2025/11/11
【保存版】介護職の夜勤で「手抜きしたい」と思ったときの対処法|楽に働くコツと環境の見直し方
夜勤は介護職の中でも特に過酷な勤務です。
深夜の見回り、オムツ交換、体位変換、ナースコール対応…。
利用者さんが眠っている間も、気を抜けない時間が続きます。
そんな中で「正直、もう手を抜きたい」と思ってしまう瞬間があるのは、あなただけではありません。多くの介護職員が同じように感じています。
ただし、実際に手を抜くことは、事故や信用の失墜につながるリスクが大きいもの。
本記事では、夜勤で手抜きせずに“楽に働く”ための現実的な方法を、わかりやすく紹介します。
夜勤で手抜きしたくなる理由
1. 睡魔と戦う深夜の孤独
夜勤帯はどうしても眠気が襲います。
特に午前2時〜4時の時間帯は、脳も体も最も眠くなる時間。
そのタイミングでナースコールが鳴ると、「少しだけ…後で行こうかな」と思ってしまうこともあります。
2. 人手不足で心も体も限界
介護現場では夜勤1人という施設も少なくありません。
同時に複数の利用者さんの対応を求められる中、「もう全部は無理」「少しくらい省いても…」という心理が働くのは自然なことです。
3. 慣れによる油断
経験を積むと、利用者さんの行動パターンや夜の流れも読めてきます。
「この人は大丈夫だろう」と思い込むことで、点検や声かけの頻度が減ってしまうケースもあります。
手抜きが招く3つのリスク
1. 事故・転倒・誤嚥のリスク
夜間は少しの油断が命に関わります。
トイレに立とうとした利用者が転倒した、体位変換を忘れて褥瘡が悪化した、こうした事故は「少しの手抜き」から起こることが多いのです。
2. 同僚や上司からの信頼喪失
「夜勤明けにいつも仕事が残っている」「記録が雑」
そんな印象がつくと、信頼を取り戻すのは容易ではありません。
チームワークが命の介護現場では、信用の低下は働きづらさにも直結します。
3. 精神的な罪悪感・自己否定
「自分はちゃんとできていない」「利用者さんに申し訳ない」
そんな思いが積み重なると、モチベーションが下がり、結果的に仕事そのものが苦痛になります。
夜勤を「楽に」するための3つのアプローチ
① 業務の工夫で“ゲーム感覚”に
単調な夜勤を少しでも前向きにするには、仕事を小さな達成目標に分けて「ゲーム化」するのがおすすめです。
-
「1時間ごとにチェックリストを埋める」
-
「5分で片付け終える」
-
「ナースコール対応を10秒以内に」
このように目標を“数値化”すると、「できた!」という達成感が集中力を保つ助けになります。
また、新しい介助方法や整理の仕方を試すなど、仕事の中に“自分なりの工夫”を取り入れると飽きにくくなります。
② 眠気と疲労に負けない体調管理術
夜勤前の準備
-
仮眠をとる:勤務の8時間前を目安に30〜60分程度が理想。寝すぎはNG。
-
消化の良い食事:油物・濃い味は避け、胃腸の負担を減らす。
-
生活リズムを整える:前日は無理に寝だめせず、普段通りのサイクルを。
夜勤中の工夫
-
体を動かす:ストレッチや軽い体操で血流を促進。
-
仮眠を活用:15分程度の「パワーナップ」で眠気軽減。
-
カフェインはタイミング命:勤務開始後1〜2時間がベスト。
-
リフレッシュ:顔を洗う・歯磨き・目薬・明るい照明で感覚を刺激。
夜勤明けの過ごし方
-
強い日差しを避ける:帽子・サングラスで体内時計を守る。
-
ぬるめの入浴:40℃前後の湯でリラックス。
-
軽い朝食と睡眠:寝すぎず、午後には起きるのがベター。
③ 職場のチーム力で負担を減らす
夜勤は「1人で抱え込まないこと」が何より大切です。
-
業務分担を見直す
-
他の職員と協力して優先順位を決める
-
申し送りや記録を丁寧に残す
これらを徹底することで、夜勤の負担が均等化され、手抜きの誘惑が減ります。
もし職場に「夜勤中に何も手伝ってくれない人」や「一部の人に偏る仕事量」があるなら、
それは職場環境の課題であり、あなたの責任ではありません。
夜勤中を充実させる過ごし方
夜勤の時間を「ただ耐える時間」にするのではなく、自分を高める時間に変えるのも有効です。
-
書類整理や清掃など、日中できない業務を片付ける
-
認知症ケアや介護福祉士試験などの勉強をする
-
資格取得のための参考書を読む
-
利用者さんの睡眠状態や生活リズムを観察して記録する
静かな夜勤の時間は、集中できる貴重な時間でもあります。
将来のキャリアアップにつなげることで、夜勤へのモチベーションが上がります。
「夜勤専従」という働き方も選択肢
「日勤より夜勤の方が自分に合っている」と感じる人も少なくありません。
夜勤専従のメリットとしては、以下の点が挙げられます。
-
日勤のようなレクリエーションや入浴介助がない
-
一人の時間が多く、自分のペースで働ける
-
給与が高くなる傾向がある(夜勤手当・深夜割増)
ただし、夜勤専従は体調管理が最も重要。
夜型リズムを維持できるか、自分の体と相談しながら選ぶことが大切です。
手抜きせずに“楽に働ける職場”を選ぶという選択肢
「頑張っても報われない」「夜勤がつらい」
そう感じる場合、あなたが悪いのではなく、環境が合っていない可能性があります。
近年は、
-
夜勤2人体制を採用
-
休憩室・仮眠スペースを完備
-
夜勤後のシフト調整で体調を考慮
といった、職員の健康を重視する介護施設も増えています。
そうした職場を探すことで、「無理せず続けられる夜勤」が現実になります。
もし今の職場で限界を感じたら
あなたが「もう夜勤が怖い」「疲れすぎて仕事がつらい」と感じているなら、転職を前向きに考えても良いサインです。
夜勤の回数や体制、勤務環境は施設によってまったく異なります。
同じ介護職でも、
-
特養:夜勤1~2人体制で忙しい
-
有料老人ホーム:巡回が中心で比較的落ち着く
-
グループホーム:利用者数が少なく、一人ひとりに寄り添いやすい
と、働きやすさには大きな差があります。
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もし今の夜勤に限界を感じているなら、介護職専門の求人サイト「リニューケア」を活用してみてください。
「リニューケア」では、夜勤専従・夜勤なしの求人検索
-
残業少なめ・シフト相談可の施設情報
-
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さらに、専任のアドバイザーが「夜勤がつらい」「人間関係に悩んでいる」など、現場のリアルな悩みに寄り添いながら求人を紹介してくれます。
まとめ:手抜きではなく「工夫」で夜勤を乗り切る
夜勤を楽にする方法は、「手を抜く」ことではなく、自分の体と仕事のリズムを整えることです。
-
仮眠・食事・休憩を工夫する
-
同僚と協力して負担を分ける
-
職場選びを見直す
この3つを意識すれば、夜勤の負担は確実に減ります。
そしてもし今の職場があなたを苦しめているなら、「リニューケア」で新しい環境を探すことが、次の一歩になるかもしれません。
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