2025/10/14
介護職が転職エージェントを使わずに給料交渉する方法|年収を20万円アップさせるための実践ポイント
転職を考える介護職の方の中には、
「転職エージェントを使うとしつこく連絡がきそう…」
「自分で求人を見つけて応募した方が気が楽」
「給料交渉も、自分で納得できる形で進めたい」
と感じている人も多いのではないでしょうか。
確かに、転職エージェントを使わずに自分で応募・面接・交渉を進める方も増えています。
しかし「給料交渉」となると、一気に難易度が上がるのも事実。
この記事では、介護職がエージェントを使わずに給料交渉を成功させる方法を、実践的なステップで解説していきます。
読み終えるころには、「自分でもできる!」と感じられるはずです。
1. 転職エージェントを使わずに給料交渉するメリット
まずは、あえてエージェントを使わずに自分で交渉を進めるメリットを見ていきましょう。
① 自分のペースで進められる
エージェントを介さないため、
・日程調整
・求人応募
・面接対策
などを自分のペースで進められるのが大きな魅力。
「仕事が忙しいから夜しか動けない」「急ぎで転職したい」といった事情にも柔軟に対応できます。
② 無駄なやり取りが減る
エージェント経由だと、「この求人どうですか?」「面接を受けませんか?」などのやり取りが頻繁に発生します。
自分で応募すれば、企業との直接のやり取りだけで済むため、心理的にもシンプルです。
③ 自分の考えで交渉できる
自分の希望条件を、他人を通さずに直接伝えられるのもメリット。
自分のキャリアや価値を一番理解しているのは、自分自身です。
言葉の選び方や伝え方次第で、誠実かつ前向きな印象を与えられます。
2. デメリットも理解しておこう
一方で、エージェントを使わない場合にはリスクもあります。
特に給料交渉に関しては、慎重な準備が欠かせません。
① 交渉をすべて自分で行う必要がある
面接の日程調整、条件確認、福利厚生の質問など、通常はエージェントが代わりにやってくれることをすべて自分で行う必要があります。
特に「お金の話」は切り出しにくく、経験がないと戸惑う場面も。
② 市場価値の判断が難しい
「この経験で年収◯万円を希望していいのか?」
「相場より高いか安いかがわからない…」
という不安もつきもの。エージェントなら最新の求人データを持っていますが、自分で調べるとなると手間がかかります。
③ 交渉次第で印象が変わるリスク
伝え方を間違えると、「お金のことばかり気にしている人」と受け取られてしまう可能性も。
謙虚さとロジカルさを両立することが、成功のカギになります。
3. 年収交渉を成功させるための準備ステップ
エージェントを使わずに交渉するなら、事前準備がすべてです。
以下のステップを意識して臨みましょう。
ステップ① 自分の市場価値を把握する
まずは、同じ地域・職種・経験年数での相場年収を調べること。
求人サイトやハローワーク、またはリニューケアの求人ページでも、地域別の給与相場が確認できます。
例:
-
介護福祉士(経験5年)…年収340〜400万円
-
サービス提供責任者(経験7年)…年収400〜480万円
-
施設長候補(経験10年)…年収500万円以上
自分の資格・経験がどの層に当てはまるかを把握しておきましょう。
ステップ② 希望年収の根拠を明確にする
希望年収を伝えるときは、「なぜその金額を希望するのか」という根拠づけが必要です。
たとえば:
-
「前職では月28万円でしたが、今回は夜勤回数が増えるため、年収ベースで+40万円を希望しています」
-
「介護福祉士の資格と5年のリーダー経験を活かせる業務内容のため、年収◯万円を希望します」
数字の裏付けと“理由”があれば、納得されやすくなります。
ステップ③ 面接での伝え方を工夫する
給料交渉の場で最も大事なのは、タイミングと伝え方です。
面接序盤から「給料はいくらですか?」と聞いてしまうと、「条件重視で選んでいる」と見られてしまう可能性があります。
おすすめのタイミングは、 最終面接または内定後の条件提示のタイミングです。
その際の伝え方の例は次の通り。
「今回の求人内容と私の経験を踏まえ、年収〇万円程度を希望しています。ただ、御社で長く働けることを第一に考えておりますので、相談ベースでご検討いただければ嬉しいです。」
このように“希望を伝えつつ、譲る姿勢も見せる”ことで、印象を損ねずに交渉できます。
4. 交渉の金額設定と相場の目安
では実際に、どのくらいの金額を希望すればよいのでしょうか?
一般的な目安は以下の通りです。
-
現職の年収の1.2倍以内(+20%)
-
または現職+50万円程度
たとえば、現在の年収が350万円なら、希望年収は400〜420万円が現実的ラインです。
求人票の年収レンジを超えない範囲で希望を伝えると、採用担当者も納得しやすくなります。
5. 具体的な交渉の進め方(メール例つき)
① 内定後に行うのがベスト
交渉のタイミングは「内定通知を受け取った後」または「オファー面談の前後」が理想です。
一次面接の段階で話しすぎると、マイナス印象につながる可能性があります。
② 直接伝える or メールで伝える
【直接伝える場合の例】
「このたび内定をいただきありがとうございます。
一点だけご相談なのですが、業務内容と夜勤回数を踏まえ、年収で〇万円程度をご検討いただくことは可能でしょうか。」
【メールで伝える場合の例】
件名:内定条件についてのご相談
○○株式会社 採用ご担当者様
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
御社で働けることを大変光栄に思っております。一点、条件面についてご相談させていただきたく存じます。
これまでの経験や資格を踏まえ、年収〇万円程度を希望しております。
もちろん御社のご事情もあるかと思いますので、柔軟にご相談させていただければ幸いです。何卒よろしくお願いいたします。
6. 給料交渉の「落とし穴」に注意!
-
無理な要求をしないこと
相場から大きく外れた金額を出すと、不信感を持たれやすくなります。
「なぜその金額を希望するのか」を常に明確に。 -
感情的にならないこと
「他社はもっと高い」などの比較は、トラブルのもとになります。
あくまで冷静に、数字で説明しましょう。 -
柔軟な姿勢を持つこと
給料だけでなく、年間休日数・残業時間・夜勤回数など、トータルで条件を見て判断しましょう。
7. 「一人で交渉するのが不安…」と思ったら
もし、
「やっぱり自分で交渉するのはハードルが高い」
「面接で給料の話を切り出すのが怖い」
と感じるなら、転職エージェントに一部だけ相談する方法もあります。
「リニューケア」では、介護業界専門のキャリアアドバイザーが、あなたの希望条件を代わりに企業へ伝え、条件交渉もサポートします。
特に年収アップを目指す転職では、自分だけで交渉するより平均で+30万円〜50万円アップするケースもあります。
登録はもちろん無料。
8. まとめ|給料交渉は「自信+根拠+丁寧さ」で決まる
エージェントを使わずに給料交渉を行うのは、決して無理ではありません。
大切なのは次の3点です。
-
自分の市場価値を知ること
-
希望額の根拠を数字で示すこと
-
丁寧で前向きな姿勢を崩さないこと
これらを意識すれば、企業側にも「この人なら納得できる」と思ってもらえます。
そして、もし一人で交渉に不安を感じたら、リニューケアのエージェントに相談してください。
あなたの強みを引き出し、より良い条件で転職できるよう全力でサポートします。
最後にワンポイントアドバイス
転職は“人生を変える大きなチャンス”。
給料交渉も、その一部にすぎません。
焦らず、自分の価値を信じて一歩を踏み出しましょう。
あなたのキャリアを支える味方として、「リニューケア」はいつでもお手伝いします。
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