2025/09/22投稿者:リニューケア

介護職で「残業代が出ない」は本当に当たり前?違法と戦う方法&転職成功の秘訣

介護職として働くなかで、
「夜勤前に早く出勤して準備するのが当たり前」
「タイムカードを押したあとに記録業務が待っている」
「片付けや打ち合わせが残業なのに給与に反映されない」

 

このような経験をしていませんか?

 

実はこれらはすべて「サービス残業」に該当する可能性がある違法行為です。


慢性的な人手不足が背景にあるとはいえ、「仕方ない」と諦めてしまう必要はありません。

 

本記事では、介護職におけるサービス残業の実態や違法性、具体的な対処法をわかりやすく解説します。

 

さらに、残業が少なくホワイトな職場を探す方法についても紹介します。

 

「今の働き方を変えたい」「自分に合った職場を見つけたい」と考えている方にとって、一つの道しるべになるはずです。

 

介護職におけるサービス残業の実態

介護現場でサービス残業に該当することは、決して珍しくありません。

 

よくある例を見ていきましょう。

 

サービス残業の具体例

  • タイムカードを打刻したあとに記録を書く

  • 夜勤の1時間前に出勤して準備をする

  • 利用者さんのケア後の片付けやレクリエーション準備

  • ミーティング・申し送りが勤務時間外に行われる

 

これらは本来「労働時間」に含まれるべき業務ですが、現場では「暗黙の了解」として処理されているケースが多いのです。

 

サービス残業が発生する背景

  • 慢性的な人手不足:介護職全体の離職率は高く、現場が常に人手不足。

  • 業務量の多さ:ケアに加えて記録やレクリエーション準備、家族対応まで幅広い。

  • 職場の雰囲気:「みんなやっているから帰りにくい」という空気。

  • 業務の非効率性:マニュアルが整っていない、ICT導入が遅れているなど。

 

このように、仕組みや人員の問題が「サービス残業を常態化」させています。

 

サービス残業は違法!労働基準法で定められたルール

介護職であっても、法律で守られている労働者であることに変わりはありません。

 

労働基準法の基本

  • 法定労働時間:1日8時間・週40時間まで

  • 時間外労働:上記を超える場合は25%以上の割増賃金が必要

  • 深夜労働(22時~翌5時):さらに25%以上の割増

 

つまり、「残業代が出ない」=労働基準法違反です。

 

固定残業代制度の落とし穴

介護業界でも「固定残業代」を導入している施設があります。


しかし、固定残業時間を超えて働いた分については別途支払いが義務付けられていることを知らない人も多いです。

 

サービス残業を放置するとどうなる?

心身への悪影響

  • 長時間労働による疲労・腰痛・睡眠不足

  • メンタル不調やバーンアウト(燃え尽き症候群)

 

キャリアへの悪影響

  • 定時で帰るのが難しく、資格取得や自己研鑽の時間が取れない

  • 「サービス残業が当たり前」という環境で成長できない

 

サービス残業は「当たり前」ではなく、あなたのキャリアを奪うリスクがあるのです。

 

サービス残業に対処する方法

1. 証拠を残す

  • タイムカードや出退勤記録

  • 業務日誌や介護記録

  • 給与明細

  • 自分で残業時間をメモしておく

 

これらは未払い残業代請求の強力な証拠になります。

 

2. 職場で相談する

まずは直属の上司に相談することが第一歩。


改善が見られない場合は、相談窓口や労働組合にアプローチしましょう。

 

3. 労働基準監督署に相談

  • 是正勧告や改善指導をしてもらえる

  • 匿名での相談も可能

 

4. 弁護士に相談

  • 未払い残業代の正確な算出

  • 会社との交渉・裁判代理

  • 退職後でも請求可能

 

サービス残業をなくすためにできること

施設内でできること

  • 業務効率化(ICT導入、無駄な作業の削減)

  • 夜勤回数の調整や応援スタッフの活用提案

 

個人としてできること

  • スキルアップして業務を効率化

  • 「サービス残業は当たり前」という意識を持たない

  • 我慢せずに転職も視野に入れる

 

転職でサービス残業から解放される

現実的に、サービス残業を根本から解決する一番の方法は「職場を変えること」です。

 

残業が少ない職場の特徴

  • シフト管理が徹底されている

  • ICT導入が進んでいる

  • 人員配置が手厚い

  • 管理者が労務管理に関心を持っている

 

転職エージェントを使うメリット

  • 残業が少ない施設を紹介してもらえる

  • 内部情報(実際の労務環境や離職率)を聞ける

  • 面接で「残業の実態」を確認してもらえる

 

リニューケアでは、サービス残業が少ない・働きやすい職場を希望条件に沿って紹介可能です。


「今の職場を変えたい」と思ったときこそ、まずは情報収集から始めてみませんか?

 

まとめ

  • 介護職におけるサービス残業は違法行為

  • 証拠を残し、上司や労基署、弁護士などに相談することができる

  • 無理に我慢するのではなく、転職で働きやすい職場を探すのも有効な手段

 

介護の仕事は、人の生活を支える大切な仕事です。


だからこそ、働く側も大切にされる環境でなければなりません。

 

もし今、あなたがサービス残業に悩んでいるなら、一歩を踏み出してみる価値があります


「残業の少ない職場で、安心して働きたい」と思った方は、ぜひリニューケアに登録して、希望に合った働き方を一緒に見つけてみませんか?

 

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