2025/10/10
転職エージェントは最初だけ親身?介護職が“見捨てられない”ための使い方を徹底解説
「最初はすごく親身に話を聞いてくれたのに、途中から連絡が減った…」
「希望と違う求人ばかり紹介される…」
「返信しても音沙汰なしになった…」
介護職の転職相談で、こうした不満を抱いたことがある方は少なくありません。
実は、転職エージェントの“最初だけ親身”な対応には明確な理由と仕組みがあります。
この記事では、転職エージェントの裏側をわかりやすく解説しながら、見捨てられないための使い方・考え方を紹介します。
「また途中で放置されたくない」
「信頼できるエージェントと転職を成功させたい」
そんな介護職の方にこそ、最後まで読んでほしい内容です。
なぜ転職エージェントは「最初だけ親身」なのか?5つの理由
まずは、なぜ転職エージェントが最初だけ親身な対応を見せるのか、5つの理由を整理してみましょう。
理由①:成果報酬型だから、早く決まりそうな人を優先する
転職エージェントは、あなたが内定・入社して初めて報酬を得られる「成果報酬型」ビジネスです。
そのため、「すぐに決まりそうな人」や「採用確率が高い人」にリソースを集中させがち。
登録直後は転職意欲が高いと判断され、熱心に求人紹介を受けられますが、応募をためらったり、反応が遅くなったりすると、優先順位が一気に下がります。
つまり、「最初だけ手厚い」のではなく、「成果を出せる人に集中している」という構造的な事情があるのです。
理由②:初回面談後に一気に求人を紹介する仕組み
多くの転職エージェントは、初回面談後に一気に求人を提案するスタイルをとっています。
登録初期に10件ほど求人が一気に届き、「こんなに紹介してくれるんだ!」と感じる方も多いはず。
しかし、応募を迷ったり反応が遅いと、「この人は転職意欲が低い」と判断され、フォローが弱まる傾向があります。
結果、連絡が途絶えたように感じてしまうのです。
理由③:担当者1人が多数の求職者を抱えている
キャリアアドバイザー1人が、常時30〜50名の求職者を担当することも珍しくありません。
当然、進捗が早い人・企業との面接が進んでいる人が優先されます。
反対に「応募を保留」「条件を検討中」といった人は、後回しになってしまうことも。
決して悪意ではなく、時間の制約と成果主義の構造によるものなのです。
理由④:担当者による当たり外れ・熱意の差
転職エージェントの対応品質には、「担当者ガチャ」と言われるほどの差があります。
経験豊富で丁寧な担当者もいれば、業務量に追われる新人担当もいます。
特に介護業界では求人数が多く、担当が入れ替わるケースも多いため、引き継ぎ不足でサポートが急に雑になることも。
「なんか担当が変わってから雑になったな」と感じたら、担当変更を申し出るのも立派な選択肢です。
理由⑤:希望条件があいまいだと、対応が消極的になる
「夜勤はできれば避けたいけど、完全日勤じゃなくてもいい」
「給料は今より上がればいいけど、こだわりはない」
こうした“ふわっとした条件”だと、エージェントは動きにくくなります。
希望が明確でないと求人提案の方向性が決められず、結果としてフォローが薄くなるのです。
「紹介できる求人がありません」と言われる理由
冷たい対応の裏には、単純に「紹介できる求人がない」という事情もあります。
その原因は、以下の4つに大別できます。
-
経歴的に難しい
-
自分のキャリアに合わないエージェントを利用している
-
理想が高すぎる
-
エージェントが介護職の求人を十分に持っていない
経歴的に難しいケース
以下のような経歴を持つ場合、紹介可能な企業が限られる傾向があります。
-
正社員経験がない
-
短期間での転職を繰り返している
-
ブランクが1年以上ある
こうした場合は、未経験OKやブランク可に強い介護専門エージェントを選ぶのがコツです。 (リニューケアでは、ブランク・未経験OKの求人も豊富に掲載中です)
自分に合わないエージェントを使っている
転職エージェントにも「得意分野」があります。
介護職に強いのは、一般の総合型ではなく介護特化型エージェントです。
例えば、
-
総合型:リクルートエージェント、doda(介護求人は一部)
-
介護特化型:リニューケア、かいご畑、きらケア
自分のキャリアに合ったエージェントを選ぶだけで、紹介件数や対応が大きく変わります。
理想が高すぎる場合も要注意
「残業なし・夜勤なし・月給30万円以上・家から20分以内」
これでは紹介できる求人が限られてしまいます。
条件を少し緩めて「夜勤は月2回までOK」「通勤45分以内」など、優先順位を明確にすることが大切です。
エージェントの求人保有数が少ない
大手でも、地域や施設ジャンルによっては求人が少ないこともあります。
特に地方や小規模施設の求人は、地域密着型のエージェントが強い傾向があります。
複数のエージェントを併用し、「求人の被り」よりも「選択肢の広がり」を意識しましょう。
「転職意欲が低い」と判断されて見捨てられるパターン
エージェントはあなたの転職意欲を常に見ています。
以下のような行動は、「やる気がない」と誤解されやすいです。
-
登録時の情報が適当
-
希望時期が半年以上先
-
連絡が途絶える
こうした行動が続くと、サポートが後回しになり、最悪「放置状態」になることも。
では、どうすれば“やる気がある人”と見てもらえるのでしょうか?
「最初だけ親身」を防ぐ6つのコツ
ここからは、転職エージェントに“見捨てられない”ための6つのコツを紹介します。
すべて実践すれば、サポートの質が大きく変わります。
①登録時の入力は丁寧に。熱意が伝わるプロフィールを作る
最初の登録で印象が決まります。
経歴や資格、希望条件はできるだけ具体的に書きましょう。
例:
×「特に希望はありません」
○「夜勤は月2回程度まで可・早番多め希望・利用者と関われる職場が理想」
入力が丁寧な人ほど、「本気度が高い」と判断され、優秀な担当者が付きやすくなります。
②転職希望時期は「できるだけ早く」
エージェントには“数字のノルマ”があります。
「すぐ転職したい」と伝えた方が、優先度が上がるのは当然です。
「1ヶ月以内に転職を決めたい」など、明確な時期を示しましょう。
③2週間に1回は連絡をとる
放置されないためには、“存在を忘れられないこと”が大切。
「最近こんな求人ありますか?」「面接対策お願いできますか?」など、軽い連絡でも問題ありません。
アクティブに動いている印象を与えるだけで、対応スピードが変わります。
④経歴・スキルは正直に
嘘や誇張は、後々自分の首を締めます。
信頼を失うと、企業紹介すらしてもらえなくなります。
たとえブランクや転職回数が多くても、「ブランク期間に資格勉強をしていました」など、前向きな伝え方をすればOKです。
⑤「3年は頑張ります」と伝える
エージェントにとって、すぐ辞める人はリスクです。
なぜなら、早期退職すると企業から紹介料を返金しなければならないからです。
「入社したら3年は頑張りたい」と伝えるだけで、「安心して企業に紹介できる人」として扱ってもらえます。
⑥マナー・礼儀を忘れずに
連絡が遅れたら「返信が遅れてすみません」と一言添える。
面談時間を守る。
感謝を伝える。
こうした小さな気配りが、エージェントの印象を大きく変えます。
担当者も人間。
気持ちよく対応してくれる人ほど、優先的にサポートしたくなるのです。
「もう見捨てられたかも」と感じたら…
もし今、「全然連絡がこない」「サポートが薄くなった」と感じるなら、迷わず他のエージェントを併用しましょう。
複数登録は全く問題ありません。
介護職の転職では、以下のような組み合わせが効果的です。
中でも「リニューケア」は、登録者の半数以上が他エージェントからの乗り換え組。
親身な対応と介護専門の求人力で、サポート満足度が高いのが特徴です。
まとめ|“最初だけ親身”を防ぐには、あなたの姿勢もカギ
転職エージェントのサポートが「最初だけ」になるのは、ビジネス構造や担当者の事情によるところが大きいですが、利用者の意識次第で結果は大きく変わります。
この記事のまとめ
-
転職エージェントは成果報酬型。早く転職できそうな人を優先する
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対応が雑になるのは、意欲が低い・反応が遅いと判断されるから
-
登録内容・希望条件・連絡頻度で印象が大きく変わる
-
見捨てられない人は「丁寧・前向き・こまめ」な人
-
不満を感じたら複数エージェントを併用するのが正解
転職エージェントの“見捨てられる側”から“選ばれる側”へ。
あなたの転職成功は、情報と行動の質で決まります。
親身に寄り添ってくれる介護専門エージェントを探すなら、【リニューケア】の無料登録から始めてみてください。
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