2025/09/01投稿者:リニューケア

【介護職必見】利用者や同僚に嫌われてしまう理由と、信頼される介護士になる方法

「一生懸命やっているのに、利用者さんから嫌われてしまう…」
「同僚からも、どうも良い印象を持たれていない気がする…」

 

介護現場で働いていると、こうした悩みを抱えてしまうことは少なくありません。


特に真面目に頑張っている人ほど、思いが空回りしてしまい「嫌われているかもしれない」と感じて落ち込むことがあります。

 

しかし、嫌われる理由は決して「人としてダメだから」ではありません。


ほんの少しの言葉遣いや態度、距離感の取り方を工夫するだけで、利用者さんや同僚との関係は驚くほど改善するのです。

 

この記事では、

  • 介護職が嫌われやすいタイプの特徴

  • 信頼される介護士になるための具体的な対策

  • 職場で孤立しないための考え方や行動

 

について、わかりやすく解説します。

 

「最近、人間関係で悩んでいる…」という方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

 

介護現場で「嫌われてしまう」タイプの特徴

介護職で嫌われる理由は、大きく分けて 利用者さんから嫌われる場合同僚から嫌われる場合 に分けられます。

 

ここではまず、利用者さんからの信頼を失いやすい行動について見ていきましょう。

 

1. 言葉遣いがきつい・横柄

  • 命令口調(「早くしてください」「なんでできないんですか」)

  • 詰問調の質問(「なんでそんなことしたんですか?」)

  • 馴れ馴れしいタメ口や赤ちゃん言葉

 

これらは、利用者さんに「見下されている」「馬鹿にされている」と感じさせてしまいます。

 

介護は対等な関係で行うことが大切です。

 

2. 介助が荒々しい・雑

  • 着替えや移乗の際に乱暴な動きをする

  • 利用者の痛みや不安を無視して作業を進める

 

たとえ時間に追われていても、乱雑な介助は「怖い」と思わせてしまいます。

 

3. 利用者の気持ちを理解しない

  • 「大したことないですよ」「気にしないで」など軽視する発言

  • 本人の意思を聞かずに一方的に進める対応

 

共感が不足すると、利用者さんは「自分の気持ちを無視されている」と感じてしまいます。

 

4. 距離感が合っていない

  • パーソナルスペースを侵しすぎる(必要以上のボディタッチ)

  • 逆に距離を取りすぎて冷たい印象を与える

 

介護では、物理的にも心理的にも「ちょうど良い距離感」を意識することが大切です。

 

5. 感情的で余裕がない

  • いつも疲れた顔や不機嫌な態度

  • 焦りやイライラが言動に出てしまう

 

表情や雰囲気は利用者に大きな影響を与えます。余裕のなさが伝わると、不安や不快感を与えてしまいます。

 

6. コミュニケーション不足

  • 挨拶をしない

  • 話しかけられても返事をしない

  • 雑談を避けて業務だけをこなす

 

これでは「冷たい人」と思われやすく、信頼関係は築けません。

 

7. 自分の非を認めない

  • ミスを隠す、言い訳をする

  • 責任を人のせいにする

 

利用者さんも同僚も、「誠実さ」を大切にしています。非を認めない態度は不信感につながります。

 

同僚から嫌われてしまうタイプ

介護の仕事はチームで行うもの。同僚との関係が悪いと、仕事のしやすさにも影響します。

 

  • 協力しないタイプ
    自分の仕事だけして他人を手伝わない。

  • 陰口を言うタイプ
    不満や悪口ばかり。同僚の信頼を失う原因に。

  • 報連相をしないタイプ
    情報共有を怠り、チームワークを乱す。

  • 上から目線タイプ
    経験を振りかざして新人に厳しすぎる。

  • ミスを隠すタイプ
    周囲に迷惑がかかり、信用をなくす。

 

嫌われないためにできる行動

では、どうすれば嫌われず、信頼される介護士になれるのでしょうか。

 

1. 積極的なコミュニケーション

  • 毎日の「おはようございます」「お疲れさまです」を欠かさない

  • 利用者には「今日は調子はいかがですか?」と体調を気遣う

 

ちょっとした声かけが、信頼関係の第一歩です。

 

2. 相手の立場を想像する

  • 車いすに座っている人の目線に合わせて話す

  • 食事介助の際は「口に入れるペース」を本人に合わせる

 

「自分がされたらどう感じるか」を意識することが大切です。

 

3. 丁寧な接遇を心がける

  • 笑顔で対応する

  • 名前をきちんと呼ぶ

  • 適度な距離を保つ

 

利用者さんに「大切にされている」と思ってもらうことが信頼につながります。

 

4. 振り返りを習慣にする

  • 日誌やメモを残し、自分の言動を振り返る

  • 「今日はどんな表情で接したか」「利用者さんの反応はどうだったか」を考える

 

これが自己成長のきっかけになります。

 

5. 周囲に相談する

  • 上司や先輩に「こういう時はどう対応したらいいですか」と相談する

  • 同僚と情報共有して対応方法を一緒に考える

 

孤立せず、チームで解決する姿勢が大切です。

 

それでもつらいときは?

努力しても関係が改善しないこともあります。そんなときは、

 

  • 上司に相談する

  • 人間関係に偏りがある職場なら、転職を検討する

 

介護職は全国に多くの職場があり、自分に合った環境を選ぶことができます。

 

嫌われる介護士から「信頼される介護士」になるための考え方

  1. 「利用者さんの安心が第一」
    介護は「作業」ではなく「心を支える仕事」。

  2. 「仲間と協力してこそ成り立つ」
    一人で頑張りすぎず、助け合う気持ちを持つ。

  3. 「誠実さは最大の武器」
    ミスを隠さず、素直に謝れる人は信頼されます。

 

まとめ

介護職で「嫌われているかも」と感じてしまうのは、誰にでもあることです。


しかし、

  • 言葉遣いや態度を見直す

  • 相手の立場を尊重する

  • コミュニケーションを意識する

  • 周囲に相談する

 

これらを実践するだけで、人間関係は大きく改善します。

 

そしてもし、どうしても改善が難しい場合は、思い切って環境を変えるのも一つの選択肢です。

 

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