2026/08/03投稿者:リニューケア
【最新版】介護の給料は2027年いつから上がる?給与アップの時期・理由・転職のポイント
「2027年4月から本当に給料が増えるの?」
「転職するなら給料が上がってからの方がいい?」
このような疑問を持っている介護職の方は多いのではないでしょうか。
2027年度(令和9年度)は、3年に一度実施される介護報酬改定の年です。
現在、国では介護職員の人材不足や物価高騰、他産業との賃金格差を踏まえ、さらなる処遇改善に向けた議論が進められています。
現時点では正式決定ではありませんが、介護職員の給料引き上げは2027年4月から実施される介護報酬改定に合わせて反映される見込みです。
しかし、「4月から必ず全員の給料が上がる」というわけではありません。
勤務先によって反映時期や金額が異なる可能性もあるため、正しい情報を知っておくことが大切です。
この記事では、
- 介護職の給料は2027年いつから上がるのか
- 2027年介護報酬改定の最新情報
- 賃上げの対象者
- 給料アップの時期
- 今後のスケジュール
- 転職を考えている人が知っておくべきポイント
まで、分かりやすく解説します。
この記事を読めば、2027年の給与アップの時期だけでなく、今後どのような職場を選べば収入アップにつながるのかも理解できるでしょう。
介護の給料は2027年いつから上がる?
多くの介護職の方が一番気になるのは、「結局、給料はいつから上がるの?」という点ではないでしょうか。
結論から言うと、2027年度の介護職員の給料引き上げは、2027年4月1日に実施される介護報酬改定に合わせてスタートする見込みです。
ただし、2026年8月現在では正式決定ではありません。
現在は厚生労働省の社会保障審議会介護給付費分科会で議論が進められており、2026年後半から具体的な改定内容が固まっていく予定です。
つまり、「2027年4月から制度は始まる予定だが、詳細は2027年1月頃に正式決定する」
というのが現状です。
給料アップまでのスケジュール
2027年の介護報酬改定までの流れは、以下のように予定されています。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2026年秋~12月頃 | 賃上げや処遇改善の具体的な内容を議論 |
| 2026年12月下旬 | 政府予算案と介護報酬改定率が決定 |
| 2027年1月頃 | 介護報酬改定案が正式決定 |
| 2027年4月 | 新しい介護報酬・処遇改善制度がスタート |
厚生労働省では2026年4月から2027年度介護報酬改定に向けた本格的な議論を開始しており、サービスごとの課題や処遇改善について継続的に検討されています。
2027年4月になったらすぐ給料は上がる?
ここで注意したいポイントがあります。
「2027年4月=4月の給料がすぐ上がる」とは限りません。
その理由は、給与の支給タイミングが施設によって異なるためです。
例えば、
- 4月分給与を4月末に支給する施設
- 4月分給与を5月25日に支給する施設
- 月末締め・翌月払いの施設
など、給与規定は法人ごとに違います。
そのため、多くの施設では実際に賃上げを実感できるのは5月以降の給与明細になる可能性があります。
また、処遇改善手当を毎月支給している施設もあれば、賞与時にまとめて支給する施設もあります。
同じ介護職でも、給与へ反映される時期には違いがあることを理解しておきましょう。
2027年の給料はどれくらい上がる?
現時点では、具体的な賃上げ額は決まっていません。
これは介護報酬改定率や処遇改善制度の内容がまだ議論中だからです。
しかし、政府はこれまで一貫して
- 他産業との賃金格差を縮めること
- 介護人材を確保すること
- 物価上昇に対応すること
を重要課題として掲げています。
そのため、多くの専門家は何らかの処遇改善が行われる可能性は高いと考えています。
ただし、給料アップの金額は施設によって大きく変わる可能性があります。
例えば、
- 処遇改善加算を積極的に取得している施設
- 経営が安定している社会福祉法人
- 利益率が高い民間法人
では給与アップが期待できますが、経営状況が厳しい施設では十分に反映されないケースも考えられます。
給料が上がるのは正社員だけ?
答えはいいえです。
処遇改善の対象は、正社員だけとは限りません。
実際には、
- 正社員
- パート
- 契約社員
- 常勤・非常勤
なども対象になる場合があります。
ただし、
- 勤務時間
- 勤続年数
- 法人の配分ルール
によって支給額は異なります。
同じ施設でも、正社員とパートでは支給額に差が出ることも珍しくありません。
そのため、「パートだから対象外」というわけではありませんが、詳細は勤務先の給与規定によって決まります。
「2027年まで待つ」よりも大切なこと
「2027年になれば給料が上がるなら、それまで今の職場で我慢しよう。」
そう考える方もいるかもしれません。
しかし、本当に重要なのは「給料が上がる制度」ではなく、「その制度をしっかり職員へ還元してくれる職場かどうか」です。
同じ介護報酬改定でも、
- 昇給が毎年ある施設
- 賞与が充実している施設
- 処遇改善手当を毎月支給している施設
であれば、2027年の改定による恩恵を受けやすいでしょう。
一方で、人手不足が深刻で経営に余裕がない施設では、改定後も満足のいく賃上げにつながらない可能性があります。
そのため、「2027年を待つかどうか」ではなく、「今より良い職場へ転職するべきか」を考えることも大切です。
2027年介護報酬改定で注目されている4つのポイント
2027年の介護報酬改定では、単に「給料を上げる」だけではなく、介護業界全体の課題を解決するための見直しが進められています。
厚生労働省の介護給付費分科会では、主に次の4つが重点テーマとして議論されています。
① 介護職員の処遇改善(賃上げ)
最も注目されているのが、介護職員の給料アップです。
介護業界では長年、
- 仕事量に対して給料が低い
- 他業種へ人材が流出している
- 人手不足が年々深刻になっている
という課題があります。
近年は他産業で5%前後の賃上げが続く一方で、介護業界との賃金差が再び広がることへの懸念も示されています。
そのため、2027年度改定でも「さらなる処遇改善」が重要なテーマとして位置付けられています。
今後は、
- 基本給の底上げ
- 処遇改善加算の見直し
- 昇給しやすい仕組み
などが議論される可能性があります。
② ICT・介護ロボットの活用
介護現場では、人手不足を補うためにICT機器の導入が急速に進んでいます。
例えば、
- タブレットでの介護記録
- 見守りセンサー
- インカム
- AIによる記録支援
- 介護ロボット
などです。
これらを導入すると、
- 記録時間の短縮
- 残業削減
- 職員の身体的負担軽減
につながります。
国は、生産性向上に積極的な事業所を評価し、結果として職員の処遇改善につなげる仕組みも検討しています。
③ 地域によって柔軟な制度へ
地方では介護職員の確保が都市部以上に難しくなっています。
特に、
- 中山間地域
- 過疎地域
- 高齢化率が高い地域
では、職員不足によってサービス継続が難しくなるケースもあります。
そのため、
- 人員配置基準
- サービス提供方法
- 地域の実情に合わせた運営
などについても議論されています。
④ 制度を持続できる仕組みづくり
高齢化が進む日本では、介護サービスを利用する人は今後も増える見込みです。
一方で、介護保険の財源には限りがあります。
そのため、
- 必要なサービスを維持すること
- 現場で働く職員の待遇を改善すること
- 制度を長く続けられること
この3つのバランスを取りながら制度設計が進められています。
給料が上がりやすい施設には共通点がある
2027年に賃上げが行われたとしても、すべての施設で同じ金額だけ給料が上がるわけではありません。
実は、給与が上がりやすい施設にはいくつかの共通点があります。
処遇改善を積極的に行っている
職員の給与改善に力を入れている法人は、介護報酬改定による原資をできるだけ給与へ反映する傾向があります。
例えば、
- 毎年昇給がある
- 処遇改善手当を毎月支給している
- 賞与にも処遇改善を反映している
といった施設は、職員への還元を重視していると考えられます。
経営が安定している
介護報酬が上がっても、経営状態が厳しい法人では、十分な給与アップが難しいことがあります。
一方で、
- 利用者が安定している
- 離職率が低い
- 利益を確保できている
施設では、給与改善にも積極的に取り組みやすいでしょう。
人材育成に力を入れている
教育制度が整っている法人は、職員を長く育てることを重視しています。
そのため、
- 資格取得支援
- キャリアアップ制度
- 定期昇給
などが充実しているケースも少なくありません。
給与だけでなく、将来的な年収アップも期待できます。
ICT導入が進んでいる
ICTを導入している施設は、生産性向上によって業務負担を減らし、その成果を職員へ還元しようとする傾向があります。
記録業務に時間を取られにくくなるため、働きやすさも大きく向上します。
今の職場に残るべき?それとも転職するべき?
「2027年4月に給料が上がるなら、それまで今の職場で頑張ろう」と考える方もいるでしょう。
しかし、現在の職場環境によって判断は変わります。
今すぐ転職を検討した方が良い人
- 給料が何年も上がっていない
- 人手不足で毎日残業している
- 夜勤回数が多すぎる
- 人間関係に悩んでいる
- 賞与や昇給制度がほとんどない
このような職場では、2027年の改定後も十分な給与アップが期待できない可能性があります。
一方で、
- 毎年昇給している
- 福利厚生が充実している
- 処遇改善がしっかり給与へ反映されている
という職場であれば、改定後の恩恵も受けやすいでしょう。
つまり、「2027年を待つかどうか」ではなく、「自分の職場が職員を大切にしているか」を見極めることが重要です。
➔【リニューケアに相談する】
よくある質問
Q. 介護職の給料は2027年4月から必ず上がりますか?
2026年8月時点では、正式な改定内容は決定していません。
しかし、2027年度の介護報酬改定に向けた議論では、介護職員の処遇改善や他産業との賃金格差の是正が重要なテーマとなっており、給料アップが実施される可能性は高いと考えられています。
ただし、実際にどの程度給料が上がるかは、介護報酬改定率や勤務先の配分方法によって異なります。
Q. 給料が上がるのは正社員だけですか?
いいえ。
処遇改善の対象は正社員だけではありません。
パートや契約社員なども対象となる場合がありますが、
- 勤務時間
- 雇用形態
- 法人の給与規定
によって支給額は異なります。
「パートだから対象外」というわけではありませんので、勤務先へ確認すると安心です。
Q. 転職したばかりでも給料アップの対象になりますか?
基本的には対象になる可能性があります。
ただし、
- 入職時期
- 勤続期間
- 法人の給与規定
によって異なります。
気になる方は面接時に、「処遇改善は入職後いつから対象になりますか?」と確認しておくことをおすすめします。
Q. 2027年4月に制度が始まれば、4月の給料から上がりますか?
必ずしも4月支給分から反映されるとは限りません。
例えば、
- 月末締め翌月払い
- 手当は翌月から支給
- 賞与時にまとめて支給
など、施設ごとに給与規定が異なります。
そのため、多くの場合は5月以降の給与明細で変化を実感するケースもあるでしょう。
Q. 2027年まで転職を待った方がいいですか?
現在の職場に満足しているのであれば、改定内容を確認してから判断する方法もあります。
しかし、
- 給料が低い
- 人間関係が悪い
- 残業が多い
- 夜勤が多すぎる
という状況であれば、2027年を待つ必要はありません。
条件の良い施設へ早めに転職することで、今より年収が上がる可能性も十分あります。
➔【リニューケアに相談する】
まとめ|2027年の給料アップを待つだけではなく、働く職場選びが重要
2027年度の介護報酬改定では、介護職員の給料アップや処遇改善が大きなテーマとなっています。
現在の予定では、2027年4月から新しい介護報酬制度がスタートし、それに合わせて賃上げが実施される見込みです。
一方で、正式な改定内容は2027年1月頃に決定される予定であり、現時点では具体的な賃上げ額までは公表されていません。
また、介護報酬が引き上げられても、すべての施設で同じように給料が上がるわけではありません。
施設の経営状況や処遇改善の配分方法によって、実際の給与アップには差が生じる可能性があります。
そのため、今後の給料アップを期待するだけでなく、
- 処遇改善をしっかり給与へ反映している
- 毎年昇給制度がある
- 賞与や福利厚生が充実している
- 職員を大切にする法人
を選ぶことが、将来的な年収アップにつながります。
「2027年まで待てば何とかなる」と考えるよりも、「今より条件の良い職場があるか」を知っておくことが大切です。
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