2026/07/09
【2026年最新】介護職の給料は本当に上がる?最大1.9万円の賃上げを徹底解説|いつから・対象者・条件まで分かりやすく紹介
「介護職の給料が2026年から上がるって本当?」
「私は対象になるの?」
「実際にはいくらくらい増えるの?」
このような疑問を持っている介護職の方は多いのではないでしょうか。
近年、介護業界では深刻な人材不足が続いています。
高齢化が進む一方で、介護職として働く人は十分とは言えず、多くの施設で人材確保が課題となっています。
さらに物価高騰の影響もあり、「今の給料では生活が厳しい」「仕事内容に見合った給与ではない」と感じる介護職も少なくありません。
こうした状況を受け、2026年には介護職員の処遇改善を目的とした新たな制度がスタートしました。
今回の制度では、介護職だけではなく、看護師やケアマネジャー、リハビリ職、事務職なども対象となり、条件を満たした事業所では最大月額19,000円相当の賃上げが期待されています。
しかし、ここで注意しなければならないのは、「介護職全員の給料が必ず19,000円上がる」という制度ではないということです。
勤務している施設や事業所が制度を活用しているかどうかによって、実際の給与アップ額は大きく変わります。
この記事では、
- 2026年の介護職の給料改定とは?
- いつから給料が上がるのか
- 最大19,000円アップの仕組み
- 対象となる職種
- パートや派遣も対象なのか
- 給料が上がらないケース
- 今より年収を上げる方法
まで、転職を考えている介護職の方にも分かりやすく解説していきます。
最後には「もっと給料を上げたい方」に向けた転職のポイントも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
2026年の介護職の給料は本当に上がる?
結論から言うと、条件を満たした事業所では給料が上がります。
2026年6月から実施された介護報酬の臨時改定では、介護現場で働く職員の待遇改善を目的として、新たな処遇改善制度が始まりました。
国が介護事業所へ支払う介護報酬を引き上げ、その財源を介護職員などの給与へ反映する仕組みになっています。
つまり、施設の売上が増え、その分を職員へ還元するイメージです。
これまでにも処遇改善加算はありましたが、今回は対象者が広がり、賃上げ額も拡充されたことが大きな特徴です。
介護業界では慢性的な人手不足が続いています。
厚生労働省の推計では、今後も介護サービスの需要は増え続ける一方で、介護人材は不足すると予測されています。
そのため、介護職の待遇改善は国としても重要な課題となっています。
今回の賃上げは、その第一歩とも言える制度です。
なぜ介護職の給料が上がるの?
介護職の給料が引き上げられる理由は、大きく分けて3つあります。
深刻な人材不足
介護施設では慢性的な人手不足が続いています。
「求人を出しても応募が来ない」
「採用できてもすぐ辞めてしまう」
このような悩みを抱える施設は少なくありません。
特に地方では、介護人材の確保が年々難しくなっています。
人材不足が続けば、一人あたりの業務量が増え、さらに離職者が増えるという悪循環に陥ってしまいます。
そのため、給与を上げることで介護職を目指す人を増やし、離職防止にもつなげようという狙いがあります。
物価上昇への対応
ここ数年は食品や電気代、ガソリン代など、あらゆる生活費が上昇しています。
しかし、介護職の給与は急激には上がらず、多くの方が生活への不安を感じています。
今回の賃上げは、こうした物価高への対策という意味合いもあります。
少しでも生活を安定させ、安心して働き続けられる環境を整えることが目的です。
他業界との給与格差
介護職は社会に欠かせない仕事ですが、他業界と比べると給与水準が低いと言われています。
仕事内容は身体介助だけではありません。
利用者とのコミュニケーション、記録業務、家族対応、緊急時の対応など、多くの業務を担っています。
責任が大きい仕事であるにもかかわらず、「給与が見合わない」と感じる人も多いでしょう。
国としても介護人材を確保するためには、給与改善が必要だと判断し、今回の制度につながっています。
最大19,000円アップの仕組みとは?
ニュースなどで「介護職の給料が19,000円アップ!」という見出しを見た方も多いでしょう。
しかし、この19,000円は全員が必ずもらえる金額ではありません。
実際には「3階建て」の仕組みになっています。
1階部分:基本の処遇改善(約10,000円)
まずは基本となる処遇改善です。
これは、既に処遇改善加算を取得している施設を中心に、多くの介護従事者へ支給される部分です。
金額の目安は月額約10,000円となっています。
この部分は比較的多くの施設が対象になります。
2階部分:ICT・生産性向上(約5,000〜7,000円)
さらに、
- 見守りセンサー
- インカム
- タブレット記録
- 介護ソフト
- AI活用
など、生産性向上へ取り組んでいる施設では追加の加算が受けられます。
介護現場では記録業務に多くの時間を取られています。
ICTを導入することで職員の負担を減らし、その成果として給与へ還元されます。
施設によっては月5,000円〜7,000円程度の上乗せが期待できます。
3階部分:働きやすい職場づくり(約2,000〜4,000円)
最後が職場環境改善への加算です。
例えば、
- 研修制度が充実している
- ハラスメント対策
- メンタルヘルス支援
- 新人教育
- キャリアアップ支援
- 有給取得促進
など、職員が長く働ける環境づくりに取り組んでいる施設が対象となります。
この加算により、さらに2,000円〜4,000円程度の賃上げが見込まれます。
これら3つをすべて満たした場合、最大で月額19,000円程度の給与アップが期待できる仕組みです。
「全員が19,000円アップ」ではないので注意
ここで勘違いしやすいポイントがあります。
ニュースだけを見ると、「介護職全員の給料が19,000円上がる」と思ってしまう方もいます。
しかし実際には、
- 勤務先が加算を取得しているか
- ICT導入を行っているか
- 職場環境改善に取り組んでいるか
- 配分方法をどう決めているか
によって支給額は異なります。
つまり、同じ介護職でも施設によって数千円しか上がらないケースもあれば、1万円以上アップするケースもあります。
そのため、「自分の職場はどうなのか」を確認することが非常に重要です。
2026年の賃上げ対象者は?介護職だけではない
今回の制度で大きく変わった点は、「介護職員だけ」が対象ではなくなったことです。
これまでの処遇改善加算は、介護職員への配分が中心でした。
しかし、介護現場は介護職だけで成り立っているわけではありません。
利用者の健康管理を行う看護師、ケアプランを作成するケアマネジャー、リハビリを担当する療法士、栄養管理を行う管理栄養士、施設運営を支える事務職員など、多くの職種が連携することで介護サービスは成り立っています。
そのため、2026年の制度では対象職種が大きく拡大されました。
対象となる主な職種
今回の賃上げの対象となる可能性がある職種は次のとおりです。
- 介護福祉士
- 実務者研修修了者
- 初任者研修修了者
- ホームヘルパー
- 介護助手
- 看護師
- 准看護師
- ケアマネジャー
- 主任ケアマネジャー
- 理学療法士(PT)
- 作業療法士(OT)
- 言語聴覚士(ST)
- 管理栄養士
- 栄養士
- 生活相談員
- 事務職員
ただし、「対象職種だから必ず支給される」というわけではありません。
実際の支給対象や配分方法は、勤務先の事業所が作成する処遇改善計画によって決まります。
つまり、同じ職種であっても施設によって支給額が異なることがあります。
パート・アルバイト・派遣社員も給料は上がる?
「正社員だけが対象なのでは?」
このように心配している方も多いでしょう。
結論から言えば、パートやアルバイト、派遣社員でも対象となる可能性があります。
今回の制度では雇用形態ではなく、「介護サービスに従事していること」が重要になります。
そのため、
- パート
- アルバイト
- 契約社員
- 派遣社員
でも勤務先が制度を活用していれば、給与アップの対象になります。
パートの場合は時給アップになることが多い
パート職員の場合は、月給ではなく時給へ反映されるケースが一般的です。
例えば、
- 時給1,200円→1,250円
- 時給1,300円→1,360円
など、勤務時間に応じて給与へ反映されます。
勤務時間が短い場合は、正社員ほど大きな金額にはなりませんが、それでも年間で見ると数万円から十数万円の差になることもあります。
派遣社員の場合はどうなる?
派遣社員の場合は少し注意が必要です。
派遣スタッフは勤務先ではなく、派遣会社と雇用契約を結んでいます。
そのため、
- 派遣会社が賃上げを反映するか
- 派遣料金が改定されるか
によって給与アップ額が変わります。
「派遣だから対象外」というわけではありませんが、正社員や直接雇用の職員とは仕組みが異なるため、派遣会社へ確認しておくと安心です。
2026年の給料アップはいつから反映される?
「制度が始まったのは分かったけど、実際にはいつから給料が増えるの?」
これは多くの介護職が気になっているポイントです。
制度開始は2026年6月
今回の処遇改善制度は、2026年6月1日からスタートしています。
しかし、制度が始まったからといって、すべての事業所が6月分の給与からすぐに反映されるわけではありません。
施設側にも手続きが必要
給与アップを実施するには、施設や事業所が自治体へ必要な書類を提出し、処遇改善加算を取得しなければなりません。
そのため、
- 6月給与から反映
- 7月給与から反映
- 8月以降にまとめて支給
など、施設によってタイミングが異なります。
「まだ給料が上がっていない」という方も、これから反映されるケースがあります。
給与明細で確認すべきポイント
実際に給料が上がったかどうかは、給与明細を見ることで確認できます。
特にチェックしておきたいのは次の項目です。
処遇改善手当
給与明細に、
- 処遇改善手当
- 処遇改善支援
- ベースアップ手当
などの項目が新しく追加されていないか確認しましょう。
施設によって名称は異なります。
基本給が上がっているケースもある
施設によっては手当ではなく、基本給そのものを引き上げる場合もあります。
例えば、
以前:基本給180,000円
↓
現在:基本給190,000円
というように、ベースアップされていることもあります。
基本給が上がれば、
- ボーナス
- 退職金
- 残業代
にも影響するため、手当よりメリットが大きいケースもあります。
自分の職場が制度を利用しているか確認する方法
「自分の施設は本当に対象なの?」
そう思ったら、次の方法で確認してみましょう。
管理者や施設長へ聞く
もっとも確実なのは、施設長や管理者、人事担当者へ直接確認することです。
例えば、「今回の処遇改善制度は取得していますか?」と聞けば、多くの施設では教えてもらえます。
給与に関わることなので聞きづらいと感じる方もいますが、制度について確認することは決して失礼ではありません。
給与明細を見る
先ほど紹介したように、
- 基本給
- 処遇改善手当
などを確認しましょう。
毎月の給与明細を比較すると、変更点が分かりやすくなります。
求人票を見る
転職活動中の方であれば、求人票を見ることでも判断できます。
最近では、
- 処遇改善加算取得済み
- ベースアップ支援加算あり
- 処遇改善手当支給
などを明記している施設が増えています。
こうした記載がある施設は、待遇改善に積極的な可能性が高いでしょう。
給料が上がらないケースもあるので注意
2026年の制度が始まったからといって、すべての介護職が給料アップするわけではありません。
次のようなケースでは、期待していたほど給料が上がらないことがあります。
加算を取得していない施設
もっとも多いケースです。
施設側が処遇改善加算を取得していなければ、賃上げの原資がありません。
そのため、給料は変わらない可能性があります。
加算を取得していても配分が少ない
施設には賃上げのルールがあります。
例えば、
- ベテラン職員へ多く配分
- 夜勤職員を優遇
- 資格保有者へ重点配分
など、施設ごとに配分方法が異なります。
同じ施設で働いていても、全員が同じ金額を受け取れるわけではありません。
経営状況によって差が出る
介護報酬が増えても、人件費以外にも光熱費や食材費などの負担が増えている施設は少なくありません。
そのため、満額を給与へ反映できない施設もあります。
特に小規模事業所では、経営状況によって賃上げ額が抑えられるケースもあります。
「給料が上がらないなら転職」という選択肢も
もし現在の職場で、
- 処遇改善加算を取得していない
- 給料が何年も上がっていない
- 昇給制度がほとんどない
という状況であれば、今後も大幅な年収アップは期待しにくいかもしれません。
実際には、同じ仕事内容でも施設が変わるだけで月給が2〜5万円高くなるケースは珍しくありません。
特に処遇改善加算を積極的に活用している法人や、年間休日が多く福利厚生が充実している施設では、給与面・働きやすさの両方が改善されることもあります。
➔【リニューケアに相談する】
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