2025/08/15
労災対応してくれない介護施設は危険サイン!泣き寝入りせずに取るべき行動と転職のススメ
「送迎中に交通事故にあったけど、“自分で対応して”と言われた」
「利用者さんを抱えた時に腰を痛めたのに、『前から痛かったんじゃないの?』と労災を拒否された」
介護現場で働く人から、このような声が数多く上がっています。
本来、仕事中のケガや事故は“労災保険”の対象。
会社は労災申請に協力する義務があります。
それなのに、現場によっては「労災はうちではやってない」「自分で病院行って」「元々持病あったでしょ」というような、信じられない対応をする施設もあるのが現実です。
この記事を読んでいるあなたも、そんな理不尽に悩んでいるのではないでしょうか。
結論から言うと、労災を認めない会社の対応は違法になる可能性が高く、我慢する必要はありません。
この記事では、
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労災を拒否されたとき何をすべきか
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労働基準監督署に相談する方法
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自分で労災申請するやり方
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泣き寝入りしないための弁護士や無料窓口
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最終的に「そんな施設からは転職した方が良い」理由
まで、丁寧に分かりやすく解説していきます。
1. 介護現場は労災が多いのに、「ないことにされる」ことが多い理由
介護の仕事は、転倒・腰痛・送迎中の事故・感染症など、他職種に比べてケガのリスクが高い仕事です。
厚生労働省の統計でも、介護職は労災請求件数が多い業界の1つとされています。
にもかかわらず、現場で働く職員の多くが「労災申請をさせてもらえなかった」「自腹で治療した」という声をあげています。
よくある労災隠しのパターン
・「それは持病でしょ」と判断される
・施設長に“労災は前例ないからややこしい”と却下される
・労災隠しをして厚労省への報告を避けようとする
・人手不足のため“怪我をしても休むな”と言われる
正直言って、これは法律的にも完全にアウトです。
労災隠しは会社側が罰則を受ける可能性もある“違法行為”です。
2. 労災は会社が決めることじゃない。判断するのは労働基準監督署
ここ、最も重要なポイントなのでハッキリ言います。
労災かどうかを決めるのは会社ではなく「労働基準監督署(国)」です。
つまり、会社が「労災じゃない」と言っても、それはただの意見でしかなく、正式な判断は労基署が行います。
3. 労災申請を拒否された時に取るべきステップ
ここからは、実際に何をすればいいかを具体的に説明します。
ステップ① 労働基準監督署に相談する
まずは、最寄りの労働基準監督署に電話または直接行って相談しましょう。
状況を説明すると、「そのまま申請してください」「この書類を用意してください」「会社に指導します」など指示をもらえます。
ステップ② 自分で労災申請する
会社が協力しなくても、労働者本人が労災申請することは可能です。
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必要書類:療養補償給付たる療養の給付請求書(様式5号)など
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会社の証明がなくても、その理由を書く欄があります
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病院の診断書や事故の状況メモはきちんと保管
ステップ③ 証拠を集める
後から「労災かどうか」の判断ポイントになります。
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ケガした日の勤務シフト表
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業務中であることを証明できる資料(LINEや連絡ノートもOK)
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ケガ直後の写真や診断書
ステップ④ 労基署が判断 → 認定されれば給付
労働基準監督署が「これは労災です」と認定すれば、会社が認めてなくても、治療費や休業補償は支払われます。
4. 弁護士・無料相談窓口の活用(泣き寝入りしないために)
もし会社からの嫌がらせがあったり、話し合いが進まない場合は、労災に詳しい弁護士に相談するのも有効です。
費用が不安な人へ
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法テラス(国の無料相談制度)を使えば、無料または低額で弁護士に相談可能
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着手金ゼロで対応してくれる弁護士事務所もあります
5. 労災を隠すような会社に“居続ける”ことの危険性
「今すぐ辞められない」「同僚に迷惑をかけたくない」という気持ちは本当によく分かります。
ですが、労災を隠す職場は、ほぼ例外なく他にも問題を抱えています。
このような特徴がありませんか?
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サービス残業が当たり前
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人手不足でも新人に丸投げ
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有給が取れない
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上司のパワハラが放置されている
労災対応を拒否する施設は、「職員を守る気がない」と言っているのと同じなんです。
そんな場所で働き続けるのは、あなたの心と体が壊れてしまいます。
6. 「もう限界…」と思ったら、転職も立派な自衛策
介護の仕事自体は好きだけど、「今の職場」はあまりにもブラック…。
そんな時に我慢を続けるのは、“仕事を続けるため”ではなく、“体と心をすり減らすための時間”になってしまいます。
ここで覚えておいてほしいのは、
介護業界の中には「労災申請は当たり前」「腰痛対策にリフト完備」「送迎は2人体制」のように、職員を守る施設はたくさん存在するということです。
転職は逃げではなく、自分と家族を守るための“前向きな選択”です。
7. 介護職専門の転職エージェントを使うメリット
正直、労災を拒否するような施設は公には悪評を書かれておらず、求人情報だけでは見抜けません。
そこで頼りになるのが介護職専門の転職エージェントです。
エージェントを使うメリット
✅ 労災対応が整っている職場だけを紹介してくれる
✅ 内部の雰囲気(離職率・人間関係)も教えてくれる
✅ 履歴書・面接サポート・非公開求人も多数
✅ 匿名相談OK・完全無料
例えば【リニューケア】は、労働環境や福利厚生にこだわって求人を厳選しており、「腰を痛めて退職した方」や「人間関係に疲れて…」という方の再就職サポート実績も豊富です。
8. 実際に労災を拒否されて転職した人の声
40代女性・介護福祉士
デイサービスで送迎中に事故にあい、首を痛めたのですが、「自分で保険会社とやりとりして」と言われ、本当に辛かったです。
労災も出してもらえず、結局2週間休んでも無給。もう限界でした。
転職サイトで紹介してもらった新しい職場では、送迎は2人ペアで、腰痛対策で介護リフトがあり「ここなら長く働ける」と安心しています。早く相談すればよかったと思いました。
このように、職場を変えるだけで人生はガラッと変わります。
同じ介護の仕事でも、待遇も気持ちも全然違うんです。
9. あなたらしく働ける安心の職場を見つけよう
もう「泣き寝入り」する必要はありません。
労災を出さない職場に居続ける義理はないし、今すぐにでも環境を変える権利があります。
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まずは労基署に相談
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必要なら弁護士や法テラス
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そして、本当に自分を守ってくれる職場への転職を視野に入れる
この3つのステップを踏むことで、あなたは“守られる働き方”を手にできます。
10. まとめ:あなたの身体はあなたの人生そのもの。守ってくれる職場へ。
労災を拒否する介護施設は、あなたのことを大切にしていません。
我慢し続けた先に待っているのは、慢性的な痛み・心の疲れ・介護職自体を嫌いになる未来です。
ですが、介護職そのものは素晴らしい仕事です。
あなたのことを大切にしてくれる施設も必ずあります。
「もうこんな職場はイヤだ」と思ったら、それはあなたの心からのSOS。
行動することは“わがまま”でも“迷惑”でもありません。
大切なのは、あなた自身が笑顔で働ける場所を見つけることです。
次にやるべき一歩
「まだ迷っているけど、話を聞くだけでもいいのかな…?」
そんな方は、まず1回プロに相談してみましょう。
【リニューケア】では、
✅ 労災対応がしっかりしている施設
✅ 腰痛予防設備がある法人
✅ 人間関係も良好で離職率の低い施設
…など、あなたの希望に合わせた職場をご紹介しています。
もちろん相談は完全無料&オンラインでOK。
少しでも「今のままでは不安」と感じているなら、まずは情報収集から始めてみませんか?
最後に
どうか、あなたが“労災を自己責任にされるような場所”ではなく、“ちゃんと守ってくれる場所”で笑顔で働けますように。
あなたの身体は、一度壊れたら元には戻りません。
行動するだけで未来は変わります。
その一歩を、今日踏み出してみましょう。
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