2026/03/11
介護福祉士の取得費用はいくら?自己負担ゼロで資格を取る方法と支援制度を徹底解説
介護職として働いている方の多くが目指す国家資格が「介護福祉士」です。
資格を取得すると専門性が評価され、給与アップやキャリアアップにもつながります。
しかし、資格取得を考えたときに多くの人が気になるのが次のポイントです。
-
介護福祉士を取るにはいくらかかるのか
-
働きながら資格は取れるのか
-
費用を安くする方法はあるのか
実は、制度や職場の支援を活用すれば、自己負担ほぼゼロで介護福祉士を取得することも可能です。
この記事では
-
介護福祉士の資格取得費用
-
費用を抑える方法
-
自己負担なしで資格を取る方法
をわかりやすく解説します。
これから介護福祉士を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
介護福祉士の取得ルートは大きく2つ
介護福祉士の資格取得には、主に次の2つのルートがあります。
| 取得ルート | 費用目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 実務経験ルート | 約8万〜18万円 | 働きながら取得できる |
| 養成施設ルート | 約100万〜200万円 | 学校に通って取得 |
多くの介護職が選ぶのは、実務経験ルートです。
なぜなら、働きながら資格取得を目指せるため、学費の負担が少ないからです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
実務経験ルート(働きながら取得)
現在、介護職として働いている方の多くがこのルートで介護福祉士を取得しています。
必要条件
実務経験ルートでは次の条件が必要です。
-
実務経験3年以上
-
実務日数540日以上
-
実務者研修の修了
この条件を満たすことで、国家試験を受験できます。
実務経験ルートの費用
実務経験ルートの費用は、約8万円〜18万円程度です。
内訳は次の通りです。
| 内容 | 費用 |
|---|---|
| 実務者研修 | 約3万〜10万円以上 |
| 受験手数料 | 18,380円 |
| 登録免許税 | 9,000円 |
| 登録手数料 | 3,320円 |
合計約30,700円+実務者研修費用
すでに初任者研修などの資格を持っている場合は、実務者研修の費用が安くなることもあります。
養成施設ルート(学校に通う)
もう1つのルートが、専門学校や大学などの養成施設に通う方法です。
このルートは高校卒業後すぐ介護福祉士を目指す人に多いです。
費用の目安
| 学校種類 | 費用 |
|---|---|
| 専門学校 | 約100万〜200万円 |
| 短大 | 約150万〜200万円 |
| 大学 | 約300万円以上 |
2年間通うケースが多く、費用はかなり高額になります。
そのため、社会人の場合は実務経験ルートが圧倒的に多いのが現状です。
介護福祉士の費用を抑える方法
資格取得にかかる費用は決して安くありません。
しかし、制度を利用すれば費用を大きく減らすことができます。
主な方法は次の3つです。
-
実務者研修貸付制度
-
教育訓練給付金
-
会社の資格取得支援制度
それぞれ詳しく説明します。
実務者研修受講資金貸付制度
これは、実務者研修の費用をサポートする制度です。
制度の内容
実務者研修の受講料を最大20万円まで無利子で借りることができます。
さらに条件を満たすと、返済が全額免除されます。
返済免除の条件
次の条件を満たす必要があります。
-
介護福祉士に合格する
-
1年以内に資格登録
-
2年以上介護職として勤務
この条件を満たせば、借りたお金は返さなくてOKです。
つまり、実務者研修の費用が実質無料になります。
自治体の補助制度
都道府県や市区町村によっては、介護職員向けの補助制度があります。
例えば
-
実務者研修費用の補助
-
受験費用の補助
-
スキルアップ支援制度
などです。
地域によって制度は異なりますが、数万円〜全額補助されるケースもあります。
働いている施設や自治体に確認してみるとよいでしょう。
教育訓練給付金制度
ハローワークが実施している制度で、対象講座を受講すると費用の一部が支給されます。
支給額
受講費用の50%〜70%(最大80%)が支給されます。
例えば、実務者研修10万円の場合、約5万〜7万円が支給される可能性があります。
利用条件
主な条件は次の通りです。
-
雇用保険に一定期間加入している
-
指定講座を受講する
条件に当てはまる方は、必ず活用したい制度です。
養成施設の学費を免除する制度
専門学校などに通う場合は、次の制度があります。
介護福祉士修学資金貸付制度
この制度では
-
学費
-
生活費
-
入学準備金
などを借りることができます。
そして次の条件を満たすと返済が全額免除されます。
免除条件
卒業後
-
都道府県内で
-
介護職として
-
5年間勤務
すると返済が不要になります。
つまり、実質無料で学校に通える可能性があります。
会社の資格取得支援制度
介護業界では、資格取得支援制度を導入している企業が非常に多いです。
人材確保のため、事業所側も資格取得を積極的にサポートしています。
主な内容は次の通りです。
実務者研修費用の補助
多くの施設では
-
全額負担
-
半額補助
などの制度があります。
実務者研修が無料になるケースも珍しくありません。
研修を勤務扱いにする
施設によっては
-
スクーリング日
-
研修日
を勤務扱いにしてくれる場合があります。
つまり、給料をもらいながら資格取得が可能です。
国家試験受験料の負担
国家試験の受験料18,380円
これを施設が負担してくれる場合もあります。
資格手当の支給
介護福祉士を取得すると、多くの施設で資格手当が支給されます。
相場は月5,000円〜15,000円です。
年間にすると6万〜18万円の収入アップになるケースもあります。
会社負担制度の注意点
資格取得支援制度はとても魅力的ですが、注意点もあります。
返還規定がある場合
施設によっては「資格取得後○年以上勤務」という条件があります。
もし途中退職した場合、費用を返金する必要があるケースがあります。
そのため、制度利用前に確認しておきましょう。
全額負担ではないケース
企業によって制度は異なります。
例えば
-
半額補助
-
合格したら全額補助
-
一部自己負担
などです。
求人票だけでは詳細が分からないことも多いため、面接時に確認することが大切です。
2026年から国家試験制度が変わる
2026年(第38回)から国家試験制度が変わります。
導入されるのがパート合格制度です。
パート合格制度とは
試験が科目ごとに判定される仕組みです。
一部科目に合格すると、翌年の受験でその科目が免除されます。
これにより
-
一度に全科目合格する必要がない
-
合格しやすくなる
というメリットがあります。
無資格から介護福祉士を目指す場合
無資格から介護職を始める場合、職場選びがとても重要です。
特に次のポイントは必ず確認しましょう。
-
資格取得支援制度
-
実務者研修補助
-
受験費用補助
-
資格手当
これらが整っている施設で働けば、ほぼ自己負担なしで介護福祉士を取得することも可能です。
実際によくあるパターン
例えば次のようなケースがあります。
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| 実務者研修 | 会社負担 |
| 受験料 | 会社負担 |
| 登録料 | 自己負担 |
この場合、自己負担は1万円程度で資格取得できる可能性もあります。
介護福祉士を取得するメリット
資格取得の最大のメリットは、やはり収入アップです。
例えば
| 資格 | 平均月収 |
|---|---|
| 無資格 | 約20万円 |
| 介護福祉士 | 約25万円 |
年間で60万円以上差が出ることもあります。
さらに
-
リーダー職
-
サービス提供責任者
-
ケアマネージャー
などのキャリアアップにもつながります。
資格取得支援がある職場を選ぶことが大切
介護福祉士を目指すなら、職場選びはとても重要です。
同じ介護施設でも
-
資格取得支援がある施設
-
まったく支援がない施設
では大きな差があります。
資格取得支援が充実している施設なら、
-
実務者研修無料
-
受験料補助
-
勤務扱いで研修
といったサポートを受けられることもあります。
まとめ
介護福祉士の取得費用はルートによって大きく異なります。
費用目安は次の通りです。
| 取得ルート | 費用 |
|---|---|
| 実務経験ルート | 約8万〜18万円 |
| 養成施設ルート | 約100万〜200万円 |
ただし、制度を活用すれば
-
実務者研修貸付制度
-
教育訓練給付金
-
会社の資格取得支援制度
などを利用して、自己負担を大幅に減らすことができます。
特に、資格取得支援制度がある職場で働けば、ほぼ無料で介護福祉士を取得できるケースも珍しくありません。
もしこれから介護福祉士を目指すなら、資格支援制度が整っている職場を選ぶことが重要です。
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-
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