2026/07/01
【新卒で介護職はやめとけ?】後悔する人・成功する人の違いとは|就職前に知るべき現実を徹底解説
「新卒で介護職に就職しようと思っています。」
そう家族や友人に話したとき、
「介護はやめとけ」
「せっかく新卒カードがあるのにもったいない」
「もっと給料のいい会社に行けば?」
このような言葉をかけられた経験はありませんか?
インターネットで「新卒 介護」と検索すると、「やめとけ」「後悔」「ブラック」「きつい」といったネガティブなキーワードが並んでいるため、不安になってしまう人も多いでしょう。
しかし、結論から言えば新卒で介護職に就くこと自体が悪い選択というわけではありません。
実際に介護業界では、新卒から経験を積み、20代でリーダーや管理職として活躍している人も数多くいます。
一方で、職場選びを間違えてしまい、数か月で退職してしまう人がいるのも事実です。
つまり、「介護だからやめとけ」ではなく、どのような施設を選ぶかが将来を大きく左右すると言えるでしょう。
この記事では、
- なぜ「新卒で介護はやめとけ」と言われるのか
- 実際に働いて分かる現実
- 新卒だからこそ得られるメリット
- 後悔しない職場選びのポイント
- 将来のキャリアアップ方法
まで詳しく解説します。
この記事を最後まで読めば、「自分は介護職に向いているのか」「就職するならどんな施設を選べばいいのか」が分かるようになります。
「新卒で介護はやめとけ」と言われる4つの理由
介護業界が敬遠される理由は、決してイメージだけではありません。
実際に働いている人が感じている課題もあります。
まずは、多くの人が「やめとけ」と言う理由を見ていきましょう。
ビジネススキルが身につきにくい
新卒で一般企業へ就職すると、
- ビジネスマナー
- 名刺交換
- PowerPointでの資料作成
- Excelによるデータ管理
- 社外とのメール対応
- プレゼンテーション
など、多くのビジネススキルを学びます。
一方、介護職は利用者様へのケアが中心となるため、このようなスキルを習得する機会はそれほど多くありません。
もちろん記録入力やパソコン業務はありますが、営業職や事務職ほど高度なPCスキルを求められることは少ないでしょう。
そのため、数年後に「やっぱり一般企業へ転職したい」と思った場合には、未経験扱いになるケースもあります。
これは介護職のデメリットの一つと言えるでしょう。
ただし近年では、
- ICT介護
- タブレット記録
- 電子カルテ
- DX化
が急速に進んでおり、以前ほどパソコンに触れない仕事ではなくなっています。
大卒のメリットを感じにくい
大学まで進学すると、「大卒だから給料が高い」というイメージを持っている人も多いでしょう。
しかし介護業界では、
- 大卒
- 専門卒
- 高卒
で仕事内容が大きく変わることはほとんどありません。
スタートラインはほぼ同じです。
もちろん基本給に多少の違いがある施設もありますが、大企業ほど学歴による差はありません。
そのため、「大学まで出たのにもったいない」と言われることがあります。
しかし逆に考えれば、介護業界は学歴ではなく実力が評価される世界でもあります。
利用者様にとって重要なのは、どこの大学を卒業したかではなく、「安心して介護を任せられる人かどうか」です。
努力次第では、高卒・専門卒・大卒に関係なくキャリアアップできる環境があります。
夜勤やシフト勤務が大変
介護施設の多くは24時間365日運営しています。
そのため、
- 早番
- 日勤
- 遅番
- 夜勤
といったシフト勤務になります。
新卒の友人が「土日に旅行へ行こう!」と誘ってくれても、「その日は夜勤明けだから難しい…」ということも珍しくありません。
また夜勤が続くと、
- 睡眠リズムが崩れる
- 疲れが取れにくい
- 体調管理が難しい
と感じる人もいます。
特に慣れるまでは生活リズムが安定せず、精神的な負担になることもあります。
ただし、すべての施設で夜勤があるわけではありません。
例えば、
- デイサービス
- デイケア
- 訪問入浴
- 一部の訪問介護
などは夜勤がありません。
将来的に夜勤が合わないと感じた場合でも、働き方を変えられる点は介護業界の魅力です。
身体的・精神的な負担が大きい
介護職は人を支える仕事だからこそ、決して楽な仕事ではありません。
例えば、
- 入浴介助
- 排泄介助
- 移乗介助
- 食事介助
など、身体を使う場面が数多くあります。
特に腰痛は介護職の代表的な悩みです。
また身体だけではなく、
- 認知症の利用者様への対応
- ご家族とのコミュニケーション
- スタッフ同士の人間関係
など、精神的な負担もあります。
利用者様から感謝される日もあれば、思うようにいかず落ち込む日もあるでしょう。
だからこそ、「人と関わることが好き」「誰かの役に立ちたい」という気持ちが、この仕事を長く続ける大きな支えになります。
「やめとけ」と言われても新卒で介護職を選ぶメリットとは?
ここまで読むと、「やっぱり介護職は大変そう…」と感じた人もいるかもしれません。
しかし、介護業界には他の業界にはない大きな魅力があります。
実際に、「新卒で介護職を選んでよかった」と話す人も少なくありません。
ここからは、新卒だからこそ得られるメリットについて詳しく見ていきましょう。
20代でリーダーや管理職を目指せる
一般企業では、主任や課長になるまで10年以上かかることも珍しくありません。
一方で介護業界は慢性的な人材不足という背景もあり、意欲や実力があれば20代でリーダーや主任に抜擢されるケースがあります。
施設によっては、30歳前後で施設長や管理者として活躍している人もいます。
若いうちから責任あるポジションを任されることで、マネジメント力やリーダーシップを身につけられるのは介護業界ならではの魅力です。
一生役立つ国家資格を取得できる
介護業界には、経験を積みながら国家資格を取得できるという大きな魅力があります。
代表的なのが「介護福祉士」です。
介護福祉士は介護職唯一の国家資格であり、多くの施設で資格手当の対象となっています。
実務経験を積むことで受験資格を得られるため、新卒から介護職として働けば、比較的早い段階で国家資格の取得を目指せます。
さらに、介護福祉士を取得した後は、
- ケアマネジャー(介護支援専門員)
- サービス提供責任者
- 生活相談員
- 管理者
- 施設長
など、さまざまなキャリアへ進むことも可能です。
介護業界は「現場で働き続けるしかない」と思われがちですが、実際には資格を取得することで活躍の場はどんどん広がっていきます。
また、資格は全国どこでも通用するため、結婚や引っ越しなどライフスタイルが変わっても仕事を見つけやすい点も魅力です。
転職しやすく、仕事がなくなりにくい
現在、日本では高齢化が進み、介護職員の不足が社会問題となっています。
そのため、多くの施設が人材を募集しており、介護業界は慢性的な売り手市場です。
つまり、一つの職場が合わなかったとしても、次の職場を探しやすい環境があります。
一般企業では求人倍率が低く、転職活動が長引くこともありますが、介護業界では経験者はもちろん、若手の人材も歓迎されるケースが多くあります。
さらに、高齢者がいる限り介護サービスの需要が急激になくなることは考えにくいため、景気の影響を受けにくい仕事とも言えるでしょう。
「将来も安定して働きたい」と考えている人にとっては、大きな安心材料になります。
「ありがとう」を直接もらえる仕事
介護職の最大の魅力は、人から感謝される機会が非常に多いことです。
例えば、
- 「今日も来てくれてありがとう」
- 「あなたが担当でよかった」
- 「家族のように接してくれてありがとう」
利用者様やご家族からこのような言葉をいただけることがあります。
営業職のように数字だけを追いかける仕事ではなく、自分の仕事が誰かの生活を支えていることを実感できる仕事です。
もちろん、大変な日もあります。
思うようにいかず落ち込むこともあるでしょう。
それでも、「ありがとう」の一言で頑張れるという介護職員は少なくありません。
お金だけでは得られないやりがいを感じられることが、この仕事ならではの魅力です。
新卒で介護職に向いている人の特徴
介護職は誰にでも向いている仕事ではありません。
しかし、以下のような特徴がある人は、介護業界で長く活躍できる可能性があります。
人と話すことが好き
介護は利用者様とのコミュニケーションが欠かせません。
何気ない会話から体調の変化に気付いたり、不安を和らげたりすることもあります。
人と接することが好きな人は、利用者様との信頼関係を築きやすく、仕事にもやりがいを感じやすいでしょう。
人の役に立つ仕事がしたい
介護職は、人の生活を支える仕事です。
食事や入浴、排泄など、一人では難しいことをサポートすることで、その人らしい生活を守っています。
「誰かの役に立ちたい」という気持ちが強い人ほど、この仕事の魅力を感じられるでしょう。
学び続けることが苦にならない
介護業界は制度改正や新しい介護技術など、常に学び続ける必要があります。
認知症ケアや感染症対策など、知識をアップデートすることも重要です。
資格取得を目指す人も多いため、勉強することに抵抗がない人ほど成長しやすい環境です。
チームで仕事をすることが好き
介護は一人で行う仕事ではありません。
介護職だけでなく、
- 看護師
- ケアマネジャー
- 理学療法士
- 作業療法士
- 医師
- 管理栄養士
など、多職種と協力して利用者様を支えています。
チームワークを大切にできる人ほど、働きやすい仕事と言えるでしょう。
新卒で介護職に向いていない人の特徴
反対に、次のような考え方を持っている人は、ミスマッチになる可能性があります。
とにかく給料を最優先したい
介護職の給与は改善されてきていますが、IT業界や大手メーカー、商社などと比較すると、まだ差があるのが現状です。
もちろん夜勤手当や資格手当などを含めれば年収アップは可能ですが、「20代で年収700万円を目指したい」という人には向いていないかもしれません。
給与だけを重視するのであれば、他業界も比較したうえで進路を決めることをおすすめします。
土日祝日は必ず休みたい
介護施設は土日や祝日も営業しています。
そのため、完全土日休みを希望する人には不向きです。
ただし、
- デイサービス
- 行政機関
- 地域包括支援センター
など、一部には土日休みの求人もあります。
希望条件がある場合は、就職前によく確認しましょう。
人と接することが苦手
介護は対人援助職です。
利用者様だけでなく、ご家族や職員とのコミュニケーションも欠かせません。
一人で黙々と作業する仕事を希望している人には、ストレスを感じる場面が多くなるでしょう。
身体を動かす仕事が苦手
介護職はデスクワークではありません。
施設内を歩き回ることも多く、移乗介助や入浴介助など体力を使う場面があります。
最近はリフトや福祉用具の導入が進んでいますが、ある程度の体力は必要になります。
新卒で介護職を選ぶなら「施設選び」が最も重要
介護職で後悔する人の多くは、「介護が嫌になった」のではなく、「職場が合わなかった」というケースです。
つまり、介護職として働くかどうか以上に、「どの施設で働くか」が非常に重要になります。
同じ介護職でも、職場によって働きやすさや待遇は大きく異なります。
例えば、
- 人間関係が良い施設
- 教育体制が整っている施設
- 残業が少ない施設
- 有給休暇を取得しやすい施設
- キャリアアップ制度が充実している施設
もあれば、その反対の施設もあります。
そのため、「介護職だから大変」と決めつけるのではなく、職場選びに時間をかけることが重要です。
特に新卒の場合は、教育制度が整った法人を選ぶことで、安心して仕事を覚えられる環境に出会える可能性が高まります。
後悔しない介護施設の選び方|就職前に必ず確認したいポイント
介護職で長く活躍するためには、「介護職を選ぶこと」よりも「どの施設を選ぶか」が重要です。
実際に、「介護職は楽しいけれど、最初の職場が合わずに転職した」という人は少なくありません。
ここでは、新卒で就職する前に必ずチェックしておきたいポイントを紹介します。
1. 教育・研修制度が整っているか
新卒は介護経験がない状態で入職するため、教育体制は非常に重要です。
以下のような制度がある施設は、安心してスタートしやすいでしょう。
- 新人研修がある
- プリセプター制度(先輩職員がマンツーマンで指導)がある
- 定期的な面談がある
- 資格取得支援制度がある
- 外部研修へ参加できる
反対に、「現場で覚えて」と言われるような施設では、不安やストレスが大きくなりやすく、早期離職につながる可能性があります。
ホームページや求人票だけでなく、面接時にも研修内容を確認しておくと安心です。
2. 運営法人の規模を確認する
介護施設は、運営する法人によって待遇や働きやすさが大きく異なります。
一般的には、複数の施設を運営している社会福祉法人や医療法人、大手企業グループなどは教育体制や福利厚生が整っているケースが多くあります。
もちろん、小規模法人でも働きやすい職場はありますが、研修制度やキャリアアップ制度については事前に確認しておくことをおすすめします。
「大きな法人だから安心」「小さい法人だからブラック」と決めつけるのではなく、自分の目で見て判断することが大切です。
3. 見学時の職員の雰囲気を見る
施設見学は、求人票では分からない情報を知る絶好の機会です。
例えば、以下のようなポイントを確認してみましょう。
良い施設の特徴
- 職員同士が笑顔で挨拶している
- 利用者様へ丁寧に接している
- 施設内が整理整頓されている
- 職員が忙しくても落ち着いている
- 新人職員が安心して働いている様子がある
注意したい施設の特徴
- 挨拶をしても返ってこない
- 職員が常にピリピリしている
- 利用者様への声掛けが少ない
- 廊下や居室が散らかっている
- 職員の表情に余裕がない
職場の雰囲気は、働きやすさに直結します。
「なんとなく違和感がある」と感じたら、その感覚を大切にしましょう。
4. 離職率を確認する
離職率が高い施設は、何らかの課題を抱えている可能性があります。
もちろん、すべてのケースに当てはまるわけではありませんが、以下のような質問を面接で聞いてみるのもおすすめです。
- 新卒職員の定着率はどのくらいですか?
- 平均勤続年数を教えてください。
- 新卒職員は毎年採用していますか?
これらの質問に対して、丁寧に説明してくれる施設は信頼できる可能性が高いでしょう。
5. キャリアアップ制度があるか
介護職は、働き始めて終わりではありません。
数年後のキャリアを見据えて就職先を選ぶことも重要です。
例えば、
- 介護福祉士取得支援
- 実務者研修の費用補助
- ケアマネジャーへのキャリア支援
- リーダー研修
- 管理職研修
などが充実している施設なら、長く働きながら成長できます。
「将来どうなりたいか」を考えたうえで施設を選ぶことが、後悔しないポイントです。
「新卒だから介護はもったいない」は本当?
「大学まで出たのに介護なの?」
「新卒カードを使うのはもったいない。」
こうした意見を耳にすると、不安になる人もいるでしょう。
しかし、この考え方は一面的なものです。
確かに、新卒で一般企業へ就職すれば、営業や企画、マーケティングなどの経験を積むことができます。
一方で介護業界では、人と関わる力やマネジメント能力、問題解決力など、他の業界でも活かせるスキルを身につけられます。
また、介護業界は人手不足だからこそ若手が活躍しやすく、20代でリーダーや管理職を任されるケースも珍しくありません。
「新卒カードをどこで使うか」ではなく、「自分がどんな人生を送りたいか」を基準に考えることが大切です。
周囲の意見に流されるのではなく、自分が納得できる選択をしましょう。
もし就職後に「合わない」と感じたら?
どれだけ慎重に就職先を選んでも、「思っていた職場と違った」と感じることはあります。
そのような場合、「新卒だから3年は我慢しなければならない」と考える必要はありません。
もちろん、すぐに辞めることをおすすめしているわけではありません。
まずは上司や先輩に相談し、異動などで改善できないか確認してみましょう。
それでも、
- パワーハラスメントがある
- 教育を受けられない
- 長時間労働が続いている
- 心身の健康に影響が出ている
といった状況であれば、無理を続ける必要はありません。
介護業界は求人が豊富なため、自分に合った施設へ転職するという選択肢もあります。
「介護職が向いていない」のではなく、「その職場が合わなかった」だけというケースは少なくありません。
自分に合った介護施設を探すなら転職サイトを活用しよう
介護施設は全国に数多くあり、求人票だけで違いを見極めるのは簡単ではありません。
給与や休日だけで判断してしまうと、入職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性があります。
そんなときに役立つのが、介護業界専門の転職サイトです。
求人紹介だけでなく、
- 職場の雰囲気
- 人間関係
- 教育体制
- 残業の実態
- 有給取得率
- 離職率
など、求人票には載っていない情報を教えてもらえることがあります。
就職活動を一人で進めるよりも、第三者の視点からアドバイスを受けることで、自分に合った職場を見つけやすくなるでしょう。
➔【リニューケアに相談する】
まとめ|「新卒だから介護はやめとけ」ではなく、自分に合った職場選びが大切
「新卒で介護職はやめとけ」と言われる理由には、
- 夜勤やシフト勤務の負担
- 身体的・精神的な大変さ
- 他業界より給与が低いケースがある
- 他職種への転職で未経験扱いになりやすい
といった現実があります。
しかし、その一方で、
- 国家資格を取得して長く働ける
- 景気に左右されにくく安定している
- 若いうちからキャリアアップを目指せる
- 人から感謝されるやりがいがある
という大きな魅力もあります。
大切なのは、「介護職だから良い・悪い」と判断することではありません。
自分に合った職場を選び、安心して成長できる環境で働くことが何より重要です。
もし「どの施設が自分に合うのか分からない」「求人票だけでは違いが分からない」と悩んでいるなら、介護業界専門の転職サイトを活用することをおすすめします。
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