2026/09/01投稿者:リニューケア
介護職のユニットリーダーとは?仕事内容・給料・役割・向いている人を徹底解説|リーダーになるメリットと転職での活かし方
「ユニットリーダーを打診されたけれど、自分にできるのか不安」
「今の職場でキャリアアップするなら、ユニットリーダーを目指したほうがいい?」
「ユニットリーダーって、結局何をする仕事なの?」
介護職として働いていると、このような疑問を持つことがあります。
特に特別養護老人ホームなどのユニット型施設では、「ユニットリーダー」という役割を設けているケースが多くあります。
ユニットリーダーは、単に「現場で一番仕事ができる人」というわけではありません。
利用者さん一人ひとりの生活を考えながら、ユニット全体のケアをより良くしていく。
そして、そこで働くスタッフが円滑に仕事をできるように支えていく。
いわば、利用者さんとスタッフの両方を支える“現場のまとめ役”です。
そのため、一般の介護職とは仕事内容や求められる視点が少し変わります。
もちろん責任も増えますが、その分、介護職としての経験を積み、将来的に主任や管理者などを目指すうえで重要な経験にもなります。
この記事では、介護職のユニットリーダーについて、
- ユニットリーダーとは何か
- 具体的な仕事内容
- 一般の介護職との違い
- ユニットリーダーに求められる能力
- 給料は上がるのか
- ユニットリーダーになるメリット
- 大変なこと・注意点
- 向いている人
まで、できるだけ分かりやすく解説します。
「今の職場でキャリアアップしたい」という人だけでなく、ユニットリーダー経験を活かして、もっと条件の良い職場へ転職したい人にも役立つ内容です。
ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそもユニットリーダーとは?
まず、ユニットリーダーがどのような役割なのかを理解しておきましょう。
ユニット型の介護施設では、利用者さんをいくつかの生活単位に分けてケアを行います。
一般的には、1ユニットあたり10名前後の利用者さんが生活する形が多く、ユニットごとに職員を配置して、一人ひとりの生活スタイルに合わせたケアを提供します。
このユニットをまとめる役割を担うのが「ユニットリーダー」です。
簡単に言えば、「ユニットのケアとスタッフをまとめる責任者」と考えると分かりやすいでしょう。
ただし、ユニットリーダーだからといって、すべての業務を一人で抱えるわけではありません。
現場の介護職員と一緒に利用者さんのケアを行いながら、
「この利用者さんにはどんなケアが必要なのか」
「もっと生活しやすくするためにはどうすればいいのか」
「スタッフが働きやすい環境にするにはどうすればいいのか」
などを考え、ユニット全体を動かしていきます。
つまり、一般の介護職が「自分が担当する利用者さんへのケア」を中心に考えるのに対して、ユニットリーダーは「ユニット全体」を見る必要があります。
この視点の違いが、ユニットリーダーと一般の介護職の大きな違いです。
ユニットリーダーの仕事内容は大きく2つ
ユニットリーダーの仕事内容は、施設によって細かな違いがあります。
しかし、大きく分けると、
1.利用者さん・ケアに関する仕事
2.スタッフ・ユニット運営に関する仕事
の2つに分けることができます。
どちらも非常に重要です。
利用者さんへのケアだけを見ていても、スタッフがうまく連携できなければユニットは回りません。
逆に、スタッフの管理ばかりをしていて、利用者さんの生活が置き去りになってしまってもいけません。
ユニットリーダーには、「人」と「現場」の両方を見る力が求められます。
ここからは、それぞれの仕事内容を詳しく見ていきましょう。
1.利用者さんの個別ケアを考える
ユニットリーダーの重要な仕事の一つが、利用者さん一人ひとりに合わせたケアを考えることです。
ユニット型施設では、画一的なケアではなく、利用者さんそれぞれの生活習慣や希望を尊重することが重要になります。
例えば、
「朝はゆっくり起きたい」
「食事はできるだけ自分で食べたい」
「テレビを見るのが好き」
「昔から朝食後に新聞を読む習慣がある」
「できることは自分でやりたい」
など、利用者さんによって生活スタイルは違います。
ユニットリーダーは、こうした情報をスタッフ間で共有し、できるだけ本人らしい生活を送れるようにケアを考えていきます。
2.ケアの見直し・改善を行う
利用者さんの状態は、ずっと同じではありません。
昨日まで歩けていた人が、体調を崩して歩行が難しくなることもあります。
逆に、リハビリなどによって、以前よりできることが増える場合もあります。
そのため、定期的にケアを見直す必要があります。
例えば、
「最近、夜間に起きることが増えた」
「食事量が減っている」
「以前より表情が少なくなった」
「トイレまで歩けるようになってきた」
など、日々の変化をスタッフから聞き取ります。
その情報をもとに、
「ケア方法を変更したほうがいいのではないか」
「看護師に相談したほうがいいのではないか」
「ケアマネジャーに情報共有しよう」
など、必要な対応につなげます。
3.利用者さんの体調変化やリスクへの対応
ユニットリーダーは、利用者さんの状態変化にも注意を払います。
もちろん、医療的な判断をするのは医師や看護師などの専門職です。
介護職としては、普段の様子を知っているからこそ分かる変化を見逃さず、必要な人へ報告・相談することが重要です。
例えば、
- 食事をほとんど食べなくなった
- 水分量が減った
- いつもより元気がない
- 発熱している
- 転倒した
- 夜間の不眠が続いている
- 排泄状態が変化した
- 認知症による行動の変化が見られる
などです。
ユニットリーダーは、現場スタッフから情報を集めながら、必要に応じて看護師やケアマネジャーなどへ情報共有します。
ここで重要なのは、「ユニットリーダーが何でも判断する」のではなく、必要な職種につなぐことです。
4.他職種との連携
介護施設では、介護職だけで利用者さんを支えているわけではありません。
看護師、ケアマネジャー、生活相談員、機能訓練指導員、管理栄養士など、さまざまな職種が関わっています。
ユニットリーダーは、その間をつなぐ役割も担います。
例えば、「最近食事量が落ちている」という情報があれば、看護師や管理栄養士に相談することがあります。
また、「歩行状態が変わってきた」のであれば、機能訓練に関わる職員へ相談することもあります。
つまり、ユニットリーダーには、自分だけで問題を解決するのではなく、適切な専門職と連携して解決する力が求められます。
5.ご家族への対応
利用者さんのご家族とのコミュニケーションも、ユニットリーダーの重要な仕事になる場合があります。
ご家族からすると、施設に入居している家族がどのように過ごしているのかは非常に気になるものです。
例えば、
「最近はどんな様子ですか?」
「食事は食べられていますか?」
「夜は眠れていますか?」
「以前より元気になりましたか?」
など、さまざまな質問や相談を受けることがあります。
ユニットリーダーは、日々の様子を把握し、必要な情報を適切に伝えます。
もちろん、施設によっては生活相談員やケアマネジャーが主にご家族対応を行う場合もあります。
そのため、実際の業務範囲は勤務先によって異なります。
ただ、ユニットリーダーとして働くのであれば、ご家族から信頼されるコミュニケーション能力も身につけておくと強みになります。
6.レクリエーションやイベントの企画
ユニット内で行うレクリエーションや季節行事などの企画も、ユニットリーダーが中心となって進めることがあります。
例えば、
- 誕生日会
- 季節の行事
- 散歩
- おやつ作り
- カラオケ
- 映画鑑賞
- 園芸
- 手芸
- 外出イベント
などです。
ただし、大切なのは「イベントをたくさん開催すること」ではありません。
利用者さんが、
「楽しい」
「またやりたい」
「昔を思い出す」
「誰かと話すきっかけになる」
と思える時間を作ることです。
例えば、料理が好きだった利用者さんであれば、簡単なお菓子作りを取り入れる。
花が好きだった利用者さんなら、園芸を取り入れる。
昔から歌が好きだった人なら、歌を楽しめる時間を作る。
このように、その人の過去や人生を知っているからこそできるケアがあります。
これもユニットリーダーがスタッフと一緒に考えていく重要な仕事です。
7.スタッフのシフト作成・人員配置
ユニットリーダーの仕事は、利用者さんだけではありません。
スタッフをどう配置するかも重要な仕事です。
施設によっては、シフト作成をユニットリーダーが担当したり、管理者と相談しながら勤務体制を調整したりします。
例えば、
「この日は早番が足りない」
「夜勤が続いているスタッフがいる」
「新人と経験者を同じ勤務にしたほうがいい」
「この日は入浴介助が多い」
など、さまざまな事情を考慮する必要があります。
単純にスタッフの希望を並べればいいわけではありません。
利用者さんの状態、必要なケア、スタッフの経験やスキル、勤務希望などを総合的に考える必要があります。
そのため、シフト作成には意外と高い調整力が求められます。
8.新人スタッフの教育・指導
ユニットリーダーにとって、スタッフ教育も非常に重要な仕事です。
特に新人職員が入ってきた場合、
「何を教えるのか」
「どのタイミングで教えるのか」
「どこまで一人で任せていいのか」
を考えなければなりません。
例えば、入職したばかりの職員に対して、「見て覚えてください」だけでは、なかなか成長できません。
なぜこの介助をするのか。
なぜこの声かけをするのか。
なぜこの利用者さんにはこの対応をするのか。
そこまで説明することで、職員も理解しやすくなります。
9.スタッフの悩みや相談を聞く
ユニットリーダーは、スタッフから相談を受ける立場でもあります。
例えば、
「この利用者さんへの対応が難しい」
「夜勤が不安」
「他のスタッフとの連携がうまくいかない」
「仕事を続けるか悩んでいる」
などです。
すべてをユニットリーダー一人で解決する必要はありません。
しかし、スタッフが「相談しても大丈夫」と思える存在であることは非常に重要です。
スタッフの悩みを早い段階で把握できれば、問題が大きくなる前に施設管理者などへ相談することもできます。
10.ユニット内の人間関係を調整する
介護現場では、スタッフ同士の人間関係が仕事のしやすさに大きく影響します。
ユニットリーダーは、スタッフ間のコミュニケーションを円滑にする役割も担います。
例えば、
「Aさんはこう言っていた」
「Bさんはこう感じている」
といった意見の違いが出ることがあります。
このような場合に、一方の意見だけを聞いて判断するのではなく、双方の話を聞きながら、どうすれば利用者さんにとって良いケアになるのかを考える必要があります。
ここで大切なのは、「誰が正しいか」だけで判断しないことです。
介護の現場では、人によって考え方が違うことがあります。
だからこそ、ユニットリーダーには調整役としての力が求められます。
11.ユニット会議の運営
ユニット内で会議を行う施設では、その進行をユニットリーダーが担当することがあります。
会議では、
- 利用者さんの状態
- ケア方法
- ヒヤリハット
- 事故防止
- レクリエーション
- 業務改善
- スタッフ間の情報共有
などについて話し合います。
ただ、会議を開催するだけでは意味がありません。
重要なのは、「話し合った結果、現場がどう変わるのか」です。
例えば、「最近、夜間の転倒が増えている」という問題があれば、
「なぜ転倒が起きているのか」
「どの時間帯に多いのか」
「環境に問題はないか」
「スタッフの見守り方法を変えられないか」
などを考えます。
そして、決めた対策を実際の現場で実践します。
その後、
「改善されたのか」
「別の問題が起きていないか」
を確認します。
このように、課題発見→対策→実践→振り返りまで行うことがユニットリーダーの役割です。
12.施設全体のリーダー会議に参加する
施設によっては、各ユニットのリーダーが集まる会議があります。
ここでは、ユニット内だけでは解決できない問題について話し合ったり、施設全体の方針を共有したりします。
例えば、
「事故が増えている」
「新人教育の方法を統一したい」
「業務改善をしたい」
「記録方法を変更する」
などです。
ユニットリーダーは、自分のユニットだけを見るのではなく、施設全体の視点も求められるようになります。
この経験は、将来的に主任や管理者などを目指すうえでも役立ちます。
ユニットリーダーと一般介護職の違い
では、一般の介護職とユニットリーダーでは何が違うのでしょうか。
一番大きな違いは、「自分の仕事を見る」のか「ユニット全体を見る」のかという視点です。
一般の介護職の場合、「今日担当する利用者さんにどんなケアをするか」「今日の業務をどう進めるか」という視点が中心になります。
一方、ユニットリーダーになると、
「ユニット全体のケアは適切か」
「スタッフは困っていないか」
「人員配置に問題はないか」
「利用者さんの状態に変化はないか」
「施設の方針と現場のケアが一致しているか」
など、より広い視点が必要になります。
つまり、介護技術だけでなく、マネジメント能力が求められるということです。
ユニットリーダーは現場で介護をしない?
「ユニットリーダーになると、現場で介護をしなくなるの?」と思う人もいるかもしれません。
これは施設によって違います。
ユニットリーダーになっても、通常の介護業務を担当する施設は少なくありません。
食事介助、排泄介助、入浴介助、移乗介助など、一般の介護職と同じように現場に入ることもあります。
そのうえで、
- スタッフへの指示
- 情報共有
- 会議
- シフト調整
- 新人教育
- ケアの見直し
などのリーダー業務が加わります。
そのため、「介護業務+リーダー業務」という働き方になるケースもあります。
ここは転職する際に非常に重要なポイントです。
「ユニットリーダーだから管理業務中心だろう」と考えて転職したら、実際には一般介護職とほぼ同じくらい夜勤や身体介助に入るケースもあります。
求人を見るときは、仕事内容だけでなく、ユニットリーダーとしてどこまでの権限・業務を任されるのかを確認することが大切です。
ユニットリーダーに資格は必要?
「ユニットリーダーになるには特別な資格が必要なの?」という疑問を持つ人もいるでしょう。
基本的には、ユニットリーダーとして働くために全国一律で必須となる特定の資格があるわけではありません。
ただし、実際の採用や人事では、介護福祉士などの資格や、一定の介護経験が求められるケースがあります。
また、施設によってはユニットリーダー研修などの受講を求められることがあります。
そのため、「資格がなければ絶対になれない」という単純なものではありませんが、経験や資格があるほど任されやすくなる傾向があります。
ユニットリーダーになると給料は上がる?
これは多くの介護職が気になるポイントでしょう。
結論から言うと、ユニットリーダーになれば必ず給料が上がる、とは限りません。
施設によって、
- リーダー手当
- 役職手当
- 職務手当
- 処遇改善関連の手当
- 基本給の昇給
など、給与への反映方法が異なるからです。
例えば、一般介護職より月数千円〜数万円程度の手当が付く施設もあれば、役職だけが変わって給与が大きく変わらない施設もあります。
そのため、「ユニットリーダーだから月給○万円」と一律に考えることはできません。
ユニットリーダーになる前に給与を確認しよう
ユニットリーダーを打診された場合、給料について確認することは決して悪いことではありません。
むしろ、責任が増えるのであれば、待遇がどう変わるのか確認しておくべきです。
例えば、
「ユニットリーダーになると役職手当はありますか?」
「給与はどのように変わりますか?」
「賞与の算定にも影響しますか?」
「夜勤回数は変わりますか?」
などを確認しておきましょう。
特に注意したいのが、責任だけ増えて、待遇がほとんど変わらないケースです。
ユニットリーダーになったことで、
- スタッフ教育
- シフト調整
- 会議
- トラブル対応
- 家族対応
- ケアの管理
などが増えたにもかかわらず、給与がほとんど変わらないのであれば、負担が大きくなってしまう可能性があります。
もちろん、キャリアアップのために経験を積むこと自体には大きな価値があります。
しかし、「何を得られるのか」は確認しておきましょう。
ユニットリーダーになるメリット
では、ユニットリーダーになるメリットには何があるのでしょうか。
大きく5つあります。
メリット1.介護職としての市場価値が上がる
ユニットリーダーを経験すると、単純な介助技術だけでなく、
- スタッフ教育
- シフト管理
- ケアマネジメント
- 他職種連携
- リスク管理
- チームマネジメント
などの経験を積めます。
これは転職市場でもアピールしやすい経験です。
「介護経験10年あります」だけではなく、
「ユニットリーダーとしてスタッフをまとめていました」
「新人教育を担当していました」
「ユニット会議の運営を行っていました」
など、具体的な経験を伝えられるからです。
メリット2.管理職への道が見えてくる
介護職のキャリアアップにはさまざまな道があります。
例えば、
一般介護職
↓
ユニットリーダー
↓
主任・フロアリーダー
↓
副施設長
↓
施設長
というキャリアを設けている施設もあります。
もちろん、すべての施設がこのルートとは限りません。
しかし、ユニットリーダーとして現場をまとめる経験は、その後の管理職を目指す際にも役立ちます。
「いつか施設長になりたい」
「介護現場だけでなくマネジメントもやってみたい」
という人にとって、ユニットリーダーは一つのステップになります。
メリット3.介護の視野が広がる
一般の介護職として働いていると、自分の担当業務に集中しがちです。
しかし、ユニットリーダーになると、「このユニットをもっと良くするには?」という視点を持つようになります。
すると、今まで気づかなかった問題が見えるようになります。
例えば、
「この業務はもっと効率化できるのでは?」
「このケア方法は利用者さんに合っているのか?」
「スタッフ間で情報共有が足りていないのでは?」
などです。
こうした視点は、介護職としての成長につながります。
メリット4.スタッフを育てる経験ができる
自分が介護技術を身につけるだけでなく、人を育てる経験ができるのも大きなメリットです。
新人だったスタッフが、
「一人で夜勤に入れるようになった」
「利用者さんとのコミュニケーションが上手くなった」
「介助技術が身についた」
という姿を見ると、リーダーとして大きなやりがいを感じるでしょう。
メリット5.転職時の選択肢が広がる
ユニットリーダー経験は、転職時にも活かせます。
例えば、
- 特別養護老人ホーム
- 介護老人保健施設
- 有料老人ホーム
- グループホーム
- サービス付き高齢者向け住宅
など、さまざまな施設でリーダー経験を活かせる可能性があります。
もちろん、施設によって求める経験は異なります。
ただ、「一般介護職としての経験」に加えて「チームをまとめた経験」があることで、応募できる求人の幅が広がる可能性があります。
➔【リニューケアに相談する】
ユニットリーダーは大変?きついと言われる理由
一方で、ユニットリーダーには大変な部分もあります。
ここを知らずに「キャリアアップだから」と安易に引き受けるのはおすすめできません。
大変1.責任が増える
最も大きいのは責任です。
一般職員であれば、「自分が担当する業務」を中心に考えればよい場合があります。
しかしユニットリーダーになると、「ユニット全体で問題が起きていないか」を見る必要があります。
そのため、精神的な負担が増えることがあります。
大変2.スタッフ間の板挟みになる
ユニットリーダーは、スタッフから相談される一方で、施設側からもさまざまな要求を受けます。
スタッフからは、
「人が足りない」
「この業務は大変」
「このやり方は無理がある」
と言われる。
一方で、施設側からは、
「業務改善をしてほしい」
「人件費を抑えたい」
「事故を減らしてほしい」
と言われる。
その間に立つことになります。
この「板挟み」が、ユニットリーダーの大きな悩みになることがあります。
大変3.自分の仕事だけをしていればいいわけではない
リーダーになると、「自分の仕事が終われば帰る」という考え方が難しくなることがあります。
スタッフが困っていればフォローする。
利用者さんに問題があれば対応する。
急な欠勤があれば勤務体制を考える。
会議があれば資料を準備する。
など、仕事の範囲が広がります。
大変4.人間関係の調整が難しい
介護現場では、スタッフ同士の考え方が違うこともあります。
例えば、「もっと利用者さんの希望を優先したい」というスタッフもいれば、「業務効率を優先したほうがいい」というスタッフもいます。
どちらが完全に間違っているとも限りません。
ユニットリーダーは、こうした意見を調整する必要があります。
大変5.リーダーになった途端に「完璧」を求められる
これも注意したいポイントです。
ユニットリーダーになったからといって、すべてのことを知っている必要はありません。
むしろ、
「分からないことは相談する」
「自分だけで抱え込まない」
ことが大切です。
優秀なリーダーほど、すべてを自分で解決しようとはしません。
看護師、ケアマネジャー、管理者など、必要な人に相談しながら問題を解決します。
ユニットリーダーに向いている人
では、どのような人がユニットリーダーに向いているのでしょうか。
1.人の話を聞ける人
リーダーだからといって、自分の意見を押し通す必要はありません。
むしろ重要なのは、スタッフの意見を聞くことです。
「どう思う?」「困っていることはない?」と聞ける人は、スタッフから信頼されやすくなります。
2.責任感がある人
利用者さんの生活やスタッフの仕事に責任を持って取り組める人は、ユニットリーダーに向いています。
ただし、「責任感が強い=全部自分で抱える」ではありません。
困ったときに相談することも責任感の一つです。
3.コミュニケーションが得意な人
ユニットリーダーは、さまざまな人と関わります。
利用者さん。
ご家族。
介護職。
看護師。
ケアマネジャー。
管理者。
それぞれに合わせてコミュニケーションを取る必要があります。
4.周囲を見ることができる人
「自分の仕事だけを見る」のではなく、
「周りが困っていないか」
「利用者さんの状態は変わっていないか」
「スタッフの配置は大丈夫か」
など、周囲を見ることができる人は向いています。
5.問題を放置しない人
介護現場では、小さな問題が大きな事故につながることがあります。
「まあいいか」
で終わらせるのではなく、
「なぜ起きたのか?」
「どうすれば防げるのか?」
と考えられる人は、リーダーとして成長しやすいでしょう。
まとめ
ユニットリーダーは、単に現場をまとめるだけの役職ではありません。
利用者さん一人ひとりの生活を考え、より良いケアを実現する。
スタッフを育てる。
シフトや人員を調整する。
他職種と連携する。
ご家族との関係を築く。
ユニット内の問題を見つけて改善する。
そして、スタッフが働きやすい環境を作る。
さまざまな仕事を担う、非常に重要なポジションです。
その分、責任も増えます。
「スタッフの板挟みになってしまう」
「仕事量が増えた」
「責任ばかり増えて給与が変わらない」
など、大変なこともあります。
しかし、ユニットリーダーとして経験を積むことで、介護技術だけではなく、教育・マネジメント・ケアマネジメント・チーム運営といった幅広い能力を身につけることができます。
そして、それは今後の転職やキャリアアップでも大きな武器になります。
もし現在、
「ユニットリーダーを任されているけれど、今の職場では評価されていない」
「もっと給与を上げたい」
「リーダー経験を活かしてキャリアアップしたい」
「今より働きやすい施設に転職したい」
と考えているなら、一度、今の職場以外の求人を見てみてください。
転職は、「今の職場を辞める」と決めてから始める必要はありません。
まず求人を見て、自分の経験ならどんな条件の職場で働けるのかを知る。
それだけでも、これからの選択肢は大きく変わります。
➔【リニューケアに相談する】
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