2026/09/30投稿者:リニューケア

実務者研修は働きながら取れる?仕事との両立・期間・通学日の注意点を解説

「実務者研修を取りたいけれど、仕事を続けながらでも大丈夫?」

「実務者研修を取るために仕事を休まないといけない?」

「夜勤をしながら通うのはきつい?」

「通信講座なら全部自宅でできる?」

「仕事と勉強を両立できる自信がない」

 

介護福祉士を目指して実務者研修を検討しているものの、仕事との両立が不安で申し込みを迷っている方も多いのではないでしょうか。

 

結論からいうと、実務者研修は働きながら取得を目指せます。

 

実際、介護職として実務経験を積みながら実務者研修を受講し、その後、介護福祉士国家試験を目指すこともできます。

 

ただし、「通信講座を選べば、仕事を一日も休まず全部自宅で終わる」というわけではありません。

 

実務者研修には自宅で進められる学習だけでなく、介護過程Ⅲや医療的ケアの演習など、通学が必要になる内容があります。

 

そのため、働きながら実務者研修を取得するなら、

・スクーリングの日程
・勤務シフト
・夜勤
・希望休
・自宅学習の時間
・家事や育児
・勤務先の資格取得支援

まで考えてスケジュールを組むことが重要です。

 

この記事では、

・実務者研修は働きながら取れるのか
・仕事を休む必要はあるのか
・通信だけで取得できるのか
・どのくらい勉強時間が必要なのか
・夜勤をしながらでも取得できるのか
・仕事と両立しやすいスクールの選び方
・途中で「きつい」と感じる原因
・働きながら修了するためのコツ
・資格取得支援のある職場を活用する方法

まで詳しく解説します。

 

実務者研修は働きながらでも取れる?

実務者研修は、介護職として働きながら取得を目指すことができます。

 

実務者研修を受講するために、仕事を辞める必要はありません。

 

むしろ実務経験ルートで介護福祉士を目指す場合、

介護職として働く
↓
実務経験を積む

と同時に、

実務者研修を受講する
↓
研修を修了する

という形で進めることができます。

 

その後、必要な実務経験等の受験資格を満たした段階で介護福祉士国家試験へ進むことができます。

 

そのため、「実務者研修のために仕事を辞める→研修修了後に再就職する」と考える必要はありません。

 

ただし、仕事と研修を両立するためには、申込み前のスケジュール確認が重要です。

 

実務者研修は全部通信で取れる?

働きながら資格を取りたい人にとって、「通信で取れるか」は重要ですよね。

 

実務者研修には通信学習を取り入れた講座があります。

 

自宅で課題を進められるため、毎日学校へ通う必要はありません。

 

しかし、実務者研修のすべてを通信・自宅学習だけで修了できるわけではありません。

 

介護過程Ⅲや医療的ケアの演習など、通学して受講する必要がある内容があります。

 

つまり、

通信学習
+
スクーリング

という形で進めるのが一般的です。

 

そのため、「通信だから仕事のシフトは何も変えなくていい」と考えて申し込むと、「スクーリングの日に休みが取れない」という問題が起こる可能性があります。

 

必ず申込み前に通学日を確認しましょう。

 

実務者研修のスクーリングでは何をする?

実務者研修のスクーリングで特に重要になるのが、介護過程Ⅲと医療的ケアの演習です。

 

介護過程では、利用者の状況を把握し、

・どのような課題があるのか
・どのような支援が必要なのか
・どのような介護計画を立てるのか

などを考えます。

 

単に介助方法を覚えるだけではなく、利用者一人ひとりに合わせた介護を考える力を学びます。

 

医療的ケアでは、喀痰吸引や経管栄養などについて学習・演習します。

 

自宅でテキストを読むだけではなく、実際に演習する必要があるため通学が必要になります。

 

働きながら実務者研修を取ると仕事を休む必要はある?

これは、勤務日とスクーリング日が重なるかによります。

 

スクーリングを自分の休日に合わせられれば、有給休暇を使わずに受講できることもあります。

 

一方、スクーリングが毎週○曜日

などと決まっていて、その曜日が通常勤務なら、職場にシフト調整をお願いする必要があります。

 

そのためスクールを決める前に、

「通学は何曜日ですか?」

「全部で何日ありますか?」

「欠席した場合は振替できますか?」

と確認してください。

 

介護職はシフト勤務が多いため、スクールを決める→職場へ相談より、スクールの日程を確認→職場へ相談→申込みという順番の方が安全です。

 

夜勤をしながら実務者研修は取れる?

夜勤をしている介護職でも実務者研修を受講できます。

 

ただし、夜勤とスクーリングの組み合わせには注意が必要です。

 

例えば、

前日16時から翌朝10時まで夜勤
↓
11時からスクーリング

というスケジュールでは、十分な睡眠が取れません。

 

集中力が落ちるだけでなく、帰宅時の運転などにも影響する可能性があります。

 

また、

スクーリング
↓
その日の夕方から夜勤

という組み合わせも負担が大きくなります。

 

働きながら実務者研修を取るなら、スクーリングの前後に夜勤を入れないよう相談できるかを職場へ確認してみましょう。

 

実務者研修と仕事を両立するときの1週間のイメージ

働きながら取得する場合、「勉強できる日にまとめて全部やろう」とすると続かないことがあります。

 

例えば次のように考えます。

 

月曜日

早番勤務
帰宅後30分だけ課題

 

火曜日

日勤勤務
勉強なし

 

水曜日

休日
午前中に2時間学習

 

木曜日

遅番勤務
出勤前に30分復習

 

金曜日

日勤勤務
勉強なし

 

土曜日

スクーリング

 

日曜日

休日
課題を1時間

 

このように、毎日長時間勉強するのではなく、仕事に合わせて学習量を変える方が続けやすくなります。

 

夜勤がある週なら、夜勤入り・夜勤明けは無理に勉強しないという決め方でも構いません。

 

大切なのは、「毎日○時間やらなければならない」と考えることではなく、期限までに必要な学習を終えられるペースを作ることです。

 

働きながら実務者研修を取るのが「きつい」と感じる5つの理由

働きながら実務者研修を取っていると、「思っていたより大変」と感じることがあります。

 

主な理由を見てみましょう。

 

1.仕事が終わってから勉強する必要がある

介護職は身体的な負担もある仕事です。

 

入浴介助や移乗介助をした後、帰宅してから机に向かうのが大変な日もあります。

 

「今日は疲れたから明日」が続くと、課題が溜まってしまいます。

 

2.スクーリングとシフト調整が必要

介護施設は365日運営しているところも多くあります。

 

自分が研修だからといって、毎回簡単に休めるとは限りません。

 

特に人手不足の職場では、「資格を取りたいけれど希望休を言いにくい」ということもあるでしょう。

 

3.夜勤との両立が大変

夜勤をしながら資格取得する場合、生活リズムが一定ではありません。

 

夜勤明けは、「休みだから勉強しよう」と思っていても、実際には睡眠や休息が必要になります。

 

4.家庭との両立も必要

仕事だけではありません。

 

子育てや家事、家族の介護などがある人は、

仕事
+
実務者研修
+
家庭

を両立する必要があります。

 

資格取得だけを最優先にできない人も多いでしょう。

 

5.受験時期が近いと焦りやすい

介護福祉士国家試験に間に合わせるため、「○月までに絶対に終わらせないといけない」という状態になると、精神的にも負担が大きくなります。

 

だからこそ、国家試験ギリギリではなく、余裕を持って実務者研修を始めることが大切です。

 

働きながら実務者研修を修了する7つのコツ

1.スクーリング日を最初に確認する

最も重要です。

 

受講料だけ見て申し込まず、

・通学日
・曜日
・時間
・通学場所
・振替制度

まで確認してください。

 

2.申込み前に職場へ相談する

「資格を取りたい」と早めに伝えておけば、シフトを調整してもらえる可能性があります。

 

特に介護福祉士を目指している場合は、「実務者研修を受講したいです」だけではなく、「介護福祉士を目指しているので実務者研修を受講したいです」と目的まで伝えると分かりやすいでしょう。

 

3.毎日勉強しようとしない

シフト制で働いている場合、毎日21時から1時間のような固定スケジュールは続かないことがあります。

 

  • 早番
  • 遅番
  • 夜勤
  • 休日

に合わせて勉強時間を変えましょう。

 

4.夜勤明けを勉強日にしない

夜勤明けを、「丸一日空いている日」として計算しない方が安全です。

 

夜勤明けは休息日と考え、休日や日勤後など、無理のない時間に学習を進めましょう。

 

5.課題を溜めない

実務者研修では、「締切直前に全部やる」より、少しずつ進める方が負担を減らせます。

 

例えば、週3回30分・休日に2時間など、自分なりのルールを作りましょう。

 

6.振替できるスクールを選ぶ

仕事をしていれば、

  • 急な勤務変更
  • 体調不良
  • 子どもの体調不良

などが起こることがあります。

 

欠席した場合に振替できるスクールなら、働きながらでも続けやすくなります。

 

7.資格取得を応援してくれる職場で働く

これも非常に重要です。

 

同じ実務者研修を受ける場合でも、

「研修?自分の休みで行って」

という職場と、

「資格取得ならシフトを調整します」

という職場では負担が大きく違います。

 

さらに、

・受講費補助
・研修日の勤務調整
・介護福祉士受験支援
・資格手当

まであれば、資格取得後のメリットも大きくなります。

 

働きながら資格を取るなら「資格取得に協力的な職場」かも確認しよう

実務者研修と仕事を両立できるかどうかは、本人の努力だけで決まるものではありません。

 

職場環境も大きく影響します。

 

例えば、

A施設では、

・研修日は自分の休日を使用
・受講費全額自費
・シフト変更は難しい
・実務者研修を取っても手当なし

 

一方、B施設では、

・資格取得支援あり
・研修日はシフト相談可能
・受講費補助あり
・介護福祉士取得後に資格手当あり

ということもあります。

 

同じ資格を取るのであれば、資格取得を応援してくれる職場で働く方が負担を減らせる可能性があります。

 

現在の職場で支援を受けられるなら、まず制度を確認しましょう。

 

もし、

「今の会社には資格取得支援がない」

「研修のための休みを相談しにくい」

「介護福祉士を取っても給与がほとんど変わらない」

という場合は、他の職場と比較する方法もあります。

 

リニューケアでは、介護・看護・福祉職の転職をサポートしています。

 

「働きながら実務者研修を取りたい」

「資格取得支援がある職場を探したい」

「介護福祉士を目指せる職場へ転職したい」

という段階でも相談できます。

 

→ リニューケアで資格取得を支援してくれる求人を確認する

資格取得支援がある職場なら実務者研修の費用も安くなる?

勤務先によりますが、資格取得支援制度を設けている介護事業所があります。

 

支援内容は、

・受講料全額負担
・受講料の一部補助
・指定スクール利用
・資格取得祝い金
・研修日のシフト配慮

などさまざまです。

 

ただし、「資格取得支援あり=実務者研修が完全無料」とは限りません。

 

例えば、

初任者研修だけ対象

介護福祉士受験料だけ対象

指定スクールのみ対象

などの場合があります。

 

また、「会社負担で資格を取得した場合は一定期間勤務する」などの条件が設けられているケースもあります。

 

制度を利用する前に、

・実務者研修は対象か
・いくら補助されるか
・どのスクールでもいいか
・利用条件はあるか

を確認しましょう。

 

資格取得費用についてはこちらの記事も参考にしてください。

 

関連記事:【知らないと損】介護職の資格取得は“自腹”じゃない!0円で取る方法と後悔しない求人の選び方

 

働きながら実務者研修を取るならいつから始める?

介護福祉士を目指すことが決まっているなら、国家試験を受験したい年度から逆算して考えましょう。

 

実務者研修を受講するために、介護経験3年が必要なわけではありません。

 

そのため、

実務経験を積む
+
実務者研修を進める

ことができます。

 

仕事と両立する場合は予定どおり進まない可能性も考え、「最短で間に合う時期」より余裕を持って始めることをおすすめします。

 

実務者研修を何年目に取るべきかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

 

関連記事:実務者研修はいつ取る?介護福祉士を目指すなら何年目がいい?取得時期と間に合わないケースを解説

 

実務者研修を受けるには何が必要?

「まだ実務者研修について詳しく調べていない」という方は、受講条件や申込み方法から確認しましょう。

 

実務者研修は、無資格からでも受講できます。

 

初任者研修を持っている場合は、履修済み科目の一部が免除されます。

 

また、スクール選びでは、

・受講期間
・スクーリング
・振替制度
・受講費用
・勤務先の資格取得支援

などを確認する必要があります。

 

関連記事:実務者研修を受けるには?受講資格・必要なもの・申込みから修了までの流れを解説

 

働きながら実務者研修を取ったら給料は上がる?

実務者研修を取る目的として、「給料を上げたい」という人もいるでしょう。

 

しかし、実務者研修を修了しただけで、すべての介護職の給料が自動的に上がるわけではありません。

 

勤務先によって、

・実務者研修の資格手当あり
・初任者研修と同額
・実務者研修では手当なし
・介護福祉士取得後に手当アップ

など違いがあります。

 

そのため、「働きながら頑張って資格を取れば給料も上がるだろう」と考えるのではなく、先に勤務先の給与規定を確認しましょう。

 

また、資格取得後の給料を重視するなら、他施設の給与も比較しておく方法があります。

 

関連記事:初任者研修・実務者研修で給料は上がる?介護職がすぐ年収を上げるならどっち?

 

働きながら実務者研修を取るときに避けたいこと

国家試験直前に始める

介護福祉士を目指す場合、余裕を持って開始しましょう。

仕事との両立では、予定どおり進まないこともあります。

 

費用だけでスクールを選ぶ

受講料が安くても、

  • 自宅から遠い
  • 通学日が勤務と重なる
  • 振替できない

のであれば負担が大きくなります。

 

職場に何も言わず申し込む

スクーリングの日程によっては、勤務変更が必要になります。

早めに相談しましょう。

 

夜勤明けに勉強を詰め込む

休息も必要です。

無理なスケジュールは長続きしません。

 

「資格を取れば必ず待遇が良くなる」と考える

資格取得後の給与や役割は職場によって異なります。

取得前に確認しましょう。

 

実務者研修と仕事の両立についてよくある質問

Q.正社員でも働きながら実務者研修を取れますか?

取得を目指せます。

ただし、スクーリングと勤務日の調整が必要です。

申込み前に日程を確認し、職場へ相談しましょう。

 

Q.パートでも実務者研修を受けられますか?

受講できます。

雇用形態そのものが実務者研修の受講可否を決めるものではありません。

介護福祉士国家試験を目指す場合は、実務経験として認められる従業期間や従事日数などを別途確認してください。

 

Q.夜勤専従でも実務者研修を取れますか?

受講できます。

ただし、スクーリング日の前後に夜勤が入らないよう調整できるか確認することをおすすめします。

 

Q.実務者研修は全部オンラインで受けられますか?

すべてオンライン・通信だけで修了できるわけではありません。

介護過程Ⅲや医療的ケアの演習など、スクーリングが必要です。

 

Q.仕事が忙しくて課題が終わらなかったらどうすればいい?

まず受講先へ早めに相談してください。

期限直前まで放置するのではなく、遅れそうな段階で相談することが重要です。

申込み前に課題提出や受講期間、延長等の扱いも確認しておきましょう。

 

Q.会社に実務者研修を取ることを言った方がいい?

働きながら取得するなら、早めに相談することをおすすめします。

スクーリング日のシフト調整だけでなく、資格取得支援制度を利用できる可能性があります。

 

Q.実務者研修のために転職するのはあり?

資格取得支援がないことだけを理由に必ず転職する必要はありません。

ただし、

・資格取得支援なし
・シフト調整が難しい
・資格取得後も待遇が変わらない

という場合は、資格取得を支援している職場と比較してから判断する方法があります。

 

まとめ|実務者研修は働きながら取れる。大切なのはスクールより先に「仕事との両立」を考えること

実務者研修は、介護職として働きながら取得を目指せます。

 

そのため、「資格を取るために仕事を辞めないといけない」と考える必要はありません。

 

実務経験を積みながら実務者研修を進め、その後、介護福祉士国家試験を目指すこともできます。

 

ただし、通信講座を選べばすべて自宅で完結するわけではありません。

 

介護過程Ⅲや医療的ケアの演習など、スクーリングが必要になる内容があります。

 

だからこそ、申込み前に、

・スクーリングの日程
・通学場所
・勤務シフト
・夜勤
・振替制度
・自宅学習時間
・資格取得支援制度

を確認しておきましょう。

 

特に夜勤をしている人は、

夜勤明け→スクーリング

スクーリング→夜勤

という無理なスケジュールにならないよう注意してください。

 

また、働きながら実務者研修を取れるかどうかは、本人の努力だけではなく職場環境にも左右されます。

 

資格取得に協力的な職場なら、

・受講費補助
・シフト調整
・介護福祉士受験支援
・資格取得後の手当

などを利用できる可能性があります。

 

反対に、「資格は自分で勝手に取って」という環境では、仕事との両立が難しくなることもあります。

 

今の職場で資格取得支援を受けられるなら、まず制度を利用できないか確認しましょう。

 

もし支援がなく、「働きながら実務者研修を取れる環境へ移りたい」と考えているなら、他の職場と比較する方法もあります。

 

リニューケアでは、介護・看護・福祉職の転職をサポートしています。

 

「働きながら実務者研修を取りたい」

「資格取得支援のある職場を探したい」

「介護福祉士まで目指せる職場へ転職したい」

という方も、まず現在の資格・経験で選べる求人を確認してみてください。

 

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