2026/09/17投稿者:リニューケア

介護施設で退職ラッシュが起きると崩壊する?人がどんどん辞める職場の末路と転職すべきサイン

「また一人辞めるらしい」

「先月も退職者が出たのに、今月も2人辞める」

「ベテランまで辞めると言い始めた」

 

介護施設で働いていて、こんな状況になっていませんか?

 

一人が退職するだけなら、転職や家庭の事情など個人的な理由の場合もあります。

 

しかし、短期間に何人もの職員が辞める「退職ラッシュ」が起きている場合は、単なる偶然とは限りません。

 

人手不足によって残った職員の負担が増え、その職員も疲弊して辞める。さらに人が足りなくなり、また別の職員が退職する。

 

こうした悪循環が続けば、シフトが回らない、教育ができない、十分なケアができないなど、現場そのものが不安定になっていきます。

 

ただし、「退職ラッシュが起きた=その介護施設が必ず崩壊・閉鎖する」という意味ではありません。

 

一時的に退職が重なることもありますし、その後に採用や配置を立て直して改善する施設もあります。

 

大切なのは、退職者の人数だけではなく、「辞めた後に施設がどう対応しているか」を見ることです。

 

この記事では、介護施設で退職ラッシュが起きる原因から、その後の末路、残された介護職への影響、退職ラッシュの責任、自分も転職した方がいいサインまで詳しく解説します。

 

介護施設の「退職ラッシュ」とは?

「何人辞めたら退職ラッシュなの?」と思う人もいるでしょう。

 

退職ラッシュに「○か月以内に○人辞めたら該当する」という法律上の定義があるわけではありません。

 

一般的には、同じ職場で短期間に退職者が相次いでいる状態を指して使われます。

 

たとえば、

「今月だけで3人退職した」

「半年でベテランが次々辞めた」

「一人が辞めると、その後を追うように退職者が出た」

「管理者が変わってから急に人が辞め始めた」

といった状態です。

 

特に介護施設では、もともと必要な人数に余裕がない職場もあります。

 

その状態で複数の職員が退職すると、単純に人数が減るだけではありません。

 

一人当たりの担当業務が増える。

希望休が通りにくくなる。

夜勤回数が増える。

新人教育に時間を割けなくなる。

残業が増える。

有給休暇を取りにくくなる。

 

こうした変化が連鎖し、残った職員にも退職を考えるきっかけが生まれます。

 

だからこそ、介護施設では一人の退職が次の退職につながる悪循環に注意する必要があります。

 

関連記事
【介護現場で退職者が続出する本当の理由】辞める人が増える職場の共通点と、後悔しない転職という選択

 

介護施設で退職ラッシュが起きる7つの原因

退職理由は人によって違います。

 

しかし、同じ施設から何人も続けて辞めるのであれば、個人だけではなく職場側にも共通する原因がないか確認した方がいいでしょう。

 

1.慢性的な人手不足

代表的なのが人手不足です。

 

人が足りないため、一人当たりの業務量が増える。

忙しくなって休憩が取れなくなる。

残業が増える。

疲れた職員が辞める。

さらに人が足りなくなる。

 

この循環に入ってしまうと、退職者が出るたびに職場環境が悪化していきます。

 

重要なのは、「介護業界だから人手不足なのは仕方ない」で終わらせないことです。

 

介護業界全体に人材確保の課題があるとしても、すべての職場が同じ働き方をしているわけではありません。

 

採用を積極的に進めている施設もあれば、業務を見直して職員の負担を減らしている施設もあります。

 

逆に、欠員が出ても補充されず、残った職員の頑張りだけで何か月も回しているなら注意が必要です。

 

関連記事
【2026年最新】介護職の人手不足はもう限界…「地獄」と言われる現場で今すぐ転職を考えるべき理由

 

2.残った人に仕事が集中する

退職者が出ても、利用者数がすぐに減るわけではありません。

 

そのため、辞めた職員が担当していた仕事を残った職員で分担することになります。

 

これが一時的なら乗り越えられるかもしれません。

 

しかし、

「採用が決まらないから当面この人数で」

「みんな大変だから協力して」

「今月だけ夜勤を増やしてほしい」

という状態が何か月も続けば、残った人ほど負担が大きくなります。

 

特に責任感の強い人は、「自分まで休んだら現場が回らない」と無理をしてしまいがちです。

 

結果として、頑張っている人から疲弊していきます。

 

3.管理者・上司が退職理由を改善しない

退職者が出ること自体を完全になくすことは難しいでしょう。

 

問題なのは、同じ理由で何人も辞めているのに何も変わらない職場です。

 

たとえば、

「人間関係が原因で3人辞めたのに放置」

「特定の上司への不満が何度も出ているのに対応しない」

「残業が多いと伝えても改善されない」

「人が足りないと言っても採用や配置を見直さない」

という状態です。

 

退職者が出たときに、

「最近の若い人は続かない」

「根性がない」

「介護はどこもこんなもの」

と個人の問題だけで片付けている職場では、同じことが繰り返される可能性があります。

 

4.人間関係が悪化している

介護はチームで行う仕事です。

 

職員同士の連携が取れないと、それだけで大きなストレスになります。

 

退職者が増えて余裕がなくなると、

「なんで私ばかり忙しいの?」

「○○さんは全然動かない」

「新人を教えている時間なんてない」

と職員同士の不満も生まれやすくなります。

 

本来は人員体制や業務量の問題だったとしても、そのストレスが同僚へ向かい、人間関係まで悪化することがあります。

 

すると今度は、人手不足 → 忙しい → 人間関係悪化 → 退職 → さらに人手不足という悪循環になります。

 

5.ベテラン・リーダー層が続けて辞める

退職ラッシュの中でも特に注意したいのが、長く働いていた職員やリーダー層が次々辞めるケースです。

 

勤続年数が長いから絶対に辞めないわけではありません。

 

しかし、施設のことをよく知る人が複数続けて退職する場合、「現場で何か起きていないか?」と一度考えた方がいいでしょう。

 

ベテランが辞めると、単純に一人減るだけではありません。

 

新人教育。

緊急時の判断。

利用者や家族への対応。

他職種との連携。

現場の調整。

などを担っていた人がいなくなる可能性があります。

 

その穴を残った職員だけで埋めようとすると、さらに負担が増えます。

 

6.頑張っても待遇が変わらない

人手不足でも給与や手当が変わらず、負担だけが増えていく。

 

これも退職を考える原因になります。

 

もちろん、忙しくなったからすぐに給与を大幅に上げられるとは限りません。

 

それでも、

「退職者の夜勤まで引き受けている」

「新人教育まで担当している」

「業務量が明らかに増えた」

のに、評価や待遇が何も変わらなければ、

「ここで頑張り続ける意味があるのかな」

と感じる人が出ても不思議ではありません。

 

7.将来が見えなくなっている

退職ラッシュが続くと、「この施設、大丈夫なのかな?」と不安になる人が増えます。

 

特に、

管理者まで辞める。

求人を出しても人が入らない。

入職してもすぐ辞める。

常に派遣や応援職員で補っている。

シフトが毎月ギリギリ。

といった状況が重なると、残っている職員も将来を考え始めます。

 

「今は何とか回っているから大丈夫」ではなく、半年後・1年後もここで安心して働けそうかという視点が必要です。

 

退職ラッシュが起きた介護施設は本当に崩壊する?

ここは冷静に考える必要があります。

 

ネットでは、

「退職ラッシュ=施設崩壊」

「大量退職が始まったら終わり」

といった強い表現を見かけることがあります。

 

しかし、退職者が続いたからといって、必ず施設が閉鎖するわけではありません。

 

採用が進む。

人員配置を見直す。

管理者が変わる。

業務を効率化する。

職員の待遇を改善する。

 

こうした対応によって立て直せる施設もあります。

 

逆に危険なのは、退職ラッシュそのものより、退職ラッシュが起きても何も改善しない状態です。

 

ここを見分ける必要があります。

 

介護施設が「崩壊」に近づいている7つのサイン

では、どのような状態なら注意した方がいいのでしょうか。

 

1.退職者を補充できていない

一人辞めても採用できない。

二人辞めても補充されない。

そのまま数か月経過する。

 

この状態では残った職員の負担が積み上がります。

 

求人を出しているかだけではなく、実際に人員が補充されているかを見ましょう。

 

2.新人が入ってもすぐ辞める

採用できても定着しなければ、人手不足は改善しません。

 

特に、「新人が毎回数週間〜数か月で辞める」という状態が繰り返されているなら、教育体制や人間関係、仕事内容などに問題がないか確認したいところです。

 

3.休憩・有給・希望休が取りにくくなった

退職者が出てから、

「休憩に行けない」

「有給を申請しづらい」

「希望休を出しても通らない」

という変化が起きているなら、人員不足の影響が働き方に出ています。

 

一時的なものなのか、常態化しているのかが重要です。

 

4.夜勤回数や残業が増え続けている

「今月だけ夜勤を1回増やしてほしい」なら対応できる人もいるでしょう。

 

しかし、それが毎月続いているなら話は別です。

 

人員不足を特定の職員の夜勤や残業で埋め続けている状態だからです。

 

5.管理職まで現場業務で手いっぱい

管理者が現場に入ること自体が悪いわけではありません。

 

ただ、欠員を埋めるために管理者が常に介護業務へ入り、本来行うべき採用・教育・労務管理・職場改善などに手が回らなくなっている場合、立て直しが難しくなることがあります。

 

6.ケアの質を維持できなくなっている

人手不足の影響が、

「利用者と話す時間がない」

「記録が後回しになる」

「レクリエーションができない」

「最低限の業務をこなすだけ」

というところまで出ているなら注意が必要です。

 

忙しいだけではなく、自分がしたい介護そのものができなくなっている状態だからです。

 

7.「仕方ない」が職場の口癖になっている

「人がいないから仕方ない」

「介護だから仕方ない」

「今だけだから頑張ろう」

 

こうした言葉が何か月も繰り返されているなら、状況が改善しているか確認しましょう。

 

本当に一時的な問題なのか、それとも「一時的」と言いながら常態化しているのかでは大きく違います。

 

介護施設で退職ラッシュが起きた後の「末路」はどうなる?

退職ラッシュが止まらず、人員補充や改善も進まなかった場合、現場では次のような流れが起こり得ます。

 

まず職員が減ります。

すると残った職員の業務量が増えます。

疲労や不満がたまり、さらに退職者が出ます。

教育担当者も不足するため、新人を採用しても十分に教えられなくなります。

 

新人側も、

「聞いていた仕事内容と違う」

「忙しすぎて誰にも質問できない」

「いきなり一人で任された」

と感じ、早期離職につながる可能性があります。

 

さらに人が足りなくなれば、既存職員の夜勤や残業が増えます。

 

ここまでくると、採用しても定着しないため、人手不足を解消しにくくなります。

 

最終的には、事業所側が提供体制を見直したり、受け入れ方を変更したりする必要が出る可能性もあります。

 

ただし、ここでも「退職ラッシュの末路は必ず閉鎖」と決めつけるのは正確ではありません。

 

重要なのは、今の職場がこの悪循環を止めようとしているかどうかです。

 

退職ラッシュの責任は誰にある?

「みんな辞めていくけど、誰が悪いの?」

「辞める職員が無責任なの?」

と考えてしまうこともあるでしょう。

 

しかし、退職ラッシュの原因を一人の職員だけに求めるのは適切ではありません。

 

退職には、

給与。

勤務時間。

人間関係。

家庭事情。

健康上の事情。

キャリアアップ。

管理体制。

仕事内容。

など、さまざまな理由があります。

 

もちろん、職員本人の個人的な事情による退職もあります。

 

一方、同じ部署・同じ施設から短期間に複数の退職者が出ているのであれば、組織側が職場環境やマネジメントに共通する問題がないか確認する必要があります。

 

また、

「あなたまで辞めたら現場が崩壊する」

「今辞めるのは無責任」

と言われることがあるかもしれません。

 

しかし、人員配置や採用、事業運営を一人の介護職員だけで背負うことはできません。

 

自分の退職については、就業規則や雇用契約、法令などに沿って適切に手続きを進めることが大切です。

 

退職ラッシュが起きても「残って様子を見る」のがありなケース

ここまで読むと、「じゃあ退職ラッシュが始まったら、すぐ辞めた方がいい?」と思うかもしれません。

 

そうとも限りません。

 

次のような状態なら、少し様子を見る選択肢もあります。

 

退職理由が結婚や引っ越しなど偶然重なった。

すでに新しい職員の採用が決まっている。

法人が応援職員を配置している。

管理者が職員と面談して改善を進めている。

業務分担を見直している。

一時的に忙しいものの、改善時期が明確になっている。

 

つまり重要なのは、「今、人が足りないか」ではなく、「改善する動きがあるか」です。

 

一時的に大変でも、施設側が問題を把握し、具体的に改善しているなら状況が落ち着く可能性があります。

 

退職ラッシュ中に自分も転職を考えた方がいい7つのサイン

一方で、次のような状態なら「もう少し頑張れば何とかなる」と我慢し続ける前に、自分の働き方を見直してもいいでしょう。

 

1.退職者が出ても補充されない状態が続く

欠員を残った人だけで埋め続けているなら要注意です。

 

2.以前より明らかに夜勤・残業が増えた

人手不足の負担が自分の勤務条件にまで影響しています。

 

3.休日でも仕事のことばかり考えてしまう

休んでも疲れが抜けず、次の勤務を考えるだけで強い負担を感じるなら、無理を続けないことが大切です。

 

4.利用者に丁寧に関われなくなった

「本当はもっと話を聞きたいのに時間がない」

「急かすような介助になってしまう」

という状態が続くと、介護職としてのやりがいまで失いやすくなります。

 

5.相談しても何も変わらない

上司へ何度相談しても、

「仕方ない」

「みんな頑張っている」

で終わり、具体的な改善がないなら、今後も同じ状態が続く可能性があります。

 

6.尊敬していた職員まで次々辞めている

長く働いていた人や信頼していた職員の退職が続いている場合は、「なぜ辞めるのか」を冷静に考えてみましょう。

 

ただし、噂だけで判断するのではなく、自分自身が感じている職場環境と合わせて考えることが大切です。

 

7.「辞めたい」ではなく「もう限界」と感じている

一時的に「仕事に行きたくない」と思うことは誰にでもあります。

 

しかし、その状態が長く続き、仕事以外の生活にも大きな影響が出ているなら、職場を変えることも選択肢です。

 

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「みんな辞めるから自分も辞める」だけで決めない

退職ラッシュが起きると、職場全体が不安な雰囲気になります。

 

仲の良かった同僚から、

「一緒に辞めよう」

「ここに残っても意味ないよ」

と言われることもあるかもしれません。

 

しかし、転職するかどうかは自分の状況で判断することが大切です。

 

他の人には合わない職場でも、自分には働きやすいことがあります。

 

反対に、周りが残っていても自分には限界ということもあります。

 

一度、「今の職場で何が不満なのか」を書き出してみましょう。

 

給料なのか。

人間関係なのか。

夜勤回数なのか。

休日なのか。

残業なのか。

人手不足なのか。

上司なのか。

仕事内容なのか。

 

原因が分かれば、次の職場で何を優先すべきかも見えてきます。

 

退職ラッシュ中だからこそ「次も同じ職場」を選ばない

退職ラッシュに疲れて転職したのに、次の職場も慢性的な人手不足。

 

これでは転職した意味がありません。

 

次の求人を見るときは、給与だけでなく、

職員体制。

残業時間。

年間休日。

夜勤回数。

希望休。

教育体制。

入職後のフォロー。

職員の定着状況。

なども確認しましょう。

 

ただし、求人票だけですべて分かるわけではありません。

 

面接時には、

「入職後はどのように仕事を覚えていきますか?」

「夜勤は平均月何回くらいですか?」

「急な欠員が出た場合はどのように対応していますか?」

「長く勤務されている職員さんは多いですか?」

など、具体的に質問すると職場の様子を把握しやすくなります。

 

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介護職の「良い職場」は人によって違う!転職で失敗しないための見極め方とチェックポイント

 

まだ辞めると決めていなくても求人を比較していい

退職ラッシュが起きている職場にいると、「辞めるか、残るか」の二択で考えてしまいがちです。

 

しかし、辞めると決める前に他の職場を知るという方法もあります。

 

たとえば、

今の月給が25万円。

夜勤月5回。

年間休日105日。

残業月15時間。

だったとします。

 

他の求人を見て、

「同じくらいの給与で年間休日115日の施設がある」

「夜勤回数が少ない求人もある」

「今より通勤しやすい職場がある」

と分かれば、転職を具体的に考える材料になります。

 

逆に比較した結果、「今の職場は思っていたより条件が悪くない」と分かることもあります。

 

転職活動を始めることと、今すぐ退職することは同じではありません。

 

今の職場しか知らない状態で我慢するより、他の選択肢を知ったうえで残るか転職するかを判断する方が納得しやすくなります。

 

リニューケアでは、介護・福祉分野の求人について相談できます。

 

「職場が退職ラッシュで、このまま残るべきか迷っている」

「まだ退職すると決めていないけれど、今より働きやすい求人があるか知りたい」

「人手不足がひどくない職場を比較したい」

という段階でも、希望条件を整理しながら仕事探しを進められます。

 

➔今より働きやすい求人を相談する

 

退職ラッシュ中に辞めるなら「次が決まってから」が絶対?

できれば収入が途切れないよう、在職中に次の仕事を探せると安心です。

 

しかし、「次が決まるまで絶対に辞めてはいけない」とも言い切れません。

 

仕事が忙しすぎて転職活動する時間が取れない人もいます。

 

まずは、

生活費にどれくらい余裕があるか。

転職活動にどのくらい時間を使えるか。

有給休暇が残っているか。

退職後の生活をどうするか。

などを整理しましょう。

 

勢いだけで辞めるのではなく、退職後まで含めて計画しておくことが大切です。

 

関連記事
【介護職を辞めたい】次が決まってないまま退職しても大丈夫?後悔しないための準備と転職成功のコツ

 

介護施設の退職ラッシュについてよくある質問

退職ラッシュが起きた介護施設は閉鎖しますか?

退職者が続いたからといって、必ず施設が閉鎖するわけではありません。

新規採用や配置変更などで人員体制を立て直す施設もあります。

退職者数だけで判断するのではなく、その後に法人・施設がどのような改善を行っているかを確認しましょう。

 

退職ラッシュが起きたら自分も辞めるべきですか?

周りが辞めたことだけを理由に、自分も辞める必要はありません。

ただし、人手不足によって夜勤・残業が増えた、休みが取れない、相談しても改善されないなど、自分の働き方にも悪影響が出ているなら転職を検討する材料になります。

 

ベテランが一斉に辞める施設は危険ですか?

ベテランの退職だけで危険な施設とは断定できません。

定年や家庭事情など、それぞれ理由があります。

ただし、複数のベテランやリーダーが短期間に辞め、さらに人員補充もできていない場合は、職場の状況を確認した方がいいでしょう。

 

退職ラッシュの責任は辞める職員にありますか?

退職理由は人によって異なるため、「辞めた職員が悪い」と一括りにはできません。

短期間に複数の退職者が出ている場合は、組織側も人員体制、職場環境、待遇、マネジメントなどに共通する課題がないか確認する必要があります。

 

人手不足なのに辞めるのは無責任ですか?

人手不足だからという理由だけで、一人の職員が働き続けなければならないわけではありません。

ただし、実際に退職するときは、雇用契約や就業規則などを確認し、必要な手続きや引き継ぎを進めましょう。

 

退職ラッシュが起きている施設の求人は避けるべきですか?

それだけで判断する必要はありません。

重要なのは、なぜ退職者が出たのか、その後どのような改善をしたのかです。

面接で職員体制や教育方法、欠員時の対応などを確認して判断しましょう。

 

まとめ|介護施設の退職ラッシュは「人数」よりその後の対応を見る

介護施設で退職ラッシュが起きると、

人が減る。

残った職員の負担が増える。

夜勤や残業が増える。

職場の余裕がなくなる。

さらに退職者が出る。

という悪循環に陥ることがあります。

 

その状態が続けば、「施設が崩壊しているのでは?」と不安になるのも無理はありません。

 

しかし、退職ラッシュが起きたからといって、その施設が必ず閉鎖したり、経営できなくなったりするわけではありません。

 

見るべきなのは、退職者の人数だけではありません。

 

採用を進めているか。

応援職員を配置しているか。

業務量を見直しているか。

職員の意見を聞いているか。

管理体制を改善しているか。

新人を育てられているか。

 

こうした「退職者が出た後の対応」が重要です。

 

改善する動きがあり、一時的な人手不足であれば、状況が落ち着く可能性もあります。

 

反対に、何人辞めても補充されず、

「介護だから仕方ない」

「残った人で頑張ろう」

だけで何か月も続いているなら、一度自分の働き方を見直してみてもいいでしょう。

 

周りが辞めたから転職する必要はありません。

 

しかし、周りが辞めているからという理由だけで、自分まで無理をして残る必要もありません。

 

今の職場しか見ていないと、「介護施設はどこも同じ」と感じてしまうことがあります。

 

まずは他の職場の給与・休日・夜勤回数・人員体制などを比較してみる。

 

そのうえで、「今の職場に残る」という選択をしてもいいですし、「もっと自分に合う職場へ移る」という選択をしてもいいでしょう。

 

大切なのは、退職ラッシュの雰囲気に流されるのではなく、自分がこの職場でこれからも無理なく働き続けられるかを基準に考えることです。

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