくありません。
しかし、転職エージェントの多くは「内定まで」「入社前」までを“お仕事”と捉えており、その先のフォローにリソースを割けないケースが散見されます。
本記事では、
- 
なぜ「入社後フォローがない」ことが起こるか 
- 
それを放置するとどうなるか 
- 
フォローを取り戻す具体的な方法 
- 
そして 介護士にとって本当に頼れるエージェントの選び方 
を、実践的に解説します。
この記事を読めば、あなたは「フォロー切れの焦り」を乗り越え、自信をもって転職成功への道を歩むことができます。
なぜ「入社後フォローなし」が起こるのか?— 背景と構造的な理由
まず、「なんでフォローしてくれないの?」という疑問に、冷静に答えていきます。
原因を知ることは、適切な対処を導き出す第一歩です。
エージェントのサービス内容・契約体系の違い
転職エージェントは、その運営方針・報酬体系・提供サービス範囲が事業者ごとに異なります。
あるエージェントは「内定獲得まで」重視で、入社後フォローはサービス外とする契約を結んでいる場合があります。
- 
成功報酬型ビジネスモデル 
 多くの転職エージェント企業は、求職者が企業に採用された時点で報酬を得る「成功報酬型」が基本。つまり、「就業開始後もケアする」ことは報酬に直結しづらい構造です。
- 
パッケージ化されたサービスメニュー 
 プランによっては「入社後フォローなし」「1回だけ就業後ヒアリング」までという限定的なサポートにとどまる場合があります。
このように、そもそも契約・運用ポリシーとして「入社後フォローはオプション扱い」という体制のところは少なくありません。
担当者の優先順位・リソース制約
転職エージェントにおいて、担当者(キャリアアドバイザー・コンサルタント)は、多くの求職者・企業を同時並行で対応しています。
その中で優先すべきフェーズや案件というものはどうしても出ます。
- 
内定を決めるフェーズへ重きを置く 
 多くのエージェントでは「合格→内定→契約締結」までを“成果”と見なす風潮があります。そのため、入社後のフォローは“残業タスク”“余裕があるときだけ対応”という後回し扱いになりがちです。
- 
担当者の担当量過多・人的キャパシティ 
 1人が20〜30名以上の求職者を抱えているなど、単純に手が回らないケースもあります。入社後フォローは緊急性が低いと判断され、後回しにされがちです。
- 
モチベーション・インセンティブの乖離 
 内定を出すフェーズで成功報酬を得る構造下では、入社後のケアにはインセンティブが少ないため、担当者自身が動けない、あるいは動く動機づけが低いことがあります。
企業側の課題・受け皿不備
エージェント側だけでなく、あなたが入社する施設・事業所側にフォロー体制がないという理由も無視できません。
- 
中途採用者の定着支援が未整備 
 一部の施設では、採用した中途職員に対して定期フォローや人事制度の整備が不十分なケースがあります。「入社前に提示された業務」と「実際の現場」でギャップが出ても、企業側が対応できない・動きにくい体制になっていることがあります。
- 
人事・現場の連携不足 
 採用・人事側と現場責任者とのコミュニケーションが乏しいと、現場の苦労やギャップが正しく伝わらず、改善がされにくくなります。
- 
組織文化・改善風土が未成熟 
 「現場が忙しすぎて余裕がない」「既存職員の忙しさ優先」「提案を受け入れにくい体質」が原因で、入社後フォローのような“長期サポート”が根付きにくい組織もあります。
求職者側(あなた自身)にも原因の可能性あり
意外に思われるかもしれませんが、フォローが入らない状況を作ってしまう側面もあります。
- 
受け身・連絡待ちの姿勢 
 「待っていればエージェントが動いてくれるだろう」という姿勢でいると、担当者も動きにくくなります。フォローが切れたままになっても、あなた自身が動かない限り状況は変わりにくいです。
- 
フォローを求めるタイミング・頻度が不明瞭 
 たとえば、「不満はあるが、まだ1週間しか経っていないから言いにくい」「軽い愚痴の域を超えない」などと遠慮してしまい、相談を後延ばしにしてしまうケースもあります。
- 
伝え方や信頼構築が不十分 
 “困っている”“悩んでいる”という感情だけを伝えてしまい、具体的な状況・事実を整理して伝えないと、エージェント側には支援しにくい印象しか与えられないこともあります。
フォローがないままだと、どんなリスクがあるか?
フォローのない状況を放置すると、あなたにとっても、エージェント側・企業側にとっても、損失や不都合が生じる可能性があります。
以下、主なリスクを整理します。
早期離職(退職・転職意欲の高まり)
入社後間もない時期に感じたギャップや不満を抱えたまま放置すると、「思っていた職場と違った」「人間関係が合わない」「待遇・業務量が違う」などの理由で退職を考え始めるケースが急増します。
“辞めたい気持ち”は小さな悩みから始まることが多いため、早期にケアを受けなければ雪だるま式に不安が膨らんでしまいます。
キャリアブランにズレが生じる
転職を「キャリアの一段階上げるチャンス」と位置づけていたのに、フォローがないことでキャリア相談の機会を失い、「この職場でやりたいこと」が明確にならないまま時間だけが過ぎてしまうことがあります。
ただ“安定する場所”として定着させてしまい、自分の成長や目標を見失うリスクもあります。
信頼・満足度の低下
あなた自身が「このエージェントを信用できない」「頼っても無駄かも」と感じてしまえば、転職サイトそのものへの信頼を失います。
また、口コミや評判に繋がる可能性もあります。
企業側から見ても、採用した人材の定着率が低ければ「このエージェントは質が低いかも」と評価されかねません。
メンタル疲労・孤立感の増大
新しい職場に飛び込むと、不安・ストレス・人間関係で悩むこともあるでしょう。
入社後フォローがあれば「相談できる相手」がいる安心感がありますが、それがないと孤立感を強め、うつ傾向やバーンアウトに陥るリスクが上がります。
条件や環境改善のチャンスを逃す
もし入社時に提示されていた待遇・業務内容とギャップがある場合、エージェントが企業と交渉してくれるケースがあります。
しかし、フォローがなければその交渉機会自体が失われ、あなたが不利益を被る可能性があります。
フォローを取り戻す4つのステップ
「フォローがない状態」を打破するには、待つだけでなく自ら動くことが大切です。
以下、実践的なステップを順にご紹介します。
ステップ1:まずはエージェントにこちらから連絡をする
相手からのフォローがないと感じても、こちらから腰をあげることが最初の一歩です。
- 
近況報告を兼ねて「相談したい」旨を伝える 
 「入社後、仕事に慣れてきましたが、○○で戸惑ってます」など近況を共有するだけでも、相手はサポートのきっかけを掴めます。
- 
具体的な悩み・課題を書き出して伝える 
 抽象的な「うまくいかない」よりも、「業務量が予想以上」「人間関係で困っている」など具体的な点を示すと、相手も動きやすくなります。
- 
定期的な面談・チェックインをお願いする 
 たとえば「2週間後に進捗を話したい」「1ヶ月後にフォロー面談を設けられませんか?」という形で、こちらから関係性の継続を促すと効果的です。
- 
連絡手段を複数持つ 
 メールだけでなく、電話・LINE・チャット・対面打ち合わせなど、相手が反応しやすい手段を使い分けましょう。
ステップ2:企業内で相談できる相手を探す
エージェントが動いてくれないなら、「社内リソース」を活用して改善を図ることもできます。
- 
直属の上司・先輩に相談 
 仕事内容・配慮してほしい点・負担の偏りなどを伝えてみましょう。「ここがつらい」「こうしてもらえたら助かる」という具体案を持って話すと、相手も理解しやすくなります。
- 
人事・総務担当者に現状を報告 
 中途採用者の悩みは、人事にも知っておいてもらいたいものです。定着を支えたいという視点から対応してくれる可能性もあります。
- 
現場で味方になってくれる職員を見つける 
 同じ職場の先輩や同期、自分より後から入った人など、悩みを共有できる仲間を見つけると、気持ち的にも支えになります。
ステップ3:エージェントの変更・併用を検討する
もし現状のエージェントに不信感や不満があるなら、選択肢を広げることも有効です。
- 
複数エージェントを併用する 
 1社だけに頼ると“フォロー切れ”時に手詰まりになる可能性が高まります。複数登録し、フォロー体制や担当者の対応を比較しましょう。
- 
実績・評判・フォロー体制の強いエージェントへ切り替える 
 口コミ・利用者の声をチェックし、転職後フォローまで徹底している業者に切り替えることも選択肢です。(➔リニューケアに登録する)
- 
条件変更や交渉力の強いエージェントを選ぶ 
 フォロー交渉まで対応できる体制や、交渉実績がある事業者を選定することで、フォロー不足のリスクを軽減できます。
ステップ4:心のケアを怠らない & 情報ネットワークを使う
フォローがない状態で悩みを抱え込むと心身に影響することもあります。自分自身を守る手段も持ちましょう。
- 
信頼できる友人・家族・同期に相談する 
 悩みを言葉にすることで整理でき、客観的な意見がもらえることもあります。
- 
専門的な相談先をリサーチする 
 職業相談窓口、労働相談センター、介護系NPO・地域支援団体など、無料・低価格で相談できる機関を探しておくと安心材料になります。
- 
転職情報・リアルな現場声を集めて比較する 
 同種施設で働く人のブログ・口コミ・SNSをチェックし、自分の現場と比較して客観視できる材料を持つことが大切です。
- 
最悪の場合には早めの見切り判断も必要 
 度重なる不満・環境不備が改善されないなら、自分の健康・キャリアを守るために「次を探す決断」も視野に入れましょう。
“信頼できるエージェント”の見極めポイント
ここからは、再び転職エージェントを利用する際に「ここなら長くサポートしてもらえそう」と感じられるエージェントを見抜くコツをお伝えします。
以下のチェックリストを基に自分に合った転職パートナーを選びましょう。
| 見極めポイント | チェックすべき内容 | 理由・補足 | 
|---|---|---|
| 入社後フォローの有無・具体性 | サービス説明の段階で「入社後〜半年」のフォローがあるか確認する | その項目が“オプション”扱いかどうかで本気度が見える | 
| 担当者の対応力・相性 | 初回面談や相談時にこちらの話をきちんと聞いてくれるか | “聞き上手”な担当者ほどフォロー意識が高い傾向がある | 
| 定期的な連絡・フォロー予定の設定 | 面談後、定期フォローをスケジュールに入れてくれるか | 「入社後1週間/1ヶ月/3ヶ月」など予定が立ててあると安心 | 
| 交渉力・実績の明示 | 条件交渉の成功事例を聞けるか、実例を紹介してくれるか | 交渉力がないとフォローの際に動いてくれない可能性がある | 
| 口コミ・利用者の評価 | 利用者の声で「入社後も伴走してくれた」「離職時に調整してくれた」等の記載があるか | 実際の体験者の声は参考になります | 
| 専門性・業界知見 | 介護業界に強みがあって現場理解があるか | 業界特有の悩み(夜勤・人間関係・待遇差)に即応できるかが重要 | 
| 透明な契約書・サポート範囲明示 | 契約時に「入社後フォロー」がどこまで含まれるか明文化されているか | 口頭だけでは曖昧になりがち。書面で保証があると安心 | 
このような視点で選ぶことで、あなたの転職が「内定で終わり」ではなく、「その先も伴走してくれる」パートナーを得る道に近づきます。
リニューケアが提供する“入社後フォロー付き”サポート
ここからは、私たち「リニューケア」が提供するサポート内容を具体的にお伝えします。
介護資格を持って転職を考えているあなたに、安心・納得のサポートを届けたいからこそ、私たちは“入社後のフォロー”を重視した体制を整えています。
リニューケアの入社後フォロー体制とは?
リニューケアでは、以下のようなフォロー体制を整えています。
- 
入社前面談を詳細に:入社前に「現場の雰囲気・労働時間・業務分担・人間関係予測など」のヒアリングを丁寧に行うことで、ミスマッチを極力減らします。 
- 
入社直後フォローチェック:入職後1週間・1ヶ月・3ヶ月のタイミングでキャリアアドバイザーからフォロー面談を実施し、現場の状況や不満点などをヒアリングします。 
- 
ギャップ調整支援:実際に業務や待遇に不一致があれば、交渉代行や解決策の提案を行います。 
- 
定期キャリア面談:入社後6ヶ月・1年といったタイミングで、将来キャリアに関する相談や目標設定も一緒に行います。 
- 
相談窓口常設:ちょっとした不安・疑問も気軽に相談できる環境を整え、迅速な対応を目指します。 
- 
現場訪問・実態確認:可能な範囲で配属先施設の雰囲気を実際に確認し、利用者目線での情報を提供します。 
リニューケアを選ぶメリット(他社との違い)
| 強み | 内容 | 
|---|---|
| “フォローありき”の運用ポリシー | 入社後フォローがオプションではなく、サポートプランの標準仕様として組み込まれています。 | 
| 介護業界に専門特化 | 他業種に手を広げず、介護士・ヘルパー・ケアマネなど介護資格者に特化してサービスを提供。現場事情・制度知識に精通しています。 | 
| 担当者の専任制・フォロー担当併設 | 求職者には“専任キャリアアドバイザー”が継続的にサポート。 | 
| 利用者の声を重視した改善サイクル | 利用者アンケートを定期的に行い、フォロー実績・満足度に応じて業務改善を行います。 | 
| 交渉代行力の強さ | 給与・待遇・働き方などの交渉実績が豊富。現場の事情を理解したうえで、入社後も交渉支援をいたします。 | 
ご登録からフォロー開始までの流れ
- 
無料会員登録 
 まずはリニューケアに登録いただき、資格・経験・希望条件などを入力いただきます。
- 
キャリア面談・カウンセリング 
 経験や希望を丁寧に伺い、あなたに合った求人とキャリアプランを提案します。
- 
求人紹介・面接支援 
 求人紹介、応募書類指導、面接対策を経て、内定獲得を目指します。
- 
入社前フォロー 
 職場環境・勤務条件確認、ギャップチェック、初期フォロー準備などを行います。
- 
入社後フォロー 
 前述の通り、1週間・1ヶ月・3ヶ月ペースで定期面談を行い、不安や悩みをヒアリング・調整支援します。
- 
継続キャリア支援 
 半年・1年後にもキャリア面談を設け、将来設計や次のステップへの相談も可能です。
このような体制によって、リニューケア登録者には「転職して終わり」ではなく、「その後の成長も支える」安心感を提供しています。
よくある質問 Q&A
以下は、転職後フォローに関してよくいただく質問と回答です。
Q1. 「フォローしてもらう権利」はあるの?
A. 権利というより“契約サービスの範囲”の問題です。
エージェントとの契約書・利用規約に「入社後フォロー」が含まれていれば、その範囲内でフォローを受ける権利があります。一方「フォローは別途相談」になっているケースでは、最初から保証されているわけではありません。
Q2. フォローしてもらえなかったら「違約」や「損害賠償」はできる?
A. 基本的には難しいです。なぜなら、エージェントとの契約に「フォロー義務」が明示されていない限り、法的義務とまではされにくいためです。ただし、悪質・詐欺的な対応や、明らかに契約違反があれば相談窓口に掛け合う余地はあります。
Q3. フォローがない=その転職が失敗という意味?
A. いいえ、必ずしもそうではありません。
フォローの有無はあくまでサポート体制の問題であって、あなた自身の適性や努力なども関与します。ただ、フォローがないと“改善できる不満”を見直す機会を失いやすいので、注意が必要です。
Q4. 入社前にフォロー体制を見極めるにはどうしたらいい?
A. 面談時・契約前に質問することです。
「入社後の相談窓口はありますか?」「ギャップ調整や待遇交渉を含みますか?」「フォローは何回・何ヶ月間行いますか?」といった点を明示的に確認しましょう。
Q5. 複数エージェント登録はマナー違反?
A. いいえ、むしろ“使い分け・比較”が賢い選択です。
ただし、複数エージェントに重複応募する際は、それぞれに状況を共有し混乱を招かないよう配慮が必要です。
最後に:一人で悩まず、確かなパートナーを選ぼう
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。改めて、あなたに伝えたいことがあります。
「フォローがないから、仕方ない」「このまま我慢するしかない」――そんな気持ちで一人で抱え込まないでください。
転職は人生の大きな転機。
職場を変えるということは、環境だけでなく人生のリズムを再構築することでもあります。
だからこそ、“入社後も手を離さない”転職エージェントと一緒に歩むことが、失敗を防ぎ、あなたのキャリアを支えます。
もし、転職を検討する介護資格者の方であれば、ぜひ リニューケア を一度チェックしてみてください。
入社後フォローが手厚い体制、業界に特化した支援、信頼できる担当者との関係構築――それらを重視して、転職成功までをサポートしていきます。
今この瞬間の不安を抱えたままにせず、まずは小さな一歩を踏み出してみませんか?
あなたのこれからのキャリアを、私たちリニューケアが後押しします。
お役立ち情報のおすすめ記事
- 
			
				2025/10/28 【要注意】介護職の転職で「中抜き」提案されたら危険!中抜きの実態とトラブル回避法 
- 
			
				2025/10/04 転職エージェント経由でも再就職手当はもらえる?知らないと損する注意点と申請の流れを徹底解説! 
- 
			
				2025/10/06 介護職の夜勤専従でWワークする前に読む!社会保険の“二重加入”をメリット・デメリットで丸ごと解説 
- 
			
				2025/10/07 介護福祉士の勉強時間はどれくらい?働きながら合格する最短ルートと効率的な勉強法を解説! 


 
					 
					 
						 
			