2025/10/17
「介護経験はあるけど資格なし」でも大丈夫!2025年からの働き方と資格取得の最短ルートを徹底解説
「介護の現場で働いてきたけれど、資格は持っていない…」
「無資格のまま働き続けても大丈夫なのかな?」
そう感じている方は少なくありません。
実際、介護業界では経験があっても資格を持っていない人が多く活躍しています。
ただし、2024年4月からは「認知症介護基礎研修」の受講が義務化され、ルールが大きく変わったのをご存じですか?
この記事では、
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無資格でもできる介護の仕事
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義務化された「認知症介護基礎研修」の内容
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資格を取ってキャリアアップする方法
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無資格でも働きやすい職場の探し方
を、分かりやすく丁寧に解説します。
「無資格だから…」と諦めるのはもったいない!
あなたの経験は、これからの介護現場で確実に求められています。
1. 無資格でもできる介護の仕事とは?
「資格がないと介護の仕事はできない」と思われがちですが、実はそんなことはありません。
介護施設では、無資格でも担当できる業務がたくさんあります。
生活援助
利用者さんの生活を支えるサポートです。
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食事の準備や片付け
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掃除、洗濯、買い物
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衣類の整理整頓 など
日常の家事に近い業務なので、家庭での経験も活かせる分野です。
レクリエーションの補助
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体操や歌の時間のサポート
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季節の行事やイベント準備
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利用者さんの話し相手、見守り
「人と関わることが好き」「明るく接するのが得意」という方にピッタリです。
送迎業務
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利用者さんの自宅と施設間の送迎
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送迎時の安全確認や乗降補助
普通自動車免許があれば担当できる施設も多く、無資格でも重宝されるポジションです。
事務・受付業務
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来客対応
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電話対応
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書類整理や入力作業
パソコンスキルを活かしたい方にも向いています。
身体介助のサポート
有資格者の指示のもと、
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食事介助
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入浴介助の準備や片付け
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排泄介助の補助
などを行います。
直接的な身体介護はできませんが、現場の一員として欠かせない存在です。
2. 無資格で働く際の注意点
介護職として働くうえで、無資格の場合は次のような注意点があります。
「認知症介護基礎研修」の受講義務
2024年4月から、介護職として働く無資格者は入職後1年以内に必ず受講することが義務化されました。
つまり、「今は資格がなくても働けるけど、1年以内に研修を受けなければならない」というルールです。
研修の概要
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内容:認知症の基本理解、ケアの進め方、安全な支援の方法
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所要時間:約6時間(自治体により前後あり)
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修了試験:なし。受講で修了認定。
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受講形式:自治体主催 or eラーニングで受講可能
介護未経験者でも理解しやすく、現場で役立つ実践的な内容になっています。
身体介護は制限される
資格がないと、利用者さんの身体に直接触れる業務(入浴介助・排泄介助など)を一人では行えません。
必ず有資格者の指示や立ち会いが必要になります。
給与はやや低め
一般的に、無資格の介護職は有資格者よりも月2~3万円ほど給与が低い傾向があります。
ただし、資格を取得すれば昇給・昇格のチャンスも大きくなります。
3. 「認知症介護基礎研修」ってどんな研修?
2024年4月から義務化された「認知症介護基礎研修」。
「そもそもどんな内容なの?」と疑問に思う方も多いですよね。
研修の目的
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認知症の正しい理解を深める
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利用者さんの尊厳を守るケアを学ぶ
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現場でのトラブルを防ぐ知識を得る
つまり、介護職として最低限身につけておくべき「認知症ケアの基礎」を学ぶ場です。
研修内容の一例
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認知症の症状・種類
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認知症の方との関わり方
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安全な介助・見守り方法
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チームケアの考え方
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利用者・家族とのコミュニケーション方法
講義中心で、実技試験はなし。
修了証を受け取れば、正式に「研修修了者」として働けます。
4. 無資格からキャリアアップする3ステップ
無資格のままでも働けますが、将来的には資格を取ることで働ける仕事の幅も収入もアップします。
ステップ① 現場で経験を積む
まずは介護補助として働きながら、現場の流れを学びましょう。
介護施設によっては、働きながら資格取得を支援してくれる制度もあります。
ステップ② 「介護職員初任者研修」を取得
最初のステップアップにおすすめなのが「介護職員初任者研修」。
この資格を取ると、一人で身体介護ができるようになります。
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期間:約1〜2か月
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費用:3万円〜7万円程度(自治体補助や職場負担あり)
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学習内容:基礎知識・介助技術・認知症ケアなど
資格を取ると、正社員採用や夜勤手当の支給対象になることも多くなります。
ステップ③ 「介護福祉士」へキャリアアップ
国家資格である「介護福祉士」は、介護職の中でもトップレベルの専門職。
給与アップ・リーダー職・転職の幅が一気に広がります。
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受験条件:実務経験3年以上+実務者研修修了
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合格率:約70%前後
現場経験を積みながら資格を取得することで、安定して長く働けるキャリアを築けます。
5. 無資格でも働きやすい職場の見つけ方
無資格で働く場合は、「研修支援」「サポート体制」がある職場を選ぶことが大切です。
ポイント① 資格取得支援制度がある
受講費を全額負担してくれたり、勤務時間内に研修を受けさせてくれる施設もあります。
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ポイント② 未経験者歓迎・教育体制充実
現場で丁寧に教えてもらえる環境があれば、無資格でも安心して働けます。
ポイント③ 正社員登用制度あり
最初はパートや契約職員からでも、努力次第で正社員登用されるケースも多数。
安定した働き方を目指せます。
ポイント④ 「認知症介護基礎研修」受講サポート
自治体との連携で、職場が研修受講を支援してくれる場合があります。
スムーズに研修を終えられれば、安心して長く働けます。
6. 無資格でも“選ばれる人材”になるために
資格がなくても、利用者さんや家族から信頼される人材になることは十分可能です。
そのためには、次の3つを意識しましょう。
コミュニケーションを大切に
利用者さんの気持ちに寄り添い、笑顔で接すること。
どんな資格よりも大切なのは「人への思いやり」です。
学ぶ姿勢を持つ
「資格がないからこそ、勉強して追いつこう」という意識が評価されます。
上司や同僚からも信頼され、自然とチャンスが増えます。
求人サイトを賢く使う
資格なし歓迎の求人を効率よく探すには、介護職専門の求人サイトを活用するのが近道です。
7. 「無資格だけど介護で働きたい!」そんなあなたへ
介護の仕事は、「資格」よりもまず「人の力」が必要な職業です。
あなたの経験や人柄が、利用者さんやご家族を支える大きな力になります。
とはいえ、今後の制度変更もある中で、資格取得を視野に入れたキャリア設計がとても大切です。
「自分に合った職場が分からない…」
「資格取得をサポートしてくれる施設を探したい」
そんな方は、介護専門求人サイト 『リニューケア』 を活用してください。
無資格・未経験歓迎の求人から、資格取得支援付きの職場まで、あなたにピッタリの環境を一緒に探せます。
まとめ|無資格でも介護職の道は開ける!
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無資格でも「生活援助」「送迎」「レクリ補助」など多くの仕事ができる
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2024年4月から「認知症介護基礎研修」が義務化
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資格を取ることで給与・キャリアアップが可能
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「資格取得支援制度」がある職場を選ぶのがポイント
介護の世界は、経験や思いやりを何よりも重視する仕事です。
あなたの一歩が、誰かの笑顔に変わる瞬間がきっとあります。
今こそ、経験を活かして「もう一度介護の現場へ」踏み出してみませんか?
その第一歩を、リニューケアが全力でサポートします。
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