2025/09/29
介護と看護の違いをわかりやすく解説!あなたに合う仕事はどっち?
「介護と看護って何が違うの?」
現場で働いたことがない人はもちろん、すでに介護資格を持っている方や医療・福祉分野で働いている方でも、この疑問を持つ人は少なくありません。
特に転職を考えるとき、介護職から看護職にチャレンジするべきか、それとも介護分野でキャリアを磨いていくべきか、迷うこともあるでしょう。
本記事では、介護と看護の違い・共通点をわかりやすく整理し、資格や仕事内容、将来性まで徹底解説します。
さらに、転職を考える方が後悔しないための選び方もご紹介します。
介護と看護の大きな違いとは?
介護と看護を分ける一番のポイントは、「医療行為の有無」です。
-
看護:医師の指示のもとで医療行為を行う(注射・点滴・投薬管理など)
-
介護:医療行為は行わず、生活面のサポート(食事・入浴・排泄など)や精神的ケアが中心
つまり、「病気を治す」ことを目的とするのが看護で、「生活を支える」ことを目的とするのが介護です。
介護と看護の違い一覧表
項目 | 介護 | 看護 |
---|---|---|
主な業務内容 | 食事・入浴・排泄介助、生活支援、リハビリ補助、心のケア | 医療行為(点滴・投薬・注射)、健康観察、処置、家族への指導 |
目的 | 利用者の生活を支える・自立支援 | 病気や怪我を治す・健康を回復させる |
対象者 | 高齢者・障害者・日常生活に支援が必要な人 | 病気・怪我のある人、医療的ケアが必要な人 |
資格 | 介護福祉士・初任者研修など(必須でない資格も可) | 看護師・保健師(国家資格必須) |
担当者 | 介護職員・介護福祉士・ヘルパーなど | 看護師・保健師など |
働く場所 | 介護施設・デイサービス・訪問介護 | 病院・クリニック・介護施設 |
共通点もたくさんある
介護と看護は「役割が違う」だけでなく、共通点も多くあります。
-
支援が必要な人の生活や健康を支える
-
日常生活の介助や心理的サポートを行う
-
国家資格による専門性が重視される
-
チームで連携しながらケアを提供する
つまり、どちらも「人の人生を支える仕事」であり、やりがいが大きい職業です。
介護の仕事をもう少し詳しく
介護職は「生活の支え」が中心です。
-
身体介助:食事、排泄、入浴、移動など
-
生活支援:買い物、掃除、洗濯、レクリエーション
-
リハビリ補助:専門職と連携して運動を支援
-
心理的ケア:利用者の孤独感を和らげる、会話を楽しむ
活躍の場
-
特別養護老人ホーム
-
有料老人ホーム
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デイサービス
-
訪問介護
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障害者支援施設
医療行為はできませんが、利用者の「生活の質(QOL)」を守る主役といえます。
看護の仕事をもう少し詳しく
看護職は「医療的な支え」が中心です。
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医療行為:注射、点滴、投薬、処置など
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健康観察:バイタル測定、体調変化の早期発見
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療養支援:退院後のケア、家族指導
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心理的サポート:患者の不安や恐怖を和らげる
活躍の場
-
病院・クリニック
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訪問看護ステーション
-
介護施設(医療ケアが必要な利用者もいる)
「病気を治す」視点から、生活まで包括的に支える専門職です。
介護と看護の「連携」が重要
高齢化が進む日本では、介護と看護が連携しなければ質の高いケアは実現できません。
-
介護職が日常生活で気づいた異変を看護師に報告する
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看護師が医療面の処置を行い、介護職が生活面を支える
-
チームで情報を共有し、利用者を包括的に支える
この「連携」があるからこそ、利用者は安心して生活できます。
介護と看護、どちらが向いている?
「自分には介護と看護、どちらが合っているのだろう?」
転職を考えるときに気になるポイントですよね。
介護が向いている人
-
人とじっくり関わりたい
-
高齢者や障害者の生活を支えたい
-
会話やコミュニケーションが好き
-
医療より生活支援に関心がある
看護が向いている人
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医療知識や技術を活かしたい
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病気や怪我の治療に関わりたい
-
緊急対応が苦にならない
-
国家資格を活かして幅広い職場で働きたい
介護から看護へキャリアチェンジは可能?
結論から言うと、可能です。
実際に介護職から看護師を目指す人も少なくありません。
メリット
-
医療知識を身につけられる
-
キャリアの幅が広がる
-
給与水準が上がる
デメリット
-
看護師は国家試験が必須
-
学校に通う必要がある(2~4年)
-
学費や勉強時間の確保が必要
将来性と安定性の違い
どちらもニーズが高い職業ですが、特徴が少し異なります。
-
介護:高齢化により需要が右肩上がり。資格がなくても働けるのでスタートしやすい。
-
看護:医療現場で必要不可欠。資格取得の難易度は高いが、一度取れば全国どこでも働ける安定性がある。
介護と看護の給料の違い
平均的な月収は以下の通りです。
-
介護職(介護福祉士):月20〜25万円前後
-
看護師:月30〜35万円前後
看護師の方が給与は高い傾向にありますが、介護職でも夜勤手当や資格手当で収入アップは可能です。
転職を考えるときのポイント
介護と看護の違いを理解した上で、転職する際には以下を意識すると後悔しません。
-
自分の強みを整理する
(コミュニケーション力? 医療知識?) -
どんな働き方をしたいか考える
(夜勤あり? 日勤中心? 家庭と両立?) -
資格の有無を確認する
(介護資格で挑戦できる職場は多い) -
将来像を描く
(管理職を目指す? 資格を取りたい?)
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まとめ
介護と看護は、目的も業務内容も違いますが、どちらも「人を支える大切な仕事」です。
-
看護は「病気を治す」ことを中心に、医療行為を担う
-
介護は「生活を支える」ことを中心に、日常支援を担う
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共通点は「人に寄り添い、支える姿勢」
転職を考える際は、自分が「医療を支えたい」のか「生活を支えたい」のかを軸に考えるのがおすすめです。
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