2025/09/08
介護実務経験3年の数え方と証明書トラブル完全ガイド|もらえない時の対処法と転職のヒント
介護福祉士の国家試験を受験するためには「実務経験3年以上」という条件があります。
しかし実際には、
-
「どうやって日数を数えるの?」
-
「前の職場と揉めてしまって証明書を頼みにくい…」
-
「廃業していて証明が出せない!」
と悩む方が少なくありません。
せっかく資格を目指して頑張ってきても、証明書のトラブルで受験できなければ本当にもったいないですよね。
この記事では、介護の実務経験3年の正しい数え方から証明書の依頼方法、もらえない場合の解決策、さらに転職やキャリア形成への活かし方までを分かりやすく解説します。
資格取得を目指す方はもちろん、「次の職場は安心して働きたい」と考える方にも役立つ内容になっています。
1. 介護実務経験3年とは?正しい数え方を解説
「実務経験3年」とは、ただ3年間勤務すれば良いわけではありません。厚生労働省の基準では、以下の2つを満たす必要があります。
-
従業期間:3年以上
-
従事日数:540日以上
具体例
-
週5日フルタイム勤務 → 約3年で達成可能。
-
週3日パート勤務 → 3年以上かかる。
-
夜勤専従 → 出勤回数を日数として換算可能。
つまり「勤務期間」と「勤務日数」の両方をクリアしなければなりません。
また、カウント対象となるのは 介護業務に従事した日 です。
事務職や送迎、清掃業務だけの日は含まれません。
2. 実務経験証明書を依頼する基本の流れ
介護福祉士の受験には、勤務先からの「実務経験証明書」が必要です。依頼は以下の流れで進めましょう。
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連絡方法を決める
電話で概要を伝える
メールで依頼内容を整理して送る
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必要事項を明確に伝える
受験する年度
書類名(介護福祉士実務経験証明書)
提出期限
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必要書類を準備して送付
厚労省公式フォーマットの証明書用紙
記入例
返信用封筒(切手付き)
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担当者の負担を減らす工夫
記入箇所に付箋を貼る
簡単な手順説明を同封
このひと手間で、発行スピードは大きく変わります。
3. 前の職場に頼みにくいときの工夫
退職時にトラブルがあったり、人間関係で気まずかったりすると依頼しにくいですよね。
そんなときは以下を試してみましょう。
-
感謝を伝える文章を添える
「在職中はお世話になりました」「お忙しい中恐れ入ります」など。 -
書面で依頼
郵送で正式な依頼状を送ることで、感情的なしがらみを避けられる場合があります。 -
第三者に依頼してもらう
現職の上司や信頼できる知人に間に入ってもらうのも有効です。
4. 実務経験証明書がもらえない場合の対処法
それでも証明書を入手できない場合、次の方法があります。
施設管理者・事業責任者に再依頼
担当者レベルで止まっていることも多いため、上位者に直接お願いしてみましょう。
発行拒否の理由を確認
形式の違いや情報不足で止まっている可能性があります。修正すれば発行されるケースも少なくありません。
廃業している場合の代替書類
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源泉徴収票
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給与明細
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雇用契約書
-
雇用保険被保険者証
これらを組み合わせて提出できる場合があります。
必ず資格試験センターに確認しましょう。
資格試験センターや自治体に相談
「公益財団法人社会福祉振興・試験センター」や自治体の窓口に問い合わせると、代替方法を案内してもらえます。
専門家に依頼
どうしても発行してもらえない場合は、弁護士や行政書士に依頼して 内容証明郵便 を送るという手もあります。
5. 実務経験証明で失敗しないためのチェックポイント
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依頼は提出期限の半年前から動くのが理想
-
勤務期間・勤務日数をあらかじめ整理して依頼
-
期限の1ヶ月前までには入手完了を目指す
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不備があっても再提出できる余裕を持つ
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給与明細や雇用保険関連書類は必ず保管
6. 実務経験証明の準備がキャリア整理につながる理由
証明書を準備する中で、自分のキャリアを客観的に振り返ることができます。
-
「どんな施設で働いてきたか」
-
「どんなスキルを身につけたか」
-
「今後どんな職場で働きたいか」
これはそのまま 転職活動での自己分析 に役立ちます。
7. 安心して資格取得できる職場を選ぶコツ
もし前の職場で証明書を巡って苦労したなら、次は「サポート体制が整った職場」を選ぶことが大切です。
チェックすべきポイントは、
-
資格取得支援制度の有無
-
実務者研修の費用補助
-
証明書や手続きに慣れている事業所か
-
人間関係や労務管理が安定しているか
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8. まとめ|資格取得と転職を同時に考えるのがおすすめ
-
実務経験3年は 「従業期間3年以上+従事日数540日以上」 が条件
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証明書依頼は早めに、必要書類を揃えて丁寧に
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頼みにくい場合は第三者や専門家を活用
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廃業や拒否時は給与明細などの代替書類を用意
-
キャリア整理と転職の準備を同時に進めるのがおすすめ
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