2025/09/19投稿者:リニューケア

今こそ挑戦!高齢者介護から障害福祉へスムーズに移るための実践マニュアル(求人探し〜面接まで)

「介護の仕事を続けたいけれど、同じ職場でずっと続けていくのは難しい」

「もっと利用者と深く関わりたい」

「仕事に変化と成長を求めたい」

 

そう感じる介護職の方は多いはずです。

 

実際に高齢者介護から障害福祉へ転職する人が増えています。

 

その理由は単純で、「業務の幅」「支援の目的」「利用者との関わり方」が変わり、やりがいと働きやすさのバランスが取れるケースが多いからです。

 

本記事では、具体的に何がどう違うのか、どんな人が向いているか、転職の準備は何をすればいいか、そして転職後に「楽しい」と感じるポイントまで、実務的で行動につながる形で詳しく解説します。

 

最後に、今すぐできるチェックリストと、転職活動で役立つ志望動機テンプレも用意しました。

 

まずは「自分に合うか」を見極める一歩を踏み出しましょう。

 

高齢者介護と障害福祉の“本質的”な違い

表面的には「介護をする」「日常生活を支援する」と似て見えますが、本質はかなり違います。

 

以下のポイントで押さえてください。

 

  • 対象者の違い:高齢者介護は主に要介護認定を受けた高齢者(65歳以上が中心)や特定疾病の方が対象。障害福祉は18歳以上の障がいを持つ方(身体、知的、精神、難病など)やその家族を支援します。年齢幅が広く、人生のステージもさまざまです。

  • 支援の目的:高齢者介護は「安全に日常を送ること(生活の維持)」が目的。障害福祉は「自立(生活・就労・社会参加)を拡げる」ことに重きが置かれます。

  • サービスの多様性:障害福祉には生活介護、自立訓練(機能訓練/生活訓練)、就労支援(就労継続支援A/Bなど)、居住支援(グループホーム等)など多様な事業形態があります。業務内容は施設やサービスによって大きく変わります。

  • 関わり方の違い:高齢者介護は身体的な介護(入浴、排泄、移動補助)が中心になることが多いですが、障害福祉では「能力を伸ばす」「暮らし方を一緒に作る」支援が含まれ、長期的な関係と利用者の目標設定が重要になります。

 

主要な障害福祉サービスを現場目線で解説

生活介護(デイサービス的な役割)

仕事内容:食事・入浴・排泄の介助だけでなく、掃除・洗濯など生活支援、余暇活動(創作・リクリエーション)、外出支援などを担当します。

 

利用者さんの状態に合わせた「日々の生活の質を高める」仕事です。


現場の魅力:一緒に作品を作ったり、イベントを企画したりする中で利用者さんの“笑顔”や“できた!”を直接感じられます。

 

自立訓練(機能訓練・生活訓練)

仕事内容:機能訓練はリハビリ的なアプローチで身体機能の維持/向上をサポート。

 

生活訓練は家事や金銭管理、公共交通機関の利用など自立に必要なスキルを教える役割。

 

知的障がい・精神障がいの方が対象のことが多い。


現場の魅力:単なるお世話ではなく、「できること」を増やす達成感を一緒に味わえます。訓練計画を立て、成長を見守る喜びがあります。

 

就労支援(就労継続支援A・Bなど)

仕事内容:一般就労が難しい方に就労の機会や訓練を提供。

 

A型は雇用契約を結び給与を支払う形、B型は雇用契約がない形で作業訓練を中心に行います。

 

業務は軽作業、農作業、調理、菓子製造など多岐にわたります。


現場の魅力:作業の品質が上がったり、工賃が分配されたりしたときの利用者さんと職員の喜びは格別。仕事としての「役割」を提供できる点が大きなやりがいです。

 

居住支援(グループホーム・自立生活援助)

仕事内容:共同生活の場で、生活支援・相談・連絡調整を行います。

 

夜間対応がある施設もあり、生活全般を見守る立場です。


現場の魅力:利用者さんの「暮らし」を長期的に支えるため、家族的な関係構築ができること。自分の関わりが生活の質に直結します。

 

実際に働くとどう違う?日常業務の具体イメージ

  • 朝の流れ:高齢者施設は入浴介助や起床介助が柱になることが多い。一方、障害福祉のグループホームや就労支援では、朝のルーチンは利用者さんの“自立”を引き出すサポートが中心(声かけ、見守り、環境整備)。

  • レクリエーション:高齢者は身体に合わせた軽い体操や歌、体験型レクリエーションが多い。障害福祉では、本人の興味に合わせた創作活動、職業訓練的な作業、社会参加プログラムが重視されます。

  • 記録・計画:障害福祉では個別支援計画(目標・支援方法・評価)をしっかり作り、定期的に見直す習慣があります。介護記録より“成長や目標にフォーカス”する点が特徴です。

 

「どんな人が障害福祉に向いているか」—強みを活かすチェックポイント

次のうち当てはまるものが多い人は、転職先として有望です。

 

  • 思いやりがあり、じっくり話を聞ける人

  • 臨機応変に対応できる人(急な支援計画の変更など)

  • ポジティブで利用者の小さな変化を喜べる人

  • 体力に自信がある人(作業支援や外出支援で必要)

  • 教える・訓練することに関心がある人(生活訓練・就労支援)

  • チームで計画を立て、連携することを苦にしない人

 

もちろん、向き不向きは経験や職場によって変わります。

 

今のスキルを活かし、足りない部分は研修で補えば問題ありません。

 

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介護職で培った“武器”はそのまま使える

高齢者介護で得たスキルは障害福祉にほぼ直結します。

 

転職活動でアピールできるポイントを整理します。

 

  • 身体介助スキル(移乗、入浴、排泄介助)→生活介護やグループホームで即戦力

  • 観察力・記録力→個別支援計画のモニタリングに活かせる

  • チーム連携経験(看護師・リハ職との連携)→多職種連携が必要な場面で重宝

  • コミュニケーション力→利用者・家族・関係機関との調整に強み

  • 危機対応経験(急変時対応)→安心感を職場に提供できる

 

転職の際は、具体的なエピソード(例:「移乗時の工夫で転倒防止につながった」「利用者の表情変化に気づき早期受診につながった」)を用意すると面接で説得力が増します。

 

転職前にやっておきたい“準備”と学び

  1. 業務内容の違いを学ぶ:自分が働きたい事業形態(生活介護・就労支援・グループホームなど)を決め、その業務内容を調べる。

  2. 制度の基礎知識:障害者支援の仕組みや利用判定(障害支援区分など)、就労支援の形態(A型・B型)の違いを簡単に把握しておく。

  3. 研修・資格取得:必要であれば基礎研修や同行研修を受ける。実務経験がなくても、実践的な研修は評価されます。

  4. 実務の見学:職場見学を積極的に行い、利用者さんの雰囲気や職員の働き方を確認する。

  5. 自分の価値観整理:「利用者とどんな関係を築きたいか」「どれくらいの裁量が欲しいか」を明確にする。

 

面接・応募で使える具体的アドバイス

  • 志望動機は“具体的な貢献”を示す:ただ「やってみたい」ではなく、「あなたの経験でこの施設の何を改善できるか」まで述べると強い。

  • 行動エピソードを用意する:「過去にこういう場面でこう行動し、こういう成果が出た」というSTAR(Situation→Task→Action→Result)形式がわかりやすい。

  • 現場での柔軟性をアピール:障害福祉は利用者によって対応が異なります。「教わったことを自分なりに工夫して対応した経験」などが好評価。

  • 学ぶ意欲を示す:制度や支援技術は日々更新されます。研修参加や資格取得の意欲を伝えると印象UP。

 

(後で使える志望動機テンプレは本文末にあります)

 

給与・勤務形態・キャリアのリアル

※地域や施設によって差がありますが、意識すべきポイントは共通です。

  • 給与:高齢者介護と比べて極端に高いわけではありませんが、就労支援A型など雇用形態によっては給与体系が安定する場合があります。施設規模・自治体補助の有無で差が出ます。

  • シフト・夜勤:グループホーム等では夜勤がある場合がありますが、日勤のみの事業所(就労支援センター等)も多いです。自分の生活リズムに合った職場選びが重要です。

  • キャリアパス:現場経験→サービス管理責任者や生活支援員リーダー、就労支援の管理職などキャリア展開があります。研修や資格(サービス管理責任者など)で上位職を目指せます。

  • 働きやすさ:利用者の年齢層が若いことも多く、職場が比較的活発な雰囲気になる場合があります。逆に安定している分、精神的に濃密な関わりが求められる場面もあります。

 

よくある不安とその対処法

  1. 「介護技術は通用するのか?」 → 通用します。ただし、言葉がけや目標設定などの“支援の作り方”を学ぶ必要があります。

  2. 「精神障害の方にはどう接すれば良い?」 → 基本は人間としての尊重。感情の起伏に振り回されないための境界線の作り方や、チームでの情報共有が大切です。

  3. 「給料や待遇が不安」 → 条件は職場によるので、求人票だけでなく面接時に細かく確認を。リニューケアなら条件で絞って探せます。

  4. 「専門用語が多く不安」 → 初めは用語に戸惑うのは当たり前。職場でのOJTや外部研修で補えます。

 

転職成功のための「30日アクションプラン」

(転職活動をこれから始める方向けの実践プラン)

 

Day 1–7(情報収集)

  • 転職の目的を紙に書く(理由、譲れない条件)

  • どのサービスで働きたいか絞る(生活介護/就労支援/グループホーム等)

  • リニューケアに無料登録して条件で求人を検索(勤務時間・勤務地・夜勤有無で絞る)

 

Day 8–15(準備)

  • 履歴書・職務経歴書の更新(下にテンプレあり)

  • 志望動機・エピソードを3つ用意

  • 興味ある職場の見学を申し込む

 

Day 16–25(応募→面接)

  • 週に2〜3社応募、見学時は職場の雰囲気と教育体制を確認

  • 面接は具体的な行動例を用意(STARで)

  • 面接後はお礼メールを送る

 

Day 26–30(決定・交渉)

  • 条件交渉(給与・シフト)を行う

  • 退職手続きの準備、引継ぎ書作成

  • 新職場の研修日程を確認

 

志望動機テンプレ(そのままコピペ+カスタマイズ可)

※面接や応募フォーム用に短め・長めを用意しました。

 

短め(応募フォーム向け・100〜150文字)
「これまで高齢者介護で培った身体介助や記録・観察力を活かし、障害福祉分野で利用者さんの“できる”を増やす支援に挑戦したく応募しました。個別支援計画に沿った支援で貢献します。」

 

長め(面接時・志望動機に肉付け)
「前職では入所施設で約○年勤務し、日々の介助業務だけでなく、レクリエーションや家族対応も行ってきました。特に利用者さんの小さな変化を見逃さず、適切なケアにつなげることに手応えを感じています。御施設の理念(例:自立支援を重視する点)に共感し、介護で培った観察力とチームでの連携力を活かして、個別支援計画の作成や実践で貢献したいと考え応募しました。まずは現場でしっかり学び、将来的にはサービス管理責任者として支援の質向上に寄与したいです。」

 

面接でよく聞かれる質問と模範回答例(短く端的に)

  • Q:「高齢者介護との違いで不安な点は?」
    A:「制度面や支援計画の作り方に慣れることだと考えています。まずはOJTで学び、分からない点は積極的に確認していきます。」

 

  • Q:「利用者との距離の取り方は?」
    A:「尊重を第一に、感情に流されない冷静さを保つこと。相談ごとはチームで共有し、支援に反映します。」

 

転職後に「楽しい」と感じる瞬間(現場の声)

  • 利用者さんが初めて一人で仕事をやり遂げた瞬間に立ち会えた時

  • 生活訓練でトイレや料理が自立できるようになった時の笑顔

  • グループホームで家族のような関係が築けた時の安心感

    これらは単なる“業務上の成功”ではなく、「人の人生に寄り添った成果」です。やりがいを強く感じるポイントになります。

 

失敗しない職場選びのチェックポイント(面接・見学で必ず確認)

  • 教育体制(OJT・外部研修の有無)

  • 利用者の平均年齢・障害特性(自分が対応しやすいか)

  • 夜勤・残業の頻度と休暇取得の実態

  • 多職種連携の実際(医療・行政との連携度合)

  • スタッフの定着率(長く働けそうかの判断材料)

 

まとめ

高齢者介護から障害福祉への転職は、あなたの“支援の幅”を広げ、利用者の自立に深く関わる喜びを得るチャンスです。

 

まずは情報収集と職場見学から始めましょう。

 

求人サイト「リニューケア」では、あなたの希望条件(勤務地・夜勤有無・就業時間・事業形態)に合った求人が探せます。

 

無料登録で非公開求人や職場見学の申込もスムーズ。

 

まずはリニューケアに登録して、自分に合った職場を見つける一歩を踏み出してください。

 

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今すぐ使える「転職チェックリスト」(コピーして使える短縮版)

  • 自分の転職理由を紙に書いた(譲れない条件3つ)

  • 働きたいサービス(生活介護/就労支援/グループホーム等)を決定した

  • リニューケアに登録(無料)して求人を検索した

  • 履歴書・職務経歴書を更新した(志望動機を用意)

  • 気になる職場の見学を3箇所申し込んだ

  • 面接で使う具体的エピソードを3つ用意した

  • 条件交渉のポイント(給与・シフト・教育体制)を整理した

 

おわりに

 

介護の現場で培ったあなたの力は、障害福祉の現場でも必ず役立ちます。

 

利用者さんの「できた!」に一緒に立ち会えることは、日々の仕事に確かな意味を与えてくれます。

 

まずは小さな一歩——リニューケアに無料登録して、気になる求人を見てみましょう。

 

職場見学や条件交渉まで、私たちが伴走します。

 

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