2025/10/16
介護職から“就労支援員”へ転職する人が増加中!仕事内容・年収・向いている人とは?
「介護の仕事を続けたいけれど、身体的な負担を減らしたい」
「もっと“寄り添う支援”がしたい」
そう感じている方に、いま注目されているのが就労支援員という仕事です。
就労支援員とは、障害や発達特性、ひきこもりなど、働くことに不安を感じる方々の「就職」をサポートする専門職。
介護職で培った「共感力」や「コミュニケーション力」が活かせる、やりがいある職種です。
この記事では、
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就労支援員の仕事内容
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必要なスキル・資格
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生活支援員との違い
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介護職からの転職成功ポイント
を、わかりやすく徹底解説します。
1. 就労支援員とは?
“働きたい”を形にするサポーター
就労支援員の主な役割は、「働きたいけれど不安がある人」を支えることです。
対象となるのは、障害者手帳を持つ方、発達障害・精神障害・知的障害のある方、または長期間ひきこもり状態にある方など。
「働きたい気持ちはあるけれど、どう動けばいいかわからない」
そんな方に対して、就労支援員は一人ひとりに寄り添いながら、就職活動から職場定着までをトータルに支えます。
具体的な仕事内容
就労支援員の仕事は大きく分けて4つのフェーズがあります。
① 就職活動のサポート
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履歴書・職務経歴書の添削
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面接練習や模擬面接
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求人情報の紹介・企業見学の調整
など、一般的な就職支援に加えて、利用者の得意・不得意を考慮したアドバイスを行います。
② スキル・技術の訓練
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パソコン操作やビジネスマナー
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作業訓練(軽作業、清掃、園芸など)
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社会生活に必要なリズム作り
「働くための準備期間」を整えることも大切な仕事です。
③ 職場実習・同行支援
就職を希望する職場への見学・実習の同行、企業との調整も担当。
現場での様子を見ながら、「この職場なら長く働けそうか」を一緒に考えます。
④ 職場定着支援
就職して終わりではありません。
「人間関係がうまくいかない」「通勤がつらい」といった悩みに寄り添い、必要に応じて職場と連携しながら定着をサポートします。
2. 生活支援員との違い
「日常の支援」か「就労の支援」か
就労支援員と混同されやすいのが生活支援員です。
どちらも福祉分野の専門職ですが、支援の目的と内容が異なります。
| 比較項目 | 生活支援員 | 就労支援員 |
|---|---|---|
| 支援対象 | 日常生活の支援が必要な方 | 就労を目指す方 |
| 主な業務 | 食事・入浴・排泄介助、健康管理、相談支援など | 職業訓練、職場探し、就職・定着支援など |
| 支援目的 | 生活の自立・健康維持 | 経済的自立・社会参加 |
| 主な勤務先 | 生活介護事業所・障害者施設など | 就労移行支援・就労継続支援事業所など |
介護職経験者の場合、「生活支援員」も「就労支援員」も働きやすい環境です。
しかし、“利用者の人生の転機を支えたい”という想いが強い方には、就労支援員がぴったりです。
3. 就労支援員に求められるスキルと適性
専門知識
就労支援では、福祉制度や労働法、障害者雇用制度などの知識が不可欠。
利用者に合った支援計画を立てるために、常に最新情報を学ぶ姿勢が求められます。
コミュニケーション能力
相手のペースに合わせ、丁寧に話を聞く力。
信頼関係を築ける人ほど、利用者の成長を間近で感じられます。
共感力と柔軟性
時には就職が思うように進まず、落ち込む利用者もいます。
そんなとき、否定せず「一緒に考えよう」と寄り添う姿勢が重要です。
実務スキル
PCスキルや書類作成、面接指導など、実践的なスキルも求められます。
自己研鑽
「支援員も成長し続ける」という意識が大切。
研修や資格取得を通してスキルアップする人が多い職場です。
4. 資格・経験は必要?
就労支援員になるための必須国家資格はありません。
しかし、以下の資格を持っていると採用で有利になります。
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社会福祉士
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精神保健福祉士
-
介護福祉士
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キャリアコンサルタント
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職業指導員・サービス管理責任者 など
特に、介護現場での経験は大きな強み。
利用者の生活リズムや支援のコツを理解していることで、すぐに実践的な支援ができると評価されます。
5. 就労支援員の職場・働き方
主な勤務先
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就労移行支援事業所
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就労継続支援A型・B型事業所
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ハローワーク連携施設
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福祉事業団体・NPO法人など
勤務形態
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正社員
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契約社員
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パート・非常勤(週3~OKの場合も)
利用者の支援時間に合わせた勤務が多く、夜勤はほぼありません。
「介護の夜勤がつらい」「家族との時間を増やしたい」という方にも人気の職種です。
就労支援員のやりがいと大変さ
やりがい
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利用者が「初めての給料をもらえた」と喜ぶ姿に立ち会える
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人生の転機に深く関われる
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長期的な関係を築ける
大変なこと
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利用者によってペースが違うため、焦らず見守る忍耐が必要
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企業との調整や書類業務が多い
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成果がすぐに出ないこともある
それでも、多くの支援員が「やってよかった」と感じるのは、人の成長に立ち会える瞬間があるからです。
介護職から就労支援員への転職が増えている理由
近年、介護経験者が就労支援の分野に移るケースが増えています。
理由は次の3つです。
-
身体的負担が少ない
→ 夜勤・入浴介助がなく、日勤中心の働き方が可能。 -
「寄り添う支援」を続けられる
→ ケアの延長線上で、人生の再スタートを支えるやりがい。 -
介護スキルが活かせる
→ 利用者理解・観察力・信頼構築のスキルは共通しています。
8. 就労支援員の年収・待遇の目安
平均年収は約300〜400万円前後。
経験や資格によっては、450万円以上も目指せます。
給与アップのポイント
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サービス管理責任者などの資格取得
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就労移行支援の経験を積む
-
公共・大規模法人への転職
特に「リニューケア」では、資格を活かして収入アップを目指せる求人も扱っています。
9. 就労支援員に向いている人・向かない人
| 向いている人 | 向かない人 |
|---|---|
| 人の話をじっくり聞ける | 成果をすぐに求める |
| チームで支援したい | 一人で完結したい |
| 変化を楽しめる | ルーティンが好き |
| 人の成長を喜べる | 人付き合いが苦手 |
10. 就労支援員として働くまでのステップ
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自分の強みを整理する
介護現場で培った経験を“支援スキル”として言語化。 -
資格・経験を確認する
介護福祉士や相談支援の経験があれば強み。 -
就労支援系の求人を探す
福祉法人・NPO・自治体委託事業など、幅広い求人があります。 -
専門エージェントに相談する
福祉業界に特化した求人サイト「リニューケア」なら、
あなたの経験や希望に合った就労支援の求人を無料で紹介可能です。
11. リニューケアで叶える、あなたの新しいキャリア
介護職で積み上げてきた経験は、確実に就労支援の現場で活きます。
「誰かの生活を支える」から、「誰かの人生を変える」支援へ。
もし今、「介護の仕事を続けたいけれど、もう少し違う形で人を支えたい」と思っているなら。
就労支援員への転職が、あなたの新しいキャリアの第一歩かもしれません。
リニューケアでは、
-
就労支援員・生活支援員の求人多数
-
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-
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あなたに合った“やさしい働き方”を見つけましょう。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 職種 | 就労支援員 |
| 主な仕事内容 | 就職活動支援、訓練、職場定着支援 |
| 必要スキル | 共感力・柔軟性・制度理解 |
| 向いている人 | 人の成長を支えたい人 |
| 資格 | 社会福祉士、介護福祉士などが有利 |
| 年収 | 約300〜400万円(経験で上昇) |
| キャリアの魅力 | 利用者の人生に寄り添えるやりがい |
最後に
「介護の経験を活かして、違う形で人を支えたい」
その想いを叶える道が、就労支援員です。
一人の人生を変える力を持つこの仕事で、あなた自身の働き方も変えてみませんか?
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