2026/10/19投稿者:リニューケア

介護職・介護福祉士は夜勤なしで正社員になれる?給料・転職先・求人の選び方を解説

「介護の仕事は好きだけど、夜勤がつらくなってきた」

「介護福祉士の資格を活かして、夜勤なしの正社員として働きたい」

「子育てと両立したいけれど、パートになると収入が減ってしまう」

「夜勤をやめたいけど、年収が大きく下がるのは困る」

 

介護職として働いていると、年齢や家庭環境の変化によって、夜勤のない働き方を考えることがあります。

 

特に特別養護老人ホームや介護老人保健施設、有料老人ホームなどの入所系施設では、夜勤を含むシフト勤務が一般的です。

 

夜勤手当があることで収入を確保できる一方、生活リズムの乱れや家庭との両立に悩む方もいるでしょう。

 

しかし、介護職・介護福祉士だからといって、正社員で働くために必ず夜勤をしなければならないわけではありません。

 

デイサービスやデイケア、訪問介護など、日中のサービス提供を中心とする職場があります。

 

また、入所系施設でも、夜勤専従職員との役割分担などによって、日勤のみの正社員を募集している場合があります。

 

ただし、注意したいのが給与です。

 

夜勤なしになると夜勤手当がなくなるため、今と同じ基本給であっても年収が下がる可能性があります。

 

そのため、夜勤なし正社員へ転職するときは、単純に「夜勤がない求人」を探すだけでは不十分です。

 

夜勤なしでも正社員として働けることと、現在の収入を維持できることは別の問題だからです。

 

この記事では、夜勤なしで働ける介護職の種類から、正社員求人の探し方、介護福祉士の資格を活かせる転職先、年収を下げないための考え方まで詳しく解説します。

 

介護職・介護福祉士は夜勤なしでも正社員になれる?

結論からいうと、夜勤なしでも正社員として働ける介護求人はあります。

 

介護職の働き方は施設形態によって異なります。

 

例えば、特別養護老人ホームなどの入所系施設では、24時間体制で利用者の生活を支えるため、夜勤を含むシフト勤務が必要になることがあります。

 

一方、デイサービスは基本的に日中に利用者を受け入れるサービスです。

 

訪問介護でも、日中の訪問を中心とした働き方を選べる事業所があります。

 

そのため、夜勤なしの正社員を目指すなら、まずは夜勤のないサービス形態を選ぶ方法があります。

 

さらに、施設によっては夜勤専従職員を配置し、日勤帯の職員と役割を分けている場合もあります。

 

こうした施設では、入所系の介護経験を活かしながら夜勤なしの正社員として働ける可能性があります。

 

ただし、すべての施設に日勤専従正社員の募集があるわけではありません。

 

求人票に「夜勤なし」と記載されていても、早番や遅番、土日祝日の勤務が必要になる場合があります。

 

応募前に勤務時間と雇用条件を確認することが大切です。

 

「夜勤なし」「日勤のみ」「日勤専従」は同じ意味?

夜勤なしの求人を探すときに、まず理解しておきたいのが勤務時間の表記です。

 

似た言葉でも、実際の勤務条件が異なることがあります。

 

夜勤なし

夜間から翌朝にかけて勤務する夜勤シフトがないことを意味する場合が一般的です。

 

ただし、早番や遅番までないとは限りません。

 

例えば、7時から16時の早番や、12時から21時の遅番が含まれる可能性があります。

 

日勤のみ

日中の時間帯を中心に勤務する働き方です。

 

ただし、求人によっては早番や遅番を日勤帯のシフトとして扱っていることがあります。

 

「日勤のみ」と書かれていても、勤務時間が8時30分から17時30分に固定されているとは限りません。

 

日勤専従

夜勤に入らず、日勤帯を専門に担当する働き方です。

 

入所系施設で使われることもあります。

 

ただし、日勤専従でも早番・遅番が含まれる場合があるため、具体的なシフトを確認しましょう。

 

日勤常勤

常勤として日勤帯を中心に働くことを意味します。

 

ただし、「常勤」と「正社員」は必ずしも同じ意味ではありません。

 

正社員を希望する場合は、雇用形態が正社員なのか、契約社員なのかなども確認してください。

 

夜勤なし・日勤のみという言葉だけで判断せず、雇用形態と勤務時間をセットで確認することが重要です。

 

夜勤なしで正社員を目指せる介護職の転職先8選

夜勤なしの介護職求人を探す場合、どのような職場があるのでしょうか。

 

ここでは代表的な8つの選択肢を紹介します。

 

1.デイサービス(通所介護)

デイサービスは、利用者が自宅から施設へ通い、日中に介護サービスを受ける施設です。

 

一般的なデイサービスでは、利用者は夕方頃に帰宅するため、宿泊を伴う夜勤がありません。

 

主な仕事内容は、食事介助、入浴介助、排泄介助、レクリエーション、送迎、記録などです。

 

夜勤なしの正社員を希望する介護職にとって、代表的な転職先の一つです。

 

ただし、注意したいのが送迎業務です。

 

デイサービスでは普通自動車運転免許が必要になる求人もあります。

 

介護福祉士の資格を持っていても、運転免許がないことで応募条件を満たさない場合があります。

 

一方、運転業務を専任の職員が担当し、介護職は添乗のみという施設もあります。

 

また、通常のデイサービスとは異なり、宿泊サービスを提供する事業所もあるため、夜勤の有無は個別に確認しましょう。

 

向いている人: 日中の生活リズムを重視したい人、レクリエーションや利用者とのコミュニケーションが好きな人。

 

2.デイケア(通所リハビリテーション)

デイケアは、リハビリテーションを中心とした通所サービスです。

 

介護老人保健施設や病院、診療所などに併設されていることがあります。

 

利用者のリハビリを支えるため、理学療法士や作業療法士などの専門職と連携する機会があります。

 

介護職は食事・入浴・排泄介助、移動の支援、送迎などを担当します。

 

一般的な通所リハビリテーションでは夜勤がないため、日勤中心の正社員求人を探す候補になります。

 

ただし、同じ法人内に入所施設がある場合は、異動や兼務の可能性について確認が必要です。

 

「デイケアへ応募したのに、将来的には老健の夜勤も担当する可能性がある」という条件なら、希望と合わないかもしれません。

 

向いている人: 身体機能の維持・回復を支える介護に興味がある人、医療職やリハビリ職と連携して働きたい人。

 

3.訪問介護

訪問介護は、利用者の自宅を訪問し、身体介護や生活援助などを行う仕事です。

 

施設介護とは異なり、利用者一人ひとりの生活環境に合わせて支援します。

 

日中の訪問を中心に運営している事業所であれば、夜勤なしの正社員として働ける可能性があります。

 

ただし、訪問介護の正社員求人でも、早朝や夕方以降のサービス提供、土日勤務などが必要になる場合があります。

 

また、定期巡回・随時対応型訪問介護看護など、夜間対応を伴う別のサービス形態もあります。

 

訪問介護という名前だけで夜勤なしと判断しないようにしましょう。

 

訪問介護では、初任者研修以上などの資格要件が関係します。

 

介護福祉士を持っている方なら、資格と施設介護の経験を活かして転職を検討できます。

 

向いている人: 利用者一人ひとりと関わりたい人、自宅での生活を支える介護に興味がある人。

 

4.訪問入浴介護

訪問入浴介護は、利用者の自宅へ専用の浴槽などを持ち込み、入浴を支援するサービスです。

 

看護職員や介護職員などがチームで訪問するため、複数人で協力して業務を行います。

 

日中の訪問が中心となる求人では、夜勤なしの正社員として働ける可能性があります。

 

ただし、入浴介助や浴槽の搬入・搬出など、身体的な負担がある仕事です。

 

「夜勤がないから体力的に楽そう」という理由だけで選ぶと、想像と違う可能性があります。

 

また、運転業務の有無や訪問件数も確認しておきましょう。

 

向いている人: チームで協力して働きたい人、身体介護の経験を活かしたい人。

 

5.有料老人ホーム

有料老人ホームには、介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホームなどがあります。

 

入居者が生活する施設なので、夜間にも介護サービスが必要になる場合があります。

 

そのため、正社員には夜勤を求める施設もあります。

 

一方で、夜勤専従職員を配置している施設や、日勤専従の正社員枠を設けている施設もあります。

 

特養や老健などで入所系の介護を経験してきた人なら、経験を活かしやすい転職先の一つです。

 

ただし、同じ有料老人ホームでも、利用者の介護度や業務量、夜勤体制は異なります。

 

応募する際には、日勤専従が雇用条件として明確になっているか確認しましょう。

 

向いている人: 入所系施設の経験を活かしたい人、利用者の生活を継続的に支えたい人。

 

6.サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者向けの住まいです。

 

安否確認や生活相談などを基本サービスとして提供し、介護サービスは併設・外部の訪問介護事業所などが担う場合があります。

 

そのため、仕事内容は施設によって大きく異なります。

 

日勤帯の生活支援を中心とした正社員求人もあれば、身体介護や夜勤を含む求人もあります。

 

特に注意したいのは、「サ高住だから夜勤がない」とは限らないことです。

 

求人票で、施設内の生活支援なのか、訪問介護業務なのか、夜勤やオンコールがあるのかを確認しましょう。

 

向いている人: 高齢者の生活支援に関わりたい人、施設ごとの仕事内容を比較して選びたい人。

 

7.病院の看護助手・介護職

病院で働く看護助手や介護職も、夜勤なしの転職先候補になります。

 

主な仕事内容は、患者の食事・入浴・排泄介助、移送、環境整備、看護師の補助などです。

 

病院によっては日勤のみの正社員求人があります。

 

ただし、病棟勤務では夜勤が必要な場合もあります。

 

また、病院での看護助手業務と介護施設での介護職業務では、求められる役割が異なることがあります。

 

介護福祉士の資格手当があるかどうかも、病院ごとに確認が必要です。

 

向いている人: 医療現場で働きたい人、看護師などと連携しながら患者の生活を支えたい人。

 

8.サービス提供責任者・生活相談員など

介護福祉士として一定の経験を積んでいるなら、一般的な介護職以外の仕事も選択肢になります。

 

例えば、訪問介護のサービス提供責任者です。

 

サービス提供責任者は、訪問介護計画の作成、利用者や家族との調整、ヘルパーへの指示・指導などを担当します。

 

介護福祉士は資格要件を満たすため、訪問介護経験などと組み合わせてキャリアアップを目指せます。

 

また、デイサービスの生活相談員も選択肢になる場合があります。

 

ただし、生活相談員の資格要件は自治体や事業所の条件によって異なるため、介護福祉士だけで必ず応募できるとは限りません。

 

管理者やリーダー候補なども、経験によっては検討できます。

 

こうした職種は日中勤務が中心の求人もありますが、管理業務や時間外対応が発生する場合もあるため、勤務時間を確認しましょう。

 

向いている人: 介護経験を活かして役職へ進みたい人、現場介護だけでなく調整・指導業務にも挑戦したい人。

 

夜勤なし正社員の転職先はどこが一番おすすめ?

どの職場が一番良いかは、希望条件によって変わります。

 

例えば、勤務時間の安定を最優先するなら、一般的なデイサービスやデイケアが候補になります。

 

一方、入所系施設の介護経験を活かしたいなら、有料老人ホームやサ高住の日勤専従求人も考えられます。

 

介護福祉士の資格を活かして給与や役職を重視するなら、サービス提供責任者や管理者候補なども選択肢です。

 

ただし、施設形態だけで給与や働きやすさが決まるわけではありません。

 

同じデイサービスでも、送迎業務の有無、利用者数、入浴介助の人数、職員配置などによって負担が違います。

 

訪問介護でも、移動時間の扱いや担当するサービス内容によって働き方が変わります。

 

施設の種類だけで決めず、実際の仕事内容と勤務条件を比較することが大切です。

 

夜勤なし正社員になると給料・年収は下がる?

夜勤なしへの転職を考えるとき、多くの方が心配するのが給与です。

 

結論からいうと、夜勤手当がなくなることで年収が下がる可能性はあります。

 

例えば、現在の職場で夜勤1回8,000円、月5回勤務しているとします。

この場合、夜勤手当は月40,000円です。

年間では480,000円になります。

 

夜勤なしへ変更し、その他の給与条件が変わらなければ、単純計算で年間48万円の収入減になります。

 

ただし、これは夜勤手当だけを比較した場合です。

 

転職先によっては基本給が高かったり、資格手当や役職手当が充実していたりするため、必ず48万円下がるとは限りません。

 

また、現在の給与に夜勤手当が含まれているのか、夜勤に伴う割増賃金が別に支払われているのかも確認する必要があります。

 

夜勤なし正社員になると給料はいくら下がる?

「夜勤なしの正社員に転職したいけれど、 給料が下がるのは困る」

 

介護職・介護福祉士が夜勤なしの正社員へ転職する場合、 気になるのが給与の変化です。

 

夜勤がなくなるからといって、 必ず年収が大幅に下がるわけではありません。

 

基本給・資格手当・賞与によっては、 夜勤なしでも現在の年収を維持できる場合があります。

 

※以下は比較のための仮定であり、 実際の求人給与や平均給与ではありません。 金額は税金・社会保険料控除前です。

 

シミュレーション① 夜勤手当だけがなくなる場合

給与項目 夜勤あり 夜勤なし
基本給 200,000円 200,000円
資格手当 15,000円 15,000円
処遇改善手当 35,000円 35,000円
夜勤手当 40,000円 0円
月給合計 290,000円 250,000円
年収(賞与込み) 408万円 360万円
年収差:48万円の減少

夜勤手当8,000円×月5回がなくなると、 年間48万円の差が生じます。

 

シミュレーション② 夜勤なしの別施設へ転職する場合

転職先の基本給や資格手当が高い場合、 夜勤なしでも年収を維持できる可能性があります。

 

給与項目 現在:夜勤あり 転職先:夜勤なし
基本給 200,000円 230,000円
資格手当 15,000円 20,000円
処遇改善手当 35,000円 35,000円
夜勤手当 40,000円 0円
月給合計 290,000円 285,000円
賞与(基本給3ヶ月分) 600,000円 690,000円
年収 408万円 411万円
夜勤なしでも年収3万円アップ

月給は5,000円下がりますが、 基本給が高くなることで賞与も増え、 年収は上がる計算になります。

 

シミュレーション③ 夜勤回数を減らした場合

夜勤を完全になくすのではなく、 回数を減らす方法もあります。 夜勤手当1回8,000円で比較します。

 

月の夜勤回数 月額夜勤手当 年間夜勤手当
5回 40,000円 480,000円
4回 32,000円 384,000円
3回 24,000円 288,000円
2回 16,000円 192,000円
0回 0円 0円

月5回から月2回に減らす場合、 夜勤手当は年間28万8,000円減少します。 夜勤を完全になくす場合よりも 収入減少を抑えられます。

 

夜勤なしの求人は月給ではなく年収で比較する

夜勤なし正社員へ転職する場合は、 基本給・資格手当・処遇改善手当・賞与・年間休日を 総合的に確認しましょう。

関連記事: 介護職の求人票の見方|給与・休日・夜勤・手当で失敗しないチェックポイント

 

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現在の給与と夜勤なし正社員求人を比較しながら、 希望条件に合う職場を探すことができます。

 

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まとめ|夜勤なし正社員への転職は年収で比較しよう

夜勤なしの正社員になると、 夜勤手当がなくなる分、収入が下がる可能性があります。

 

しかし、基本給や資格手当、賞与の高い職場なら、 夜勤なしでも年収を維持できる場合があります。

 

夜勤なしだから給料が低いと決めつけず、 年収全体で比較することが重要です。

 

介護福祉士の資格や経験を評価してくれる職場を選び、 無理のない働き方と希望する収入の両立を目指しましょう。

 

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